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本章1 ウォータリア編

No124.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 涙の雫18 前回不足有 2/17再度UP

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 敵は……YUTAKAさんとホーリードラゴンに分離してその場に倒れた、
やっと解放されたと言わんばかりに安堵の表情だ。

「時間か」

憑依が解けて先生と分離する。

「これでよかったんでしょうか」

先生
「これ以外方法はなかった」

ヨッジー
「おーい!敵が消えたってことはやったのか」

「ああ、なんとか間に合った」

ウィズ
「YUTAKAさん……」

アクア
「……」

「これで終わったのか?」

ジョニー
「そう願いたいとこだが」

そういって上を見上げるジョニーさん、そして現れたのはアイツだった。

「パフィル!」

パフィル
「あら?まさか倒されるだなんて……」

先生
「お前の仕業か!」

パフィル
「ふふふ?何を言ってるの」

ジョニー
「死者を冒涜するなど!そんなやり方今まで無かっただろうが!」

今までみたことないジョニーさんの恐ろしいほどの威圧がパフィルに放たれる。

パフィル
「死者?あはははは何をいってるの?あなたもわかってるでしょココは遊びの場よ?コマが倒れただけ」

ジョニー
「それ以上の失言は許さん!」

パフィル
「あら怖い、そんなに悲しいなら元に戻してあげるわね」

そういってピンク色に光る球を掲げるとYUTAKAさんとホーリードラゴンが
空中へと浮遊し始めた。

先生
「また、死者を操る気か!」

パフィル
「アンデットって便利よね?」

アクア
「あなたに!アンデットの辛さが……あの苦悩の日々が」

パフィル
「そんなこと知らないわ?」

ジョニー
「ターニャ……後は頼むぞ」

そういうとジョニーさんがYUTAKAさんたちの方へと歩き出す、

ジョニー
「リミット解放!我が使命を果たすは今!スピリット展開!」

ジョニーさんの周りに雷のようなモノが集まり巨大化していく、
それはまるで雷で出来た巨人の像が動いてるかの如く、

ジョニー
「うおおおおお!」

YUTAKAさんとホーリードラゴンを奪い去ると、
まるで二人を包み込むかのように光が包み込んで行く。

パフィル
「一体何が起こってるのよ」

ヨッジー
「お前の相手は俺達だ!ホースピリ」

 馬に跨り跳躍してそのまま突撃をするヨッジーだがパフィルに攻撃がとどく寸でで
なにか青緑の膜が見え、そこに吸い込まれまるでワープしたかのようにパフィルの後方へ擦り抜けてしまう。

パフィル
「ウザイわね、今あなたに構って暇などないの!」

 するとやがて光からドサッという音と共にジョニーさんが地面に落ちた。

「ジョニーさん!」

パフィル
「ああ!もう頭にきたブラックアイス展開!」

 ジョニーさんに近づきたいがパフィルが黒い氷の様なモノを全方位に放ち近づくことができない。

ゲンゾウ
「参ったの~これでは」

パフィル
「貴方達は何も出来ずこのまま氷の餌食よ」

???
「嬢ちゃんあんたの相手は俺だ」


ジョニーさんが放った光が収束していくそしてそこに現れたのは、
黒いスーツに所々に白い龍の刺繍、ドラゴンの鎧のパーツが所々に散りばめられた
YUTAKAさん?

「YUTAKAさん?」

???
「ちょっとチガウな、俺の名前はD:YUTAKAだぞ!」

D:YUTAKA
「おう、好き勝手勝手くれたみたいだな」

パフィル
「コレは……一体どう行こうと?」

D:YUTAKA
「借りは返すぜ」

 そういうとどこから出したかわからないシルバーのバーズカを構えた

D:YUTAKA
「ホーリーノヴァ!」

打出された弾丸は白いオーラを纏いパフィル目がけて高速で放たれた、

パフィル
「私にそんな攻撃など」

パフィルが障壁の様なモノを展開して防いだかのように見えたが
そのまままるで直撃を受けたかのように後方へ吹っ飛ばされた。

パフィル
「なぜ、今の障壁へ防げるはずなのに」

D:YUTAKA
「まだまだ!ホーリーローズ展開!このバラは前とちがって徐々にステータスが向上してくぜ」

パフィル
「生意気な!ブラックアイス!」

D:YUTAKA
「あまいな!ディフェンスアブソール」

パフィルが放った無数の黒い氷が突如現れた龍の尻尾の様なモノで薙ぎ払われ
攻撃はまったく届かない

パフィル
「力が足りないわ」

そういうとまた怪しい玉が輝き出す

D:YUTAKA
「そいつは使わせないぜ!ハイSピードラン」


パフィル
「!」

突如消えたかとおもったその刹那 パフィルの背後に現れ
その玉を蹴り上げた、

D:YUTAKA
「ほらよ!」

そういって俺に球を投げ渡してきた

パフィル
「それはあの方から賜った大事なモノ!返しなさい!」

D:YUTAKA
「おっと、お前の相手は俺だ」

パフィル
「どきなさい!さもないとあなた達も死ぬわよ」

D:YUTUAKA
「ほう?」

すると 突然地面が揺れだしピシピシという音が鳴り始めた

パフィル
「この空間が崩壊するわよ!」

D:YUTAKA
「かといってお前さんに返すわけにはいかないが、全滅はマズイな……っと良いとこに来るな旧友」

すると背後から何かが爆音が響き船が!

アネゴ
「あれは、YUKITOさんの船!」

それは所々ボロボロになっているがまぎれもないYUKITOさんの船だった
そしてYUKITOさんがそこから飛び出して来た

YUKITO
「急に空間に亀裂が入れるようになったかと思えば、やはり生きてたのか」

D:YUTAKA
「ああ、正確には死んでたがな」

パフィル
「あああ!なんなのよもう!……!!」

絶叫をあげたかと思ったら急に硬直するパフィル

パフィル
「…しかし、ええあちらを回収する方が先決と…」

なにか、ぶつくさ独り言を言ったかと思ったら急に地面に向かって急降下し
何かを拾い上げた

アクア
「ジョニーさん!」

パフィル
「今回は退いてあげる…次あったときは覚えてなさい」

そういって上昇していくパフィル

ヨッジー
「ジョニーさんが!まてこの野郎 バトルスカイホース!!」

ヨッジーが空を駆ける馬を召喚して追い掛けてようとした時、
それを制止する手が、それは小さいがものすごい迫力があった。

D:YUTAKA
「ここは俺に任せろ、このままじゃ全滅するぞ?YUKITOさっそくで悪いが頼み事だ…こいつらを頼むぞ」

YUKITO
「また死ぬなよ?」

D:YUTAKA
「YUTAKAは二度死なないぞ」

アクア
「本当に大丈夫なのですか?」

D:YUTAKA
「あたぼうよ、今度は嘘じゃねえ」

YUKITO
「ぼやぼやするな、全員船に乗れ」

ウィズ
「でも」

YUKITO
「あいつに任せときな」

D:YUTAKA
「おう、後で会おう」

そういってYUTAKAさんはパフィルを追って行った、
俺達はYUKITOさんの船に乗り崩壊して行く大地を見ながら地上へと戻った。



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