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本章1 ウォータリア編

籠の鳥48

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ヨッジー
「とりあえずうちらはアイツをなんとかしないとな」

黒い靄の中に蠢く影が見える…ダイマオ大丈夫なのか

イワミー
「ったくあのバカは」

マリー
「私があの靄を吹っ飛ばしてやるわ」

アネゴ
「大丈夫なの?加減とか」

マリー
「だいじょぶ!だいじょぶ!待ってなさいね」

そう言ってどこからかポールアックスを召喚して構えると

マリー
「いっくよーーー!ピンクハリケーン!」

ピンク色のなんともファンシーな風が靄目がけて吹き荒れる、
靄はまるでこびり付いているかのように中々とれず不発に見えたが
所々にヒビが入っており、そこから怪しい紫の光がこぼれ始めた。

マリー
「む~~もう一回!」

イワミー
「いえ、その必要は無さそうよ」

マリー
「ん?」

そういうとイワミーさんが靄を指さした、
ピシ
ピシ
靄から亀裂音がし始めて光がドンドン大きくなる

ヨッジー
「臨戦態勢を取った方がいいかな?」

パリン!

ガラスが割れたような音がしたかと思うと靄がバラバラに砕けて崩れ去っていく
そしてそこには顔にはヤギのような漆黒の兜、体はフルプレートのゴリラのような黒い鎧、背中には黒い羽がついている。
それはまるで昔たたかった魔獣化した王を思わせるかのような出で立ちをしていた。

マリー
「かっこいいわね」

あゆな
「お兄ちゃん…」

アネゴ
「禍々しいは」

ターニャ
「あの気配…」

ダイマオ
「これは……これが俺の力」

イワミー
「ダイマオあんた何をしてるのかわかってるの!」

ダイマオ
「あ?何をしているか…俺にもよくわかってねえよ!」

そういうとダイマオが腕を一閃しそこから衝撃波が放たれた

イワミー
「きゃあ!」

マリー
「おっと危ない」

吹っ飛ばされたイワミーをマリーがキャッチする、

ダイマオ
「素晴らしい力だ」

あゆな
「お兄ちゃん!味方になんてことを」

マリー
「味方?俺の力を認めない奴を俺は味方と認めない!」

ターニャ
「こいつは完全につけあがってるな」

イワミー
「イタタタ、このバカ野郎が」

マリー
「はあ~ちょっとお仕置きが必要かな~」

ダイマオ
「ふん、この力で蹂躙してやる」



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