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本章1 ウォータリア編

籠の鳥52

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ドーン!

辺りに響く衝撃だけが伝わって来たが粉塵でどうなってるか見えない、

ターニャ
「えええい!風雅!」

ターニャが拳圧で風を起こし粉塵を起こすとそこには
背中で魔法を受け止め血だらけになっているダイマオの姿が

ダイマオ
「くう」

怪物化した黒い部分はヘドロのように剥ぎ落ちてしまい
最初に着けていた鎧も粉々に砕けている。

イワミー
「ダイマオ!」

マリー
「ええ!?」

あゆな
「うそ」

ダイマオ
「なんとかなった……」

そう言ってダイマオは倒れてしまった。

「ウィズさん回復を!」

ウィズ
「はい!」

マリー
「しっかりしなさいよ! 私の子でしょ!」

あゆな
「お兄ちゃんごめん…」

ダイマオ
「何やってんだろな…」

意識も絶え絶えになりつつボソボソと空を見上げながら呟いている

ウィズ
「だいじょうぶよ!今直すから」

ウィズさんが全力で回復をかける

ダーニャ
「む~!倒し損ねた~もっかい!」

ダーニャが再度呪文を展開する

ダイマオ
「もう良い、早く逃げろ」

ウィズ
「そういう訳にはいかないのよ」

「よし、みんな行くぞ」

ダイマオ
「やめろ、力の差は歴然だ」

ヨッジー
「無鉄砲なお前には言われたくないね~まあ覚悟決まったらうちらのチームワークをみせてやろうか?ダイン出番だぜ」

「そうだな!あの攻撃は任せておけ、暫く動けんからあとはませたぞスキル!金剛」

無敵スキルを発動して術の正面に立つ

ゲンゾウ
「漏れたやつは儂が!小道具 城模型」

ゲンゾウさんが城の模型を設置すると味方を囲う様に城壁が展開し
攻撃を完全に防ぐ

ダーニャ
「も~~~!いらいらする~!!もっかい」

イワミー
「やらせないわよ!ウィンドブレイカー!」

マリー
「協力しあげる!お邪魔強化!!!」

風を纏った矢にマリーが強化魔法をかけ矢が放たれる、しかしその矢はダーニャではなくその魔法の方へと勢いよく飛んでいく

ダーニャ
「下手くそ~こんな矢 私の術の一部にしちゃうんだから」

イワミー
「ふ、これでいいのよ」

矢が術に到達すると パン! という音ともに魔法が消えてしまった。

ダーニャ
「え?もっかい」

イワミー
「何度やっても一緒よ!」

魔法が展開する度に矢で相殺してしまう、

ダーニャ
「むーーーー!もうプンプンなんだから!直接倒してあげる」

 そういってどこから出したかわからない長剣を構えてすごい勢いで突進してくるが

キン!

それを剣で受ける者が……

ダーニャ
「お仕置きの時間だ」

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