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本章1 ウォータリア編

籠の鳥76

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「くっそなかなかHPあるな」

ミニブラック
「うざい」

トゥシエ
「訴えてやる」

「誰にだ」

清掃ロボ
「ドンドンンクルカラ ニダイニナゲイレテ」

「まったく何が楽な仕事だよ、めちゃめちゃメンドイじゃねえかよ!」

倒した敵の残骸を荷台に投げ入れると不思議な視線に気づいた
それはミニブラックが何か言いたげにこちらを見つめて・・・・・・・

ミニブラック
「幼女には重いから任せた」

「お前の当初のプライドはどこへいった!」

ミニブラック
「それはそれ、コレはコレ」

「ああーー!」

怒りにまかせてゴミをぶん投げる!

「これで良いのか!」

ミニブラック
「うむ、まあまあ」

「ふざけんな」

するとぶん投げたゴミから黒い靄が飛び出してミニブラックを包みだす、

ミニブラック
「!?コレなに新手の仕返し?」

「俺はなんもしてない」

やがてミニブラックの体へと吸い込まれて行く靄

「うわ……」

ミニブラック
「その反応は!抗議する」

「でも……ゴミ靄が体に」

ミニブラック
「不可抗力!!」

そっと距離を取ろうとすると
ぐっと!腕をつかまれる

ミニブラック
「なぜ距離をとる」

「なんかすごい力が腕にかかってるですが」

ミニブラック
「不本意だがなぜか力が湧く」

………

パチン!

「うお!なぜ急にビンタ」

ミニブラック
「お前 今ゴミ吸収して強くなるのか…とか考えただろ」

「イエソンナコトナイデスヨ」

バチン

ミニブラック
「ロボのマネするな!」

「でも……」

ミニブラック
「これは何かの間違いだ!」

「はいはい」

ミニブラック
「憐れむ目でみるな!」

「仕事頑張ろ」

ミニブラック
「無視すんな!!これは何かの間違い」

半ベソのミニブラックの黒靄吸収は本人の気持ちとは関係なくその後も吸収し続けていった。
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