上 下
548 / 586
本章1 ウォータリア編

278

しおりを挟む
蒼きワイン
「ふふふ、一緒よ/ああ、一緒の世界だ」

まるで、自分たちの世界に酔ってるようであり、その一体感を楽しむように戦闘を行っている。

ゲンゾウ
「なんじゃ、この無邪気な攻撃は」

ヨッジー
「攻撃がとまらないぞ」

ウィズ
「回復と防御が追いつきません」

二人がスキルまでも一つにしようとしているかのごとく交互に技を止めどなく放ってくる、

「とりあえず防御として相手が消耗するのを待つしかない、ヨッジー俺が金剛でしばらく防ぐから援護を」

無敵時間を使って相手の消耗させようと前に出てスキルを発動するが相手は無尽蔵かとおもうくらい攻撃が止まらない。

「だれか相手のステータスのチェックを」

ウィズ
「ちょっと待ってください…えええと、ダメですバグってて読めません」

ゲンゾウ
「小道具でも見ても無理じゃ」

そう言ってヒゲ眼鏡をかけているゲンゾウさんを見て思わず吹き出しそうになったが今後の効果が切れそうになっている!

「やばい、効果が切れるだれか代わって!」

ゲンゾウ
「よし!クリス バフを頼む」

クリス
「あいよ!」


そういうとゲンゾウさんの懐からクリスさんの絵が飛び出しゲンゾウさんに何やらステータスアップのバフをかける。

ゲンゾウ
「よし!小道具番傘! スキル:小道具巨大化」

昔の時代劇で使われているような紙で出来た傘を広げそれを巨大化させて盾代わりに展開させた。

ゲンゾウ
「これで暫くは持つはずじゃが」

ヨッジー
「ジリ貧だな」

傘の上では傘などおかまないなしに攻撃が雨あられと降り注ぐ、

ウィズ
「逃げるしか」

アネゴ
「無理よ、蒼き狼のステータスだった頃でさえ敏捷はトップクラスでこの中のだれも出し抜けないわよ」

ウィズ
「それにワインさんの遠距離スキルもあるとなると」

「打つ手なしか」

すると、 “トントン” 肩を叩くような感じが

「うん?もピーか今忙ししいから」

もピー?

すると叩かれた反対の肩からもピーの声が聞こえてきたので見てみるとそこにもピーがいた……じゃ何が、

「誰だ!?」

ぱっとそっちの方を向くがだれもいない

ヨッジー
「どした!?」

ウィズ
「敵ですか?」

みんなが慌てて臨戦態勢をとるが何も居ない

「いや、気のせいかしれん」

ヨッジー
「なんだよ驚かすなよ」

だが……“トントン”!!!

やはり何かが肩を叩く!
もしやと思いスピリットテラーのスキルをオンにすると……

???
「早く気づかんか小僧!」

そこには白い髪に犬耳?スレンダーな白い透けるような肌に着物を着崩したような荒々しい老婆というには若々しい美魔女的な人が立っていた。

ヨッジー
「どうした!ダイン」

「ここに霊が」

ウィズ
「え?」

「あの~どちらさんですか」

???
「あいつの母じゃ!」

「ええええ!?」



しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:78pt お気に入り:1,396

 異世界転生した飼育員はワニチートでスローライフを送りたい

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:85pt お気に入り:200

ドラゴン☆マドリガーレ

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:1,313pt お気に入り:672

処理中です...