34 / 62
少女騎士の濡れた夜
1
しおりを挟む
「姫、申し訳ありませんでした……」
しょんぼりと項垂れてテントに入って来たルカの手には、サーシャが昼間にルカに着せたドレスが握られていた。
差し出されたドレスを受けとると、オークとの戦闘の時にルカが剣で切り裂いた部分が、ルカの手で丁寧に縫われていた。
「ルカ、貴女の事を叱る為に呼んだのではないのよ」
ルカの手で繕われたドレスを近くの椅子にかけ、ルカの頬をそっと撫でてあげると、ルカは涙目になりながら顔を上げた。
「さっき、私を呼びに来たリューイが酷く機嫌が悪かったので、てっきりドレスの件で怒られるのかと思って…」
「リューイが機嫌が悪かったのは貴女のせいじゃないわ。それよりもルカ、服を脱いでベッドに上がりなさい」
頭を怪我したルカには、念のために全体回復の魔法をかけてあげる必要があった。
人目に肌を晒したくないルカのために、サーシャはぎゅっと目をつぶってルカの着替えを待ってあげる。
「姫…失礼します」
サーシャが目を閉じると、パサリ、とルカが服を脱いで、ギシリとベッドに上がる音がした。
やがて、ゴゾゴソと布団を捲り上げて動いていたルカの音が止まる。
「もういいですか?」
サーシャが目を閉じたまま問いかけると、
「……はい」
とルカは小さな声で返事をする。
そっと振り向くと、ルカは、かけられた布団の上にちょこんと顔を出して、これから行われる“行為”に少し身構えるように、可愛らしい両手で布団の縁をぎゅっと握っていた。
「ルカ。怖いですか?」
さっき、初めての経験に泣いて抵抗していたヴィクトルを思い出して、思わずルカに尋ねると、ルカは首を横に振って、
「姫さまが与えて下さるものに、怖いものはありません!」
まるで、ヴィクトルに張り合うかのように、少女騎士は頼もしく答える。
こんな気の強さもルカの魅力だった。
「ルカ……」
サーシャはそっとルカの唇にキスを落とす。
薔薇色に頬を染めたルカの顔を眺めながらサーシャも服を脱ぐと、ルカの隣に滑り込んで、あどけなさを漂わせた可憐な裸の少女に覆い被さる。
「ルカ。今日はお疲れ様でした」
北の洞窟にあると思われていたオークの巣は、サーシャたちが襲われた後でリューイ達が近辺を良く捜索したところ、なんと、あの庭があった廃屋の地下室がオーク達の棲家だったのだ。
リューイから報告を受け、サーシャとルカはオークの巣の目の前で無邪気にティーパーティを開いていたのだと知って、サーシャはとても震えあがった。
「姫、ご無事で良かったです」
安堵のため息を漏らしたルカの唇を、撫でるようにキスをする。
昼間オークに汚された愛らしい少女の唇を清めてあげたかった。
「…ンンン……」
魔法を詠唱しながら、赤くて柔らかいルカの唇を啄むと、ルカは喉を反らせて気持ち良さそうに喘ぐ。
あまりの可愛いらしさに、サーシャは呪文を終えてもキスを止めずに、ルカの口をこじ開けて、熟したさくらんぼのように赤いルカの舌をサーシャの舌で掬い上げて、絡め、吸い上げて堪能すると、
「ッぁぁぁっ……ん、姫様ぁ……」
人を惑わす人魚のように、ビクンと大きくルカの体が揺れる。
感じやすいルカの体は、キスの刺激だけでほんのりと茜色に染まり、苦し気にぎゅっと眉を寄せ、その大きな黒い瞳にはうっすら涙が浮かんでいた。
しょんぼりと項垂れてテントに入って来たルカの手には、サーシャが昼間にルカに着せたドレスが握られていた。
差し出されたドレスを受けとると、オークとの戦闘の時にルカが剣で切り裂いた部分が、ルカの手で丁寧に縫われていた。
「ルカ、貴女の事を叱る為に呼んだのではないのよ」
ルカの手で繕われたドレスを近くの椅子にかけ、ルカの頬をそっと撫でてあげると、ルカは涙目になりながら顔を上げた。
「さっき、私を呼びに来たリューイが酷く機嫌が悪かったので、てっきりドレスの件で怒られるのかと思って…」
「リューイが機嫌が悪かったのは貴女のせいじゃないわ。それよりもルカ、服を脱いでベッドに上がりなさい」
頭を怪我したルカには、念のために全体回復の魔法をかけてあげる必要があった。
人目に肌を晒したくないルカのために、サーシャはぎゅっと目をつぶってルカの着替えを待ってあげる。
「姫…失礼します」
サーシャが目を閉じると、パサリ、とルカが服を脱いで、ギシリとベッドに上がる音がした。
やがて、ゴゾゴソと布団を捲り上げて動いていたルカの音が止まる。
「もういいですか?」
サーシャが目を閉じたまま問いかけると、
「……はい」
とルカは小さな声で返事をする。
そっと振り向くと、ルカは、かけられた布団の上にちょこんと顔を出して、これから行われる“行為”に少し身構えるように、可愛らしい両手で布団の縁をぎゅっと握っていた。
「ルカ。怖いですか?」
さっき、初めての経験に泣いて抵抗していたヴィクトルを思い出して、思わずルカに尋ねると、ルカは首を横に振って、
「姫さまが与えて下さるものに、怖いものはありません!」
まるで、ヴィクトルに張り合うかのように、少女騎士は頼もしく答える。
こんな気の強さもルカの魅力だった。
「ルカ……」
サーシャはそっとルカの唇にキスを落とす。
薔薇色に頬を染めたルカの顔を眺めながらサーシャも服を脱ぐと、ルカの隣に滑り込んで、あどけなさを漂わせた可憐な裸の少女に覆い被さる。
「ルカ。今日はお疲れ様でした」
北の洞窟にあると思われていたオークの巣は、サーシャたちが襲われた後でリューイ達が近辺を良く捜索したところ、なんと、あの庭があった廃屋の地下室がオーク達の棲家だったのだ。
リューイから報告を受け、サーシャとルカはオークの巣の目の前で無邪気にティーパーティを開いていたのだと知って、サーシャはとても震えあがった。
「姫、ご無事で良かったです」
安堵のため息を漏らしたルカの唇を、撫でるようにキスをする。
昼間オークに汚された愛らしい少女の唇を清めてあげたかった。
「…ンンン……」
魔法を詠唱しながら、赤くて柔らかいルカの唇を啄むと、ルカは喉を反らせて気持ち良さそうに喘ぐ。
あまりの可愛いらしさに、サーシャは呪文を終えてもキスを止めずに、ルカの口をこじ開けて、熟したさくらんぼのように赤いルカの舌をサーシャの舌で掬い上げて、絡め、吸い上げて堪能すると、
「ッぁぁぁっ……ん、姫様ぁ……」
人を惑わす人魚のように、ビクンと大きくルカの体が揺れる。
感じやすいルカの体は、キスの刺激だけでほんのりと茜色に染まり、苦し気にぎゅっと眉を寄せ、その大きな黒い瞳にはうっすら涙が浮かんでいた。
20
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる