普通の学生だった〜番外編。「吸血鬼」

かーにゅ

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衣装合わせ 1

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柚琉視点

「ぱぱー」
「はいはい、柚は待っててね。2人はサイズ大丈夫かな?きついところはない?」
「「大丈夫です」」
「ぱぱぼくのは?」
「柚はこの間来てたでしょ。むしろ痩せちゃった子が何言ってるの」
「ぼくもかわいいするー!」
みかんちゃんとすみれちゃんはあいどるの服なのに僕だけいつもの服なのやだ!!
なんで!?
「…大丈夫そうかな?それ予備含めて2着だけだからこっちで保管しておくよ。これから宣伝用の写真とか撮る時はそれ使うから簡単に手直しは効かないからね。まぁ成長したって意味ならいくらでもするけど…自己管理できてないのはダメ」
「ねーねーぱーぱー」
「「わかりました」」
「…父さん、柚が構われないから拗ねちゃったよ」
「え?」
パパお話してくれない。
いいもん、僕夏にぃににぎゅーしてもらうもん。
夏にぃにのところに行くとしっぽをくれた。
「もふぅ…」
「ゆ…柚?」
「にぃに…」
「父さんが話しかけてるよ?お話しないの?さっきお話したいことあるから父さんの事呼んでたんでしょ?」
「…いいもん。なつにぃにあそぼ。ぼくね、げーむしたいの」
「柚に無視された…嫌われた…」
「軽くあしらうからでしょ。今日は柚いらないよね?家帰って遊んでるね。昼寝したら機嫌も直るだろうし」
夏にぃには僕を抱っこしてくれた。
むぎゅー!!
「柚、にぃにとおうち帰って遊ぼっか」
「あそぶー!!」
あのねあのね、新しいゲームママが買ってくれてね。
いっぱい動物さんがいてね、なでなでしたりきゅっきゅってミルクとるの。
なんかね、きゅっきゅってするとミルク出るんだって。
不思議だねー。
牛さんすごいね。
「…ほんとに機嫌直るよね?直るよね?」
「そんなに心配ならお菓子でもお土産に持ってきたら?」
「おかし!?」
「柚がおうちでいい子にしてたらパパがお菓子買って来てくれるって」
「ぱぱ、ぼくいいこするからおかしかってね!!」
「…もう機嫌直した」
お菓子!!
なにかななにかな。
ケーキも美味しいけどお団子ももちもちで美味しいの。
でもみたらしがいいの。
みたらし美味しいの。
三色団子も美味しいの。
でもお野菜混ぜてくるからやーよ。
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