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幼児編
.5 閑話…のようなものです
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俺はその日ちょうど休日で、することもなくただ歩いていた。
「…暇だな」
友達と遊ぶこともないし女遊びも飽きた。
…確かあっちに公園ってあったよな。
久しぶりに行ってみるか。
俺は足を向ける方向を変えた。
その瞬間、強い風が吹き、甘い匂いがした。
…なんだよ、これ!!
いや、知識としては知ってるな。
番の匂いだ。
番だけが感じられる匂い。
運命の番にしかないもの。
頭の中を授業で習った言葉が駆け巡った。
…俺の番がこの近くにいる!!
慌てて探そうとしたが、匂いはもうせず、風に乗って運ばれてきただけのようだ。
「…番……」
そう呟いて気づいた。
…番って…唯一の…伴侶…だよな?
……………今一緒にいるやつ全部切ってこよう!!
嫌われる前に!!
俺はスマホで電話をかけながら走った。
まさかこの俺が女遊びから手を引くことになるとはなぁ。
だが絶対に見つけてやる。
待ってろ!!
俺の番!!
「…暇だな」
友達と遊ぶこともないし女遊びも飽きた。
…確かあっちに公園ってあったよな。
久しぶりに行ってみるか。
俺は足を向ける方向を変えた。
その瞬間、強い風が吹き、甘い匂いがした。
…なんだよ、これ!!
いや、知識としては知ってるな。
番の匂いだ。
番だけが感じられる匂い。
運命の番にしかないもの。
頭の中を授業で習った言葉が駆け巡った。
…俺の番がこの近くにいる!!
慌てて探そうとしたが、匂いはもうせず、風に乗って運ばれてきただけのようだ。
「…番……」
そう呟いて気づいた。
…番って…唯一の…伴侶…だよな?
……………今一緒にいるやつ全部切ってこよう!!
嫌われる前に!!
俺はスマホで電話をかけながら走った。
まさかこの俺が女遊びから手を引くことになるとはなぁ。
だが絶対に見つけてやる。
待ってろ!!
俺の番!!
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