32 / 72
第2章 冒険と昇進
第30話 着ぐるみ士、なだめる
しおりを挟む
身動きも取れず、言葉も封じられたナタリアを抑え込んだイバンが、苦々しい表情で足元の勇者の金髪を見た。
そこから、視線がぐっと上に上がり。イバンの濃い茶色をした瞳が、俺の白銀の毛並みに包まれた顔を映す。
「で……ジュリオ。魔物化して、それでも冒険者を続けていることは別にいい。人化出来るなら魔物であろうと、冒険者として活動するのに何の問題もないしな」
「ああ」
彼の言葉にうなずきながら、俺はそっと尻尾を振った。自分でも答えが出ていることだが、先程の話の後だ。認めてもらえるのは有り難い。
ナタリアはああ言ったが、別に魔物が冒険者としてギルドに登録されることは、何一つ問題は無いのだ。人間と共存する意思を持ち、人間語の読み書きが出来ることが条件ではあるが、そうだからこそリーアもすんなり冒険者になれたのだから。
「だが、経緯は説明してくれるか? 何が起こって、お前が人間を辞めるに至ったのか、それは知りたい」
イバンの言葉に、ベニアミンとレティシアもこくりとうなずいた。確かに、そこの説明は必要だ。
俺は再び人化転身して、視線の高さを合わせながら説明を始めた。パーティーを解雇されたその直後にリーアと出会ったこと。力を分けてもらって着ぐるみを作ったこと。その日の夜、オルニのギルドでルングマールに出会ったこと。彼に認められ、「獣王の契」を交わして彼の一族に加わったこと。その際に、フェンリルとなる資格を得たこと。
「……とまあ、こんな感じで、『西の魔狼王』ルングマールから力を受け取って、俺はフェンリルになったわけだ」
「なんと……」
「オルネラ山にルングマールの一派が住んでいて、周辺住民といい関係を結んでいることは知っていたが……」
「フェンリルが……お酒を……」
俺の話を聞いて、三人ともが絶句していた。当然だろう、何しろこれらのことが、たった一日、いや一晩の間に行われたのだから。
さらに言うなら、パーティーを解雇される前日に、オルニの酒場で一緒に酒を飲み、冒険者ギルドで依頼達成の手続きや新規受注の手続きをしたのだ。その傍で「西の魔狼王」の一派が住んでいて、魔狼王本人が酒場に酒を飲みに来ているなど、思わないだろう。俺だって思わなかった。
表情を動かせないままで、しかしショックを受けている様子のナタリアに、リーアが魔狼の姿のままでそっと顔を寄せた。
「そういうこと。残念だったね勇者さま? 勇者さまがジュリオを手放したばっかりに、あたしが貰うことになって、ジュリオはフェンリルの力を手に入れたのよ」
「……!! ……!!」
「リーア、やめとけ。あんまりこいつを煽ってもしょうがない」
にんまりと笑いながらナタリアをからかうリーアに、ナタリアが自由にならない身体を僅かに震わせた。きっと、心の中は嵐のように大荒れだろう。ウルフごときにここまで言われて何も言い返せないのだから。
リーアをそっとなだめながら、俺もナタリアを見下ろす。その瞳はどうしたって、冷たい色を帯びた。
「だけどな、ナタリア。俺は人間を辞めこそしたけど冒険者だ。ブラマーニのギルドに置いてる籍はまだ有効だし、ヤコビニのギルドでパーティーも結成している。魔物扱いされて攻撃されたら、俺はお前を『内乱発生者』として告発しないとならなくなる」
そうして、開きっぱなしの口で文字通り土を噛んだナタリアへと、淡々と俺は事実を告げた。その言葉を聞いて、ナタリアの瞳から僅かに色が消える。
構成員同士の争いは、どの国の冒険者ギルドも固く禁じている。もし互いに剣を向け合うようなことがあったら、居合わせた全ての冒険者が殺さない範囲で全力を以て止めることを要求される。
今回のベニアミンとマリサの魔法行使も、全く、一つも、間違ったことはしていないのだ。
俺はしゃがみ込んで、ナタリアの顔を覗き込みながら言った。こちらをにらむ彼女の目を、まっすぐ見ながら。
「そうなったら、お前、いくら『勇者』だと言っても処罰は免れないぞ? 称号剥奪、降格、懲罰房行き……最悪、ギルド追放だってあり得るんだ。それは、お前だっていやだろ?」
「……」
俺の言葉に、ナタリアは返事を返せない。この状況になってもベニアミンの「捕縛」は解除される様子はなかった。彼の実力を疑うわけではないが、よくこれだけ維持を出来るものである。
「それにな」
「っ!?」
話しながら、俺は人化転身を一部解く。狼の獣人の姿になって、口をあんぐり開けた俺は、ナタリアの顔を、べろりと大きくなめ回した。
ナタリアの喉が、かすれた音を立てる。
「勘違いするなよ、俺はお前なんか、一齧りで殺せるんだ。お前が何百何千と斬ろうと、俺の毛一本も斬れないんだ。肝に銘じておけ」
「……!!」
俺の言葉に、ナタリアの喉の奥で、悲痛な音が漏れ出た。
叫びたいだろう、喚きたいだろう。しかしそれは、彼女の仲間が許してくれない。
涙を流し始めるナタリアの硬直した身体を、イバンがそっと抱き上げて、肩にかつぐ。
「もういいだろう、ナタリア……行くぞ。ジュリオ、邪魔したな」
「いいや、こっちこそ」
俺を止めるのでなく、ナタリアを止める。その辺りからも、彼女が何をしようとしたかが分かるだろう。
立ち上がって、苦笑を返す。そうしてイバンが顎をしゃくると、他の三人もジェミト森林の方に向かって歩き出した。
森の中に戻っていく間際。イバンが立ち止まって、小さく振り返る。
「最後に一つだけ教えてほしい……ジュリオ。お前は獄王を殺すのか、それとも守るのか?」
その言葉に、目を見張る俺だ。それを問われるとは、思ってもいなかった。
しかし、逆に言えば、ここではっきり言っておかなくてはならないだろう。俺は静かに、笑いながら告げる。
「言っただろ、俺は魔物である前に冒険者だ。冒険者として、イデオンの首を狙う。『白き天剣』や他の冒険者パーティーとは別に、な」
「……そうか」
俺の答えを聞いて、イバンが小さく笑みをこぼす。そうして再び前を向いた彼は、ジェミト森林の中へと消えていった。
彼らが立ち去っているのは、足音でもわかる。ようやく身体の力を抜き、人化転身したリーアが耳元を掻いた。
「思ってたより、ダメな人だったね、あの勇者さま」
「全くだ。ブラマーニ王国の者共も見る目がない」
「ふっ……」
アンブロースの言葉に、思わず苦笑が漏れる俺だ。本当に、アルヴァロ先生もブラマーニ王国の宰相たちも、人を見る目がないと思う。
とはいえ、実力はあるのだ、あんな勇者くずれでも。
「まあ、そうは言うけどな……あれでも剣の腕前は一流なんだぞ、光魔法も第七位階まで使えるし」
「へー」
「あんなのが……」
俺の説明に、はーっと息を吐くリーアとアンブロース。と、そこにまた土を踏む音が聞こえてきた。今度はピスコの村の方からだ。
「あ、あのぉ、魔狼王様?」
「んっ」
声をかけられ、目を向けると、そこにはピスコの村に常駐するギルド出張所の職員がいた。手には魔法印の捺された巻紙を携えている。
「あ、あぁ、ピスコの村の。何か?」
「はい、そのぉ、オルニの支部から伝書鷹が来ましてぇ……」
少し間延びのした口調で、冷や汗をかきながら巻紙を差し出す職員。
それを受け取り、ナイフで封を切ると。
そこには「『双子の狼』 Bランク昇格決定」の文字が、でかでかと記されていたのである。
そこから、視線がぐっと上に上がり。イバンの濃い茶色をした瞳が、俺の白銀の毛並みに包まれた顔を映す。
「で……ジュリオ。魔物化して、それでも冒険者を続けていることは別にいい。人化出来るなら魔物であろうと、冒険者として活動するのに何の問題もないしな」
「ああ」
彼の言葉にうなずきながら、俺はそっと尻尾を振った。自分でも答えが出ていることだが、先程の話の後だ。認めてもらえるのは有り難い。
ナタリアはああ言ったが、別に魔物が冒険者としてギルドに登録されることは、何一つ問題は無いのだ。人間と共存する意思を持ち、人間語の読み書きが出来ることが条件ではあるが、そうだからこそリーアもすんなり冒険者になれたのだから。
「だが、経緯は説明してくれるか? 何が起こって、お前が人間を辞めるに至ったのか、それは知りたい」
イバンの言葉に、ベニアミンとレティシアもこくりとうなずいた。確かに、そこの説明は必要だ。
俺は再び人化転身して、視線の高さを合わせながら説明を始めた。パーティーを解雇されたその直後にリーアと出会ったこと。力を分けてもらって着ぐるみを作ったこと。その日の夜、オルニのギルドでルングマールに出会ったこと。彼に認められ、「獣王の契」を交わして彼の一族に加わったこと。その際に、フェンリルとなる資格を得たこと。
「……とまあ、こんな感じで、『西の魔狼王』ルングマールから力を受け取って、俺はフェンリルになったわけだ」
「なんと……」
「オルネラ山にルングマールの一派が住んでいて、周辺住民といい関係を結んでいることは知っていたが……」
「フェンリルが……お酒を……」
俺の話を聞いて、三人ともが絶句していた。当然だろう、何しろこれらのことが、たった一日、いや一晩の間に行われたのだから。
さらに言うなら、パーティーを解雇される前日に、オルニの酒場で一緒に酒を飲み、冒険者ギルドで依頼達成の手続きや新規受注の手続きをしたのだ。その傍で「西の魔狼王」の一派が住んでいて、魔狼王本人が酒場に酒を飲みに来ているなど、思わないだろう。俺だって思わなかった。
表情を動かせないままで、しかしショックを受けている様子のナタリアに、リーアが魔狼の姿のままでそっと顔を寄せた。
「そういうこと。残念だったね勇者さま? 勇者さまがジュリオを手放したばっかりに、あたしが貰うことになって、ジュリオはフェンリルの力を手に入れたのよ」
「……!! ……!!」
「リーア、やめとけ。あんまりこいつを煽ってもしょうがない」
にんまりと笑いながらナタリアをからかうリーアに、ナタリアが自由にならない身体を僅かに震わせた。きっと、心の中は嵐のように大荒れだろう。ウルフごときにここまで言われて何も言い返せないのだから。
リーアをそっとなだめながら、俺もナタリアを見下ろす。その瞳はどうしたって、冷たい色を帯びた。
「だけどな、ナタリア。俺は人間を辞めこそしたけど冒険者だ。ブラマーニのギルドに置いてる籍はまだ有効だし、ヤコビニのギルドでパーティーも結成している。魔物扱いされて攻撃されたら、俺はお前を『内乱発生者』として告発しないとならなくなる」
そうして、開きっぱなしの口で文字通り土を噛んだナタリアへと、淡々と俺は事実を告げた。その言葉を聞いて、ナタリアの瞳から僅かに色が消える。
構成員同士の争いは、どの国の冒険者ギルドも固く禁じている。もし互いに剣を向け合うようなことがあったら、居合わせた全ての冒険者が殺さない範囲で全力を以て止めることを要求される。
今回のベニアミンとマリサの魔法行使も、全く、一つも、間違ったことはしていないのだ。
俺はしゃがみ込んで、ナタリアの顔を覗き込みながら言った。こちらをにらむ彼女の目を、まっすぐ見ながら。
「そうなったら、お前、いくら『勇者』だと言っても処罰は免れないぞ? 称号剥奪、降格、懲罰房行き……最悪、ギルド追放だってあり得るんだ。それは、お前だっていやだろ?」
「……」
俺の言葉に、ナタリアは返事を返せない。この状況になってもベニアミンの「捕縛」は解除される様子はなかった。彼の実力を疑うわけではないが、よくこれだけ維持を出来るものである。
「それにな」
「っ!?」
話しながら、俺は人化転身を一部解く。狼の獣人の姿になって、口をあんぐり開けた俺は、ナタリアの顔を、べろりと大きくなめ回した。
ナタリアの喉が、かすれた音を立てる。
「勘違いするなよ、俺はお前なんか、一齧りで殺せるんだ。お前が何百何千と斬ろうと、俺の毛一本も斬れないんだ。肝に銘じておけ」
「……!!」
俺の言葉に、ナタリアの喉の奥で、悲痛な音が漏れ出た。
叫びたいだろう、喚きたいだろう。しかしそれは、彼女の仲間が許してくれない。
涙を流し始めるナタリアの硬直した身体を、イバンがそっと抱き上げて、肩にかつぐ。
「もういいだろう、ナタリア……行くぞ。ジュリオ、邪魔したな」
「いいや、こっちこそ」
俺を止めるのでなく、ナタリアを止める。その辺りからも、彼女が何をしようとしたかが分かるだろう。
立ち上がって、苦笑を返す。そうしてイバンが顎をしゃくると、他の三人もジェミト森林の方に向かって歩き出した。
森の中に戻っていく間際。イバンが立ち止まって、小さく振り返る。
「最後に一つだけ教えてほしい……ジュリオ。お前は獄王を殺すのか、それとも守るのか?」
その言葉に、目を見張る俺だ。それを問われるとは、思ってもいなかった。
しかし、逆に言えば、ここではっきり言っておかなくてはならないだろう。俺は静かに、笑いながら告げる。
「言っただろ、俺は魔物である前に冒険者だ。冒険者として、イデオンの首を狙う。『白き天剣』や他の冒険者パーティーとは別に、な」
「……そうか」
俺の答えを聞いて、イバンが小さく笑みをこぼす。そうして再び前を向いた彼は、ジェミト森林の中へと消えていった。
彼らが立ち去っているのは、足音でもわかる。ようやく身体の力を抜き、人化転身したリーアが耳元を掻いた。
「思ってたより、ダメな人だったね、あの勇者さま」
「全くだ。ブラマーニ王国の者共も見る目がない」
「ふっ……」
アンブロースの言葉に、思わず苦笑が漏れる俺だ。本当に、アルヴァロ先生もブラマーニ王国の宰相たちも、人を見る目がないと思う。
とはいえ、実力はあるのだ、あんな勇者くずれでも。
「まあ、そうは言うけどな……あれでも剣の腕前は一流なんだぞ、光魔法も第七位階まで使えるし」
「へー」
「あんなのが……」
俺の説明に、はーっと息を吐くリーアとアンブロース。と、そこにまた土を踏む音が聞こえてきた。今度はピスコの村の方からだ。
「あ、あのぉ、魔狼王様?」
「んっ」
声をかけられ、目を向けると、そこにはピスコの村に常駐するギルド出張所の職員がいた。手には魔法印の捺された巻紙を携えている。
「あ、あぁ、ピスコの村の。何か?」
「はい、そのぉ、オルニの支部から伝書鷹が来ましてぇ……」
少し間延びのした口調で、冷や汗をかきながら巻紙を差し出す職員。
それを受け取り、ナイフで封を切ると。
そこには「『双子の狼』 Bランク昇格決定」の文字が、でかでかと記されていたのである。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる