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Angel's Ring
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「こらっ!何か言ったらどうなんだ!
おまえが普通の石じゃないってことはわかってるんだぞ!!
おまえがキャリーと何かを話してる所を見たんだからな!」
ウィンクルは、瑠璃石に向かってイライラとした様子で怒鳴り付けた。
『だ~か~ら~…
さっきからちゃんと返事をしてるんですよ。
あなたがそれを聞き取れないだけなんですってば!』
当然、その声もウィンクルには届かない。
「本当に強情な奴だ…
まぁ、良い。
いつかおまえの秘密を暴いてやるからな。
きっとキャリーの魔力もおまえがなにか手助けをしていたんだろう!
僕にはわかってるんだからな。」
そう言うと、ウィンクルはベッドにごろんと横になった。
(どうやれば、こいつは僕に従うようになるんだ?)
偶然、キャリーが瑠璃石と話をしている場面を見てしまったウィンクルは、この石こそがキャリーの魔力の源なのだと感じ、瑠璃石を盗み出すと宿屋を後にした。
キャリーに地道に魔法を教わるよりはその方が手っ取り早いと思ったのだ。
しかし、瑠璃石は自分には何の反応もしない。
キャリーが自分を追って来る前になんとかしなければ…
ウィンクルは焦っていた。
町に来る途中で出会った男がキャリーの弟のディディエと疫病神のファビアンだと気付いたウィンクルは、二人を出口のない森へ行くように仕向けた。
キャリーがディディエ達と出会い、三人で自分を追ってくると状況はさらに不利になるとウィンクルは考えたのだ。
(奴らは、もうあの森から出て来られることはないだろう…
問題はキャリーだけだな。
この石がない以上、キャリーはきっと魔力を失ってる筈だが、騒がれたら面倒だからな。
とにかく、一刻も早くこの石を手懐かせるしかない…
しかし、一体どうすれば…?!)
ウィンクルは、天井をみつめながら深い溜息を吐いた。
「こらっ!何か言ったらどうなんだ!
おまえが普通の石じゃないってことはわかってるんだぞ!!
おまえがキャリーと何かを話してる所を見たんだからな!」
ウィンクルは、瑠璃石に向かってイライラとした様子で怒鳴り付けた。
『だ~か~ら~…
さっきからちゃんと返事をしてるんですよ。
あなたがそれを聞き取れないだけなんですってば!』
当然、その声もウィンクルには届かない。
「本当に強情な奴だ…
まぁ、良い。
いつかおまえの秘密を暴いてやるからな。
きっとキャリーの魔力もおまえがなにか手助けをしていたんだろう!
僕にはわかってるんだからな。」
そう言うと、ウィンクルはベッドにごろんと横になった。
(どうやれば、こいつは僕に従うようになるんだ?)
偶然、キャリーが瑠璃石と話をしている場面を見てしまったウィンクルは、この石こそがキャリーの魔力の源なのだと感じ、瑠璃石を盗み出すと宿屋を後にした。
キャリーに地道に魔法を教わるよりはその方が手っ取り早いと思ったのだ。
しかし、瑠璃石は自分には何の反応もしない。
キャリーが自分を追って来る前になんとかしなければ…
ウィンクルは焦っていた。
町に来る途中で出会った男がキャリーの弟のディディエと疫病神のファビアンだと気付いたウィンクルは、二人を出口のない森へ行くように仕向けた。
キャリーがディディエ達と出会い、三人で自分を追ってくると状況はさらに不利になるとウィンクルは考えたのだ。
(奴らは、もうあの森から出て来られることはないだろう…
問題はキャリーだけだな。
この石がない以上、キャリーはきっと魔力を失ってる筈だが、騒がれたら面倒だからな。
とにかく、一刻も早くこの石を手懐かせるしかない…
しかし、一体どうすれば…?!)
ウィンクルは、天井をみつめながら深い溜息を吐いた。
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