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「しかし、あいつはとんでもない奴ですよ。
何を考えてるかわからない奴です。
いつどんなことを仕掛けて来るかわからないんです。
そのためにも、必要ないと思われるようなこともすべて調べ尽して、奴が戻って来た時に対処出来るようにと…」
「リュタンの歴史を調べてそれが何か役立つとでもいうのか?」
「ルシファーが生きていれば必ずリュタンにも制裁を考えるはずだ。
確かに、今、はっきりと役に立つと言えるわけではない。
だが…何もせずに手をこまねいているよりは…知識を増やしておけばいざという時に役に立つ事がないとも言えないぞ…」
「いざという時…ねぇ…」
リンクは、呆れたような顔で首を振る。
「考え過ぎかもしれないが…私は最近なんともいえない胸騒ぎを感じるんだ。
ルシファーの怨念にも似た不気味な意識を感じる事が度々ある。」
「それは、ここにこもりすぎなせいじゃないのか?
そうじゃなくてもあんたはここに来たらいつも体調が悪くなる。
そもそも、ここには悪魔は入れないはずなのに、どうして…」
「もうその話は良いじゃないか。」
「アルグもだぞ。
なんだ、その生っ白い顔色は…
リルケはとっくに結婚したっていうのに、いまだ、嫁さんももらわずにこんなことばかりして…
妹に先を越されて悔しくないのか?」
「そんなこと、いまだ独身のおじさんに言われたくないですよ!」
「ボクは適当に遊んでるから良いんだ!
おまえは女友達の一人もいないじゃないか!」
「おいおい…喧嘩はやめろ。」
アズラエルが二人の間に割って入る。
「だって、おじさんが…」
「ボクはおまえのことを心配してるんだ。
こんな所にずっとひきもってたら、あっという間に爺さんになっちまうぞ。」
「……そうだ…」
「酷い!アズラエルさんまでそんなことを…」
「そうじゃない、アルグ…
たまには外へ出よう…
……ランディの所に行ってみないか?」
「えっ?!」
突然のアズラエルの提案にリュタン達は目を丸くした。
「どうだ?いやか?」
「い、いやじゃありませんが…でも、突然なぜ…?」
「まさかとは思うが…最近の胸騒ぎが少し気になってな。」
「まさか、ルシファーやランディさんの身に何かが起こったと…?」
「それを確かめに行くんだ…」
何を考えてるかわからない奴です。
いつどんなことを仕掛けて来るかわからないんです。
そのためにも、必要ないと思われるようなこともすべて調べ尽して、奴が戻って来た時に対処出来るようにと…」
「リュタンの歴史を調べてそれが何か役立つとでもいうのか?」
「ルシファーが生きていれば必ずリュタンにも制裁を考えるはずだ。
確かに、今、はっきりと役に立つと言えるわけではない。
だが…何もせずに手をこまねいているよりは…知識を増やしておけばいざという時に役に立つ事がないとも言えないぞ…」
「いざという時…ねぇ…」
リンクは、呆れたような顔で首を振る。
「考え過ぎかもしれないが…私は最近なんともいえない胸騒ぎを感じるんだ。
ルシファーの怨念にも似た不気味な意識を感じる事が度々ある。」
「それは、ここにこもりすぎなせいじゃないのか?
そうじゃなくてもあんたはここに来たらいつも体調が悪くなる。
そもそも、ここには悪魔は入れないはずなのに、どうして…」
「もうその話は良いじゃないか。」
「アルグもだぞ。
なんだ、その生っ白い顔色は…
リルケはとっくに結婚したっていうのに、いまだ、嫁さんももらわずにこんなことばかりして…
妹に先を越されて悔しくないのか?」
「そんなこと、いまだ独身のおじさんに言われたくないですよ!」
「ボクは適当に遊んでるから良いんだ!
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アズラエルが二人の間に割って入る。
「だって、おじさんが…」
「ボクはおまえのことを心配してるんだ。
こんな所にずっとひきもってたら、あっという間に爺さんになっちまうぞ。」
「……そうだ…」
「酷い!アズラエルさんまでそんなことを…」
「そうじゃない、アルグ…
たまには外へ出よう…
……ランディの所に行ってみないか?」
「えっ?!」
突然のアズラエルの提案にリュタン達は目を丸くした。
「どうだ?いやか?」
「い、いやじゃありませんが…でも、突然なぜ…?」
「まさかとは思うが…最近の胸騒ぎが少し気になってな。」
「まさか、ルシファーやランディさんの身に何かが起こったと…?」
「それを確かめに行くんだ…」
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