深淵に眠る十字架 The second

ルカ(聖夜月ルカ)

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さらなる復讐

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「それで、ルーク…それから、どうしたんだ?
リンクとアルグは殺ったのか?」

ベルナールのその問いに、ルークは悲しそうに目を伏せ、頭を振った。



 「し、しくじったのか!」

 「そうじゃないよ…」

 興奮した様子のオルジェスに、ルークは静かに目を向ける。



 「リンクとアルグはアズラエルって悪魔と一緒に、村を出てるらしいんだ。
だからいなかった。」

 「そうか…アズラエルと……
リンク達、命拾いをしたな…
ルーク、それからどうしたんだ?」

 「言われた通り、夜中に火を点けたよ。
ティンガっていう村長の家の隣に、人間が来た時用の家っていうのがあって、そこと村長の家の物置に点けて来た。」

ルークの言葉に、ベルナールはにっこりと微笑んだ。



 「そうか、やるべきことはやれたんだな。
それで、ルーク…村にはどのくらいの損失を与えることが出来たんだ?」

 「そこまではわからない…火を点けた後は、とにかく慌てて逃げたから…」

それを聞いて口を開かないベルナールに、オルジェスが焦りを感じ、話し始める。



 「だ、だけど、ルークは言われたことをちゃんとやれたんだ。
リンクとアルグを殺れなかったのは、いなかったんだから仕方のないことだろ。
だから、今回の試験は合格だよな?」

すがるような視線でみつめるオルジェスに、ベルナールは失笑する。



 「……本来なら火を点けた後のことも確かめて欲しい所だが……おまえにそこまで言うのは酷だな。
ルーク…よくやった。
 今回のことは、まぁ合格と言えるだろうな。」

 「そ、それじゃあ、ベルナール!
 今後もルークと一緒にいられるんだな!?」

 「……今の所はな……」

 「わかってるさ!
これから、俺がこいつをもっと強い男に鍛え上げる!
もちろん、俺自身ももっと強くなる!
あんたには絶対に迷惑はかけない!」

 拳を握り締め、そう言い放ったオルジェスの身体からは、なにか熱いものがほとばしるようだった。



 「よし、オルジェス。
では、明日、様子を見に小人の村の近くまで出向いてみよう。
……今度は馬車ではないぞ…」

 「わかってるよ。」
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