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side 香織
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「母さん、今、ちょっと良いかな?」
私は部屋でテレビを見てる母さんに声を掛けた。
「なんだい?何かあったのかい?」
「うん…たいしたことじゃないんだけど……
母さんに話しておきたいことがあるんだ。」
「どうしたんだい?
一体、何の話なんだい?」
「ちょっと待ってね。
今、お茶を淹れて来るから……」
いざ話そうと思ったら、妙に気恥ずかしくて、私はそれを誤魔化すためにお茶を淹れた。
「あのね……
実は、私……好きな人が出来たんだ。」
「え!?」
本当に恥ずかしかった。
中学生や高校生ならともかく、四十に手が届こうかとしている私が、こんなことを母親に言うなんて……
「そうかい、そりゃあ良かったね。
それで、どんな人なんだい?」
きっと母さんは内心驚いてはいると思うけど、なんともないふりをしてそう訊ねてくれた。
「母さんも見たことあるよね。
……堤さんだよ。」
「堤さん……?
でも、あの人は家庭があるって……」
「それがそうじゃなかったんだ……」
私はすべてを話した。
夏美さんは堤さんの奥さんではなくお姉さんだったってこと、小太郎ちゃんは夏美さんのお子さんで、近々、別居していた旦那さんと一緒に住まれること……
そして、私は既婚者のふりをしていて、お互いに既婚者だって思ってたから、想いをおさえていたことを。
「なんだって!
そんなことが……?
でも、どうしてその誤解が解けたんだい?」
「私…夏美さんが男性と一緒のところを何回か見たんだ。
それで、不倫じゃないかって心配してたんだけど、ある時、夏美さんとその男性がその……キスしてるところを見てしまって……私、それを見たら我慢できずに夏美さんをひっぱたいてしまってね。
そのまま、堤さんの家に連れて行かれて、そこで、その男性が本当のご主人で、堤さんは夏美さんの弟さんだってことがわかったんだ。」
「あれまぁ……」
「それでね……実は、私が独身だってこと、まだ話してなかったから、昨日そのことを話しに行ってたの。」
「そんな話をカラオケでかい?」
「う、うん、まぁね。」
今更、家に行ったとは言いづらくて、そういうことにしておいた。
「母さん、今、ちょっと良いかな?」
私は部屋でテレビを見てる母さんに声を掛けた。
「なんだい?何かあったのかい?」
「うん…たいしたことじゃないんだけど……
母さんに話しておきたいことがあるんだ。」
「どうしたんだい?
一体、何の話なんだい?」
「ちょっと待ってね。
今、お茶を淹れて来るから……」
いざ話そうと思ったら、妙に気恥ずかしくて、私はそれを誤魔化すためにお茶を淹れた。
「あのね……
実は、私……好きな人が出来たんだ。」
「え!?」
本当に恥ずかしかった。
中学生や高校生ならともかく、四十に手が届こうかとしている私が、こんなことを母親に言うなんて……
「そうかい、そりゃあ良かったね。
それで、どんな人なんだい?」
きっと母さんは内心驚いてはいると思うけど、なんともないふりをしてそう訊ねてくれた。
「母さんも見たことあるよね。
……堤さんだよ。」
「堤さん……?
でも、あの人は家庭があるって……」
「それがそうじゃなかったんだ……」
私はすべてを話した。
夏美さんは堤さんの奥さんではなくお姉さんだったってこと、小太郎ちゃんは夏美さんのお子さんで、近々、別居していた旦那さんと一緒に住まれること……
そして、私は既婚者のふりをしていて、お互いに既婚者だって思ってたから、想いをおさえていたことを。
「なんだって!
そんなことが……?
でも、どうしてその誤解が解けたんだい?」
「私…夏美さんが男性と一緒のところを何回か見たんだ。
それで、不倫じゃないかって心配してたんだけど、ある時、夏美さんとその男性がその……キスしてるところを見てしまって……私、それを見たら我慢できずに夏美さんをひっぱたいてしまってね。
そのまま、堤さんの家に連れて行かれて、そこで、その男性が本当のご主人で、堤さんは夏美さんの弟さんだってことがわかったんだ。」
「あれまぁ……」
「それでね……実は、私が独身だってこと、まだ話してなかったから、昨日そのことを話しに行ってたの。」
「そんな話をカラオケでかい?」
「う、うん、まぁね。」
今更、家に行ったとは言いづらくて、そういうことにしておいた。
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