1 / 135
出会いは最悪のシチュエーション
1
しおりを挟む
(……さむ。)
吹き付ける冷たい風に、私は思わず身を縮める。
もう11月だもん。
寒いのも当たり前。
でも、寒いのは風のせいだけじゃない気がする。
そうだ…きっと、私の傍に誰もいないせいだ。
彼がいないクリスマスを、私はもう何度過ごしてしまっただろう?
しかも、私は来年で40歳になる。
ここまでくると、焦りよりも諦めの方が強くなる。
いや…正直言うと諦めたくはないよ。
素敵な彼氏を作って、幸せな結婚をしたい。
だけど、私より年上の人はもう結婚してるか、一目で結婚してない理由がわかりそうな人ばかり。
とはいっても、年上はいやだ。
私自身が、末っ子ってこともあるのか、どうも甘えん坊だし、頼れない男性なんていやだもん。
そんなことを考えてたら、やっぱり諦めモードにもなってくる。
諦めたくはないけど…
白馬に乗った王子様が迎えに来ないことはもうとっくにわかる年だもん。
なのに、現実を受け入れることも出来ない。
だとしたら、やっぱり諦めるしかないのかな…
(はぁぁ~…)
幸せがごそっと逃げて行きそうな、すごく大きな溜め息がこぼれた。
吹き付ける冷たい風に、私は思わず身を縮める。
もう11月だもん。
寒いのも当たり前。
でも、寒いのは風のせいだけじゃない気がする。
そうだ…きっと、私の傍に誰もいないせいだ。
彼がいないクリスマスを、私はもう何度過ごしてしまっただろう?
しかも、私は来年で40歳になる。
ここまでくると、焦りよりも諦めの方が強くなる。
いや…正直言うと諦めたくはないよ。
素敵な彼氏を作って、幸せな結婚をしたい。
だけど、私より年上の人はもう結婚してるか、一目で結婚してない理由がわかりそうな人ばかり。
とはいっても、年上はいやだ。
私自身が、末っ子ってこともあるのか、どうも甘えん坊だし、頼れない男性なんていやだもん。
そんなことを考えてたら、やっぱり諦めモードにもなってくる。
諦めたくはないけど…
白馬に乗った王子様が迎えに来ないことはもうとっくにわかる年だもん。
なのに、現実を受け入れることも出来ない。
だとしたら、やっぱり諦めるしかないのかな…
(はぁぁ~…)
幸せがごそっと逃げて行きそうな、すごく大きな溜め息がこぼれた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる