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お仕事の始まりはベリーエキサイティング!

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「……けっこうよく食べるね。」

 「え?は、はぁ、まぁ……」

 確かに今日は良く食べた。
スイーツまで、すべてぺろりと食べてしまったもの。
でも、今日は忙しかったから。
いつもこんなに食べるわけじゃない。
でも、わざわざそんなことを言うのもおかしいから、とりあえず、頷くしかなかった。



 「俺も今日は良く食べた。
 腹がぱんぱんだ!」

やっぱり今日の史郎さんは機嫌が良いような気がする。
 昨日の、あの時は最悪な奴だと思ったけど、今日はまるで別人みたい。



 「あ、そうだ…今日の材料費払っとかないと。」

 「あ、は、はい。」

 私は恐る恐るレシートを出した。
 高いとか言われたらどうしよう?



 「はい、じゃあ、これ。」

 史郎さんはちらっと見ただけで何も言わず、私の前にお金を差し出した。



 「ありがとうございます。今おつりを…」

 「いいよ。小銭は面倒だから。
それと、そこの引き出しにお金入れてあるから、明日からはそこのを使って足りなくなったらまた言って。」

 「は、はい、わかりました。
でも、今日、一週間分買って来たので、しばらくはいらないと思います。
あ、もし、史郎さんが食べたいものがあれば買って来ますけど…
それと、嫌いなものとかあれば教えて下さい。」

 「え?一週間分?」

 史郎さんはびっくりした様子で、もう一度レシートを手に取った。

 
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