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先輩の家政婦さんはトラブルメイカー!?

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手島さんがいると、やっぱりいつもみたいに話がしにくい。
それは、史郎さんも同じみたいで、史郎さんも何も言わない。
 当の手島さんも何も言わなくて、結局、その後はみんな黙ったままの食事となった。



 「あ、明日は夕食いらないからね。」

 「わ……」
 「わかりました。
では、朝とお昼はご用意しますね。」



 今のはきっと私に向かって言ったんだと思うけど…
なぜだか、手島さんが私を遮って返事をした。



そっか、明日は彼女さんのところにお泊りなんだね。
なんだかちょっと寂しいけど…
それは仕方のないことだから。



 「あの、御主人。
 私、今日からこちらに住み込ませていただきます。」



え?なんですと!?
 一瞬、びっくりしたけど、そう言えば、以前、手島さんはここに住み込んでたんだ。
 私の部屋の向かいの部屋に。
でも、まさか今日からまた住み込みだなんて…
なんだか気が重いな。



 「そう、ありがとう、助かるよ。
じゃあ、あとのことはよろしくね。
おやすみ。」

 「おやすみなさい。」
 「おやすみなさいませ。」

 私の複雑な胸の内なんて知らずに、史郎さんはそそくさと部屋に戻ってしまった。
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