121 / 135
休日のおでかけは、ファンタスティック!
17
しおりを挟む
「これ、ものすごく昔のやつで、子供向けのちゃちいやつなんだけど…
でも、俺が初めて見たレギラの映画で、すごく好きなんだ。
馬鹿みたいだろ?」
「そ、そんなこと、ないです。」
レギラ以外の怪獣もたくさん出てきて、街を襲う。
人間たちはなんとか怪獣を追い払おうとするんだけど、全然適わなくて…
そこに、レギラが現れ、怪獣たちと戦うっていうようなお話だった。
不思議なんだけど…なんだかすごく懐かしい想いがしたんだよね。
そして、その想いは、レギラが他の怪獣にやられて血を流し、身を震わせて大きく吠えた時、ピークに達した。
(……知ってる。)
私…この映画を見たことがある。
レギラの映画を見たのは、後にも先にも一度っきりだから…
そうだよ…お義父さんと見に行ったのがこの映画だったんだ。
そして、その時…私は今までずっと忘れてたことを思い出した。
『僕はこれからレギラのように強くなる。
そして、君やお母さんをずっと守って行く…』
お義父さんはそう言ったんだよね…
私はその言葉に、耳を塞いだ。
お義父さんは、本当は何も悪くない。
真面目で優しくて…私のことも、まるで実の子みたいに可愛がってくれた。
でも、お義父さんに懐くことは、本当のお父さんを裏切ることになる。
私はそう思ってたんだ。
でも、俺が初めて見たレギラの映画で、すごく好きなんだ。
馬鹿みたいだろ?」
「そ、そんなこと、ないです。」
レギラ以外の怪獣もたくさん出てきて、街を襲う。
人間たちはなんとか怪獣を追い払おうとするんだけど、全然適わなくて…
そこに、レギラが現れ、怪獣たちと戦うっていうようなお話だった。
不思議なんだけど…なんだかすごく懐かしい想いがしたんだよね。
そして、その想いは、レギラが他の怪獣にやられて血を流し、身を震わせて大きく吠えた時、ピークに達した。
(……知ってる。)
私…この映画を見たことがある。
レギラの映画を見たのは、後にも先にも一度っきりだから…
そうだよ…お義父さんと見に行ったのがこの映画だったんだ。
そして、その時…私は今までずっと忘れてたことを思い出した。
『僕はこれからレギラのように強くなる。
そして、君やお母さんをずっと守って行く…』
お義父さんはそう言ったんだよね…
私はその言葉に、耳を塞いだ。
お義父さんは、本当は何も悪くない。
真面目で優しくて…私のことも、まるで実の子みたいに可愛がってくれた。
でも、お義父さんに懐くことは、本当のお父さんを裏切ることになる。
私はそう思ってたんだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる