恋のキューピッドは怪獣でした!

ルカ(聖夜月ルカ)

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真実と未来はアンビリーバボー!

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次の日、私達は、史郎さんのおじい様たちのお墓を訪ねた。
さすがにお金持ちだ。
 三浦家のお墓はたいそう立派なものだった。



お花とお線香をお供えして…お墓の前で私達は手を合わせた。
 私は、心の中でお二人にご挨拶をして、それから簡単な自己紹介をして…
お墓には、お願い事はしないものだって以前聞いたことがあったし、私とは関係のない人のお墓だから、それだけして目を開けたら、史郎さんはまだなにかを一心に拝んでいた。
 私は一歩下がって、史郎さんのお参りが済むのを待っていた。



 「……お待たせ。」

そう言った史郎さんの顔は、照れ臭そうだけど、なんだかとても晴れ晴れとしていた。



 「……いえ。」

 「心の中の想い…全部、話して来たよ。」

 「……そうですか。」

 「ありがとう……」



 (え……!?)



 急に抱き締められて、私は頭の仲が真っ白になってしまった。
 史郎さんの温もりが…鼓動が伝わって来る。



 「……君のおかげだ。」

 「そ、そんなこと…」



 史郎さんはなかなか離してくれない。
 私も離れたくなかった。
ずっと、ずっと、このままでいたかった。



だから…そっと、腕を史郎さんの背中に回した。
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