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第14話:執事の良案(Side:ルドウェン②)
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ある日、ガーデニー家に行ったら俺は大いに驚いた。召使いが全然いなくなっていたからだ。
「ダーリー、これはいったい何があったんだ?」
「ルドウェン様聞いてよ。執事も料理人もいきなり全員辞めちゃったの。ヒドイと思わない?」
――いきなり全員辞めた? いや、さすがにそんなことは……。
しかし、屋敷の状態を見るとそれ以外に考えられなかった。
召使いどもは礼儀を知らないから、こんなことが平気でできるのだ。
――ちっ、何人か可愛いメイドがいたから、いずれそいつらを食う予定だったのに。
「でもね、ヘンリックっていう新しい執事が来て、これがホントに優秀なの」
――ヘンリック?
俺が疑問に思ったとき、ちょうど奥の方から地味な執事が出てきた。
「ルドウェン様、私はガーデニー家の新しい執事、ヘンリック・ルーマンと申します。お会いできて光栄の極みでございます。ルドウェン様はお噂どおりの、大変な美男子でいらっしゃいます」
ペコペコしながら笑顔で挨拶してくる。
――なんだこいつ、態度が良いな。
「ああ、そうか。しかし、あなた一人で屋敷を切り盛りしているのですか?」
ダーリーの前だから丁寧に話してやった。
「ええ、さようでございます。ですが、さすがに一人で全てをやるのは難しく……」
たしかに、庭の手入れや廊下の掃除など、全て一人で片付けるのは不可能だ。
「ねえ、ルドウェン様。少しの間だけいくらか召使いを貸してくださらない?このままじゃ、ヘンリックが倒れちゃうわ」
――……なんかダーリーのやつ、こいつに優しいな。
俺の表情が固くなったのを見て、ダーリーが慌てて小声で言った。
「ヘンリックが倒れると、私も手伝わないといけないでしょ? そうなると、ルドウェン様にお会いできる時間が減るからイヤなの」
――そういうことか。俺もダーリーに会いにくくなるのは嫌だ。
「わかった、王宮の召使いを少しこちらに回しましょう」
「ヤッター。ルドウェン様ありがとう」
「ありがとうございます、ルドウェン様! さすが未来の国王になられるお方だ! 先のことがよくわかっていらっしゃる!」
しきりに褒められて、俺は上機嫌だ。
――いい奴だな、このヘンリックとかいうのは。
俺の周りには口答えばかりする召使いしかいなかったが、こいつはそいつらとは違う。
ついでに、仕事ぶりを少し観察してみた。
ダーリーの言うとおり、かなり優秀な執事だった。
――俺の周りにもこういう奴がいれば良かったんだが……。
バカな召使いどものことを考えていると、ロミリアとの婚約破棄を父上と母上に言わなきゃいけないことも思い出した。
――クソっ、嫌なこと思い出しちまった。しかし、いずれは解決しないといけないな。
とりあえずはダーリーに相談だ。
「なぁ、ダーリー。ちょっと話があるんだが……」
「なに? ルドウェン様」
「実はロミリアと婚約破棄したこと、父上と母上にまだ言ってないんだ」
それを聞くと、ダーリーもギクッとした。
「えっ……、そうなの? 王様たちにはちゃんと伝えとくって、ルドウェン様言ってたじゃないの。ヤバくない、それ?」
婚約破棄の件については、父上たちが出国する前に言う予定だったが、俺は結局言い出せなかった。
「ごめんよ、ダーリー。言おうと思ってたんだけどさ……」
「思ってたんじゃなくて、ちゃんと言ってよ! どうするの!」
この一件でダーリーと少し言い争ってしまった。
――っんだよ! 人が下手に出てれば調子こきやがって! お前なんかより俺の方が偉いんだぞ!
すると、廊下からヘンリックが顔を出してきた。
「失礼いたします、ルドウェン様、ダーリー様。どうかされたのですか?」
ヘンリックを見て、俺たちは急いで平静を装った。
――ちっ、なんでもねえよ!
「……ねえ、ルドウェン様。ヘンリックに相談してみない?」
ダーリーが俺の足に触れながら、上目遣いで言う。
「優秀な執事だから、きっと何かいい案を出してくれる気がするわ」
――……ダーリーの言うとおりかもしれないな。こいつなら解決策を出してくれそうだ。それに、ロミリアと婚約破棄したことは、もはや周知の事実だしな。今さら、こいつに相談しても問題ないだろ。わからなければ人に聞くのも大切なことだし。
俺はヘンリックに聞いてみることにした。
「ヘンリック、相談があるんだが」
「はい、ルドウェン様、何でございましょうか?私でよければ、是非ご相談にのらせていただきます。ルドウェン様のお悩みをお聞かせいただけるなんて、執事冥利につきるというものです」
こいつと話していると気分が良い。
「僕はダーリーと婚約しているんだが、ちょっと問題があってな」
「そうなんでございますね、おめでとうございます。しかし、ちょっと問題と言いますと、どうなさいましたか? お二人は大変お似合いでいらっしゃいますが?」
「俺……いや、僕はもともとダーリーの義姉のロミリアという女性と婚約していたのだけど、これが本当にみっともない女性でね。たまらず婚約破棄をして、ダーリーと婚約し直したんだよ。そういえば、ロミリアはガーデニー家から勝手に出て行ったな。そうだよね、ダーリー?」
チラッとダーリーを見る。
「え、ええ。そうですわ」
ダーリーも俺の話に合わせてくれた。
「さようでございますか」
全く口答えをしてこない。
本来、召使いとはこうあるべきだ。
「実はこのことを父上と母上にまだ伝えていないのだ。そこで、何か上手い言い方はないかと考えていてね。父上と母上はそろそろ外国から帰ってくるから、もう時間が無いのだ。どうだ、ヘンリック、何か良い案はないだろうか?」
「……なるほど。たしかにそれは難しい問題でございますね……」
ヘンリックは真剣な顔で考えている。
「……それでは、このような案はいかがでしょうか?」
しかも、早速答えを出してきた。
「ぜひとも聞かせてくれ」
「いきなり婚約破棄したとおっしゃられては、さすがに問題になってしまいます。そこで帰国祝いということで、ダーリー様からは上等なぶどう酒を、ロミリア様からは安物のぶどう酒をお送りするのです」
――は? 何を言ってるんだ、こいつは。ロミリアはもういないと言っただろ。優秀だと思ったが、こいつもバカか?
横で聞いているダーリーもキョトンとしている。
「ヘンリック、さっきも言ったがロミリアは……」
「ルドウェン様。つまり、ダーリー様の評判を上げて、ロミリア様の評判を下げさせる、ということでございます。安物のぶどう酒を送りつけるなんて、大変な無礼でございますから。さすれば、王様方も婚約破棄せざるを得なかったと、ご理解されると存じます。ロミリア様がすでにいないことについては、後からなんとでも言えることでございます」
――なるほど。そんなことをすれば、ロミリアの評価はガタ落ちになる。しかも、同時にダーリーの評価は上がるわけか。やっぱり、こいつは優秀な奴なんだな。
「さすがヘンリックね、良い案だわ。そうと決まったら、まずはぶどう酒を探さないとね」
そして俺とダーリーはぶどう酒を探し、ヘンリックに箱詰めさせる。
「ルドウェン様、最後にとても大切なことがございます」
ガーデニー家を出ようとしたら、ヘンリックが何か言ってきた。
「なんだ、ヘンリック?」
「王様と王妃様にはこの二本のぶどう酒を、必ず両方とも飲んでいただかないとなりません。しかも、飲む量が大事でございます。最低一杯でも飲んでいただかないと、味の違いがわかりませんから。もちろん、ルドウェン様は安酒なんて、そんなに飲まれないとは思いますが」
――当たり前だろーが。
「あぁ、わかってるよ」
「お願いね、ルドウェン様」
よし、これでやっかいな問題も解決できそうだ。
「ダーリー、これはいったい何があったんだ?」
「ルドウェン様聞いてよ。執事も料理人もいきなり全員辞めちゃったの。ヒドイと思わない?」
――いきなり全員辞めた? いや、さすがにそんなことは……。
しかし、屋敷の状態を見るとそれ以外に考えられなかった。
召使いどもは礼儀を知らないから、こんなことが平気でできるのだ。
――ちっ、何人か可愛いメイドがいたから、いずれそいつらを食う予定だったのに。
「でもね、ヘンリックっていう新しい執事が来て、これがホントに優秀なの」
――ヘンリック?
俺が疑問に思ったとき、ちょうど奥の方から地味な執事が出てきた。
「ルドウェン様、私はガーデニー家の新しい執事、ヘンリック・ルーマンと申します。お会いできて光栄の極みでございます。ルドウェン様はお噂どおりの、大変な美男子でいらっしゃいます」
ペコペコしながら笑顔で挨拶してくる。
――なんだこいつ、態度が良いな。
「ああ、そうか。しかし、あなた一人で屋敷を切り盛りしているのですか?」
ダーリーの前だから丁寧に話してやった。
「ええ、さようでございます。ですが、さすがに一人で全てをやるのは難しく……」
たしかに、庭の手入れや廊下の掃除など、全て一人で片付けるのは不可能だ。
「ねえ、ルドウェン様。少しの間だけいくらか召使いを貸してくださらない?このままじゃ、ヘンリックが倒れちゃうわ」
――……なんかダーリーのやつ、こいつに優しいな。
俺の表情が固くなったのを見て、ダーリーが慌てて小声で言った。
「ヘンリックが倒れると、私も手伝わないといけないでしょ? そうなると、ルドウェン様にお会いできる時間が減るからイヤなの」
――そういうことか。俺もダーリーに会いにくくなるのは嫌だ。
「わかった、王宮の召使いを少しこちらに回しましょう」
「ヤッター。ルドウェン様ありがとう」
「ありがとうございます、ルドウェン様! さすが未来の国王になられるお方だ! 先のことがよくわかっていらっしゃる!」
しきりに褒められて、俺は上機嫌だ。
――いい奴だな、このヘンリックとかいうのは。
俺の周りには口答えばかりする召使いしかいなかったが、こいつはそいつらとは違う。
ついでに、仕事ぶりを少し観察してみた。
ダーリーの言うとおり、かなり優秀な執事だった。
――俺の周りにもこういう奴がいれば良かったんだが……。
バカな召使いどものことを考えていると、ロミリアとの婚約破棄を父上と母上に言わなきゃいけないことも思い出した。
――クソっ、嫌なこと思い出しちまった。しかし、いずれは解決しないといけないな。
とりあえずはダーリーに相談だ。
「なぁ、ダーリー。ちょっと話があるんだが……」
「なに? ルドウェン様」
「実はロミリアと婚約破棄したこと、父上と母上にまだ言ってないんだ」
それを聞くと、ダーリーもギクッとした。
「えっ……、そうなの? 王様たちにはちゃんと伝えとくって、ルドウェン様言ってたじゃないの。ヤバくない、それ?」
婚約破棄の件については、父上たちが出国する前に言う予定だったが、俺は結局言い出せなかった。
「ごめんよ、ダーリー。言おうと思ってたんだけどさ……」
「思ってたんじゃなくて、ちゃんと言ってよ! どうするの!」
この一件でダーリーと少し言い争ってしまった。
――っんだよ! 人が下手に出てれば調子こきやがって! お前なんかより俺の方が偉いんだぞ!
すると、廊下からヘンリックが顔を出してきた。
「失礼いたします、ルドウェン様、ダーリー様。どうかされたのですか?」
ヘンリックを見て、俺たちは急いで平静を装った。
――ちっ、なんでもねえよ!
「……ねえ、ルドウェン様。ヘンリックに相談してみない?」
ダーリーが俺の足に触れながら、上目遣いで言う。
「優秀な執事だから、きっと何かいい案を出してくれる気がするわ」
――……ダーリーの言うとおりかもしれないな。こいつなら解決策を出してくれそうだ。それに、ロミリアと婚約破棄したことは、もはや周知の事実だしな。今さら、こいつに相談しても問題ないだろ。わからなければ人に聞くのも大切なことだし。
俺はヘンリックに聞いてみることにした。
「ヘンリック、相談があるんだが」
「はい、ルドウェン様、何でございましょうか?私でよければ、是非ご相談にのらせていただきます。ルドウェン様のお悩みをお聞かせいただけるなんて、執事冥利につきるというものです」
こいつと話していると気分が良い。
「僕はダーリーと婚約しているんだが、ちょっと問題があってな」
「そうなんでございますね、おめでとうございます。しかし、ちょっと問題と言いますと、どうなさいましたか? お二人は大変お似合いでいらっしゃいますが?」
「俺……いや、僕はもともとダーリーの義姉のロミリアという女性と婚約していたのだけど、これが本当にみっともない女性でね。たまらず婚約破棄をして、ダーリーと婚約し直したんだよ。そういえば、ロミリアはガーデニー家から勝手に出て行ったな。そうだよね、ダーリー?」
チラッとダーリーを見る。
「え、ええ。そうですわ」
ダーリーも俺の話に合わせてくれた。
「さようでございますか」
全く口答えをしてこない。
本来、召使いとはこうあるべきだ。
「実はこのことを父上と母上にまだ伝えていないのだ。そこで、何か上手い言い方はないかと考えていてね。父上と母上はそろそろ外国から帰ってくるから、もう時間が無いのだ。どうだ、ヘンリック、何か良い案はないだろうか?」
「……なるほど。たしかにそれは難しい問題でございますね……」
ヘンリックは真剣な顔で考えている。
「……それでは、このような案はいかがでしょうか?」
しかも、早速答えを出してきた。
「ぜひとも聞かせてくれ」
「いきなり婚約破棄したとおっしゃられては、さすがに問題になってしまいます。そこで帰国祝いということで、ダーリー様からは上等なぶどう酒を、ロミリア様からは安物のぶどう酒をお送りするのです」
――は? 何を言ってるんだ、こいつは。ロミリアはもういないと言っただろ。優秀だと思ったが、こいつもバカか?
横で聞いているダーリーもキョトンとしている。
「ヘンリック、さっきも言ったがロミリアは……」
「ルドウェン様。つまり、ダーリー様の評判を上げて、ロミリア様の評判を下げさせる、ということでございます。安物のぶどう酒を送りつけるなんて、大変な無礼でございますから。さすれば、王様方も婚約破棄せざるを得なかったと、ご理解されると存じます。ロミリア様がすでにいないことについては、後からなんとでも言えることでございます」
――なるほど。そんなことをすれば、ロミリアの評価はガタ落ちになる。しかも、同時にダーリーの評価は上がるわけか。やっぱり、こいつは優秀な奴なんだな。
「さすがヘンリックね、良い案だわ。そうと決まったら、まずはぶどう酒を探さないとね」
そして俺とダーリーはぶどう酒を探し、ヘンリックに箱詰めさせる。
「ルドウェン様、最後にとても大切なことがございます」
ガーデニー家を出ようとしたら、ヘンリックが何か言ってきた。
「なんだ、ヘンリック?」
「王様と王妃様にはこの二本のぶどう酒を、必ず両方とも飲んでいただかないとなりません。しかも、飲む量が大事でございます。最低一杯でも飲んでいただかないと、味の違いがわかりませんから。もちろん、ルドウェン様は安酒なんて、そんなに飲まれないとは思いますが」
――当たり前だろーが。
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