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67.共同作業
しおりを挟む小山のように巨大だったデレス級魔物、名前で言うとエリューティア。
それは今、その巨躯をすっぽり呑み込んで尚余りある大穴の底で、全ての触手を失いタコの胴体だけとなって炭化していた。あの体中を覆っていた不気味な青と緑の無数の目玉も、綺麗に黒焦げになっている。
ついでに、大地も。
すり鉢状に空いた大穴の周囲とその中に瓦礫は一つもなく、代わりに剥きだしの土がガラス化しているのか、太陽の光を受けて時折キラキラと黒光りしている。穴というより、隕石がぶつかった後にできたクレーターです、と言った方がしっくりくるかもしれない。
自分が使った魔術でぶっ飛ぶというコントを披露中だった俺は、ロイに空中で無事キャッチしてもらえたこともあり、眼下に広がるその光景がよく見えていた。
魔術ヤバすぎ、絶対ブチ切れてる時に使っちゃだめだな、でもなんだかやけに気持ちがスッキリしてるなー、とか色々思う事はある。……………そう、これ誰が損害賠償するんだろう、とか怖い事も一瞬頭を過った。
でもそんなことよりも、俺をごく自然にお姫様抱っこしてクレーターの淵へ舞い降りたロイに、確かめなければいけない事がある。
「腕っ、大丈夫……だった?」
そう一言喋るだけでも、体に走る激痛に息を呑みそうになる。それを気合で我慢してみたものの、やはり間近で俺を抱きかかえている人にはバレバレだったようで
「すまぬ、いらぬ心配をかけた。ルーファウスの治療を受けて元通りだ。
それよりカナタ、魔力回路を痛めたか?」
自分が痛みを堪えるような顔をして、そう問いかけるロイを上手く誤魔化すなんて俺にはまだハードルが高すぎる。だから、こくこくと素直に首を縦に振ると、更に眉根を寄せたロイが地面に片膝をついた。
「気休め程度でしかないが、回復魔法を――」
そんな言葉と共に、俺の膝の下に通されていた右腕が目の前に持ち上げられる。袖が破れて肘までむき出しになった白い腕は、俺の知っている腕と何ら変わりない。
ダーウィル駐屯地でウーウルさんの足吹っ飛んだ発言を聞いていなければ、右腕のないロイを見つけたあの瞬間、今よりもっとパニックになっていた自信もある。
ほんと、異世界で良かった。元の世界じゃ、腕や足が無くなったらどうしようもないのに、ここでは魔法や魔術があるから。
でも、それも万能ではないのだろう。くっつけたのか生やしたのかはわからないが、微かに震えながらぎこちない動きをする腕を見つめた。
「ロイ、無理、するなよ?」
見た目だってボロボロだ。髪はざんばらだし、黒で統一してる軽装だって所々破れて赤黒い、俺なんかよりも絶対ロイの方が重症だろうに。
だからせめて地面に寝かせてもらえれば、と思ってそう口を開いたのだが、左腕一つで俺の肩をしっかり抱え直したロイに、硬い口調で言い返された。
「その言葉、そのままお前に返そう。」
「……っごめ、ん。ちょっと、頭に血が上ちゃって……」
反射的にそう謝ってしまった後で、でもやっぱりロイの方が悪くないか?とつい胸の内で考えてしまった。
だって俺は行かせたくなかったのに、ロイがあのデレスを倒しに行くから……でもそれはいつもの寝ぼけ状態で絶対殺せとか誰かが口走ったからで………あ、うん。俺が悪いわー、ごめんロイ。
そう結論が出たあたりで、柔らかな回復魔法の光にふんわり体を包まれて、少しだけ痛みが遠ざかる。そして頭上で零される、ため息。
「いや、謝るのは私の方だ。私の魔術では奴を殺せなかったのだからな。むしろ片腕を持っていかれるなど大失態であろう……。
結局、またカナタ一人に戦わせてしまった……」
お?お?おぉ!?ロイが、ロイがシュンって感じで落ち込んでる!?え、なにその……憂い顔ってやつ!?悲痛の色に染まってほんの少し潤んだ紫色の瞳も、綺麗な顔にかかる長さバラバラの金の髪も、最後にまた零れたため息もッ……!!
ごめん、不謹慎でごめん、でも、でもな…………!
「…………カナタ、何故そのような笑顔になっている?」
「っ…っ…ごち、そうさまですっ……!!」
あーロイの頭ナデナデしたい、よしよししてみたい!胸がキュンキュンするとか自分が気持ち悪すぎてやっぱり慣れないけど、過去最大に落ち込んでいるロイの姿がもうっ……!わかった、コレが萌えるってやつだな!?
ちょっと口元を引きつらせているロイにはほんと悪いけど、俺は今あの『萌え』を真の意味で理解したのだ。元の世界にいた頃には、ふーん?としか理解していなかった概念を!!だから今だけちょっと多めに見てほ―――
「あー…………オレっち、もうそろそろ帰ってもいいか?」
「しっ!!このバカルー!!!こんないいシーンで邪魔するんじゃないわよッ!?」
…………本気で気づいてなかったな。俺たちから少し離れた場所に、ルーファウスがノルンを肩車して立っていたなんて。
というかノルン、それだとお前、ゴシックドレスみたいなスカートの裾が上がってパンツ丸み―、スパッツみたいなの履いてるのか、うんそれなら大丈夫……って。
え?じゃあさっきから締まりのない顔でニヤニヤ笑ってる俺を見られてたってことか?こいつらに?―――頭殴ったら二人の記憶消せるかな?
そんな物騒な思考が、ごく自然に脳裏を過った時だ。
バキンッ、と石が割れるような音がどこかから小さく響いてきた。
口を開きかけていたロイも、再び俺を横抱きにして即座に立ち上がる。駆け寄ってきたルーファウスとその頭上のノルンの視線も、ロイと同じ方向へ向けられていた。
クレーターの中央、黒焦げになったままの魔物へと。
最初は小さかった音が徐々に大きく、そして何度も響き渡る中、誰も口を開かずにその光景をただ見つめる。
焼け焦げて更に黒く黒く染まった、デレスの胴体だった部位。タコらしい膨らみも萎みきり、所々空気が抜けたような歪な形になっていたそこが、内側から押し上げられるようにぷくりと丸く膨らんでいく。
それにつられて、弾力性のない表皮が裂けはじめ、バリンッと音を立てて剥がれ落ちると、赤々とした血よりもなお紅く、美しく輝く鉱石のような体が姿を見せる。
「…………第二形態ありとか、卑怯だよな?」
どこのゲームのラスボスだよ。いや、俺が知ってるラスボスは第三形態まであったな。
思わずそうぼやいて現実逃避をしている間に、蛹から羽化するように出てきた紅い魔物の姿は、人間の上半身の骨格そのものだった。
つまり、髑髏にあばら骨むき出しで腕振り回す、骨。
『グククグッ!!!クロォおヲ――――――ォ!!貴様はァ!!儂ノォモノだぁアァッ!!!神位をコノ手ぇえニィ――――!!!』
「しんい?……真意?神意?神位?新たな考察ワードかしらっ?!」
「か――――ッ!しつけぇよ。さすが師匠の魅力ってか?」
「カナタは私のものだ。」
大気を震わす紅い骸骨の咆哮に、それぞれ好き勝手なことを返す魔術師三人。最後の一人の台詞にちょっとだけ胸がまた高鳴ったが、そろそろ現実逃避終了だ、いい加減落ち着こう、俺。
ロイに抱っこしてもらって安心感抜群だからって、ちょっと気を抜きすぎだろう。よし、集中するぞ。
見る限り紅い骸骨は下半身がタコの残骸と癒着して動けないのか、闇雲にその骨の腕を振り回すだけで、一向に移動しようとはしない。
大きさも、タコ型だった時に比べれば一回り小さい。動きも緩慢で、数多の触手を操っていた先ほどの姿に比べると、そう脅威を感じない。
でも、瞬きをして再び世界の色を確認してみれば、思わず舌打ちしたくなる。
赤いのだ。俺がヤバそうな魔術を考えなしにぶっ放した直後だというのに、周囲を染め上げる魔力の色は蒼でもなく紫でもなく、真っ赤だった。
正確に言えば、あの骨が刻一刻と、赤い赤い負化魔力を周囲にまき散らしているのだ。
このまま放置してしまえば、すぐに新たなデレス級魔物が生まれるだろう――……。なぜそう思ったのかはわからないが、きっともう勘だ、勘。
「ロイ、あれ放っておいたらヤバイことになるっ……!」
「ああ、言われるまでもない。今度こそ―――」
決意の滲むその言葉を遮ったのは、突如パカリ、と大きく口を開けた骸骨、その仄暗い喉奥から俺たちへと迸った赤い閃光だった。
俺を抱えたまま咄嗟に大きく横に飛んで空へと浮かぶロイ、ルーファウスもノルンを頭にしがみつかせたまま同じように宙へと逃げる。
そして俺たちがいた場所を抉りながら、一直線に進む閃光は深々と大地を割いた。
「っレーザー砲とかっ……!魔物の癖にカッコイイなッ!?」
「ロー君!あれ魔術よ魔術!デレスが魔術使ってるぅう!?」
「いや、喉奥で微かに魔法陣が視えた。サリアスもよくやる高速魔法の一種であろう。」
「よっし、ちゃちゃっとオレっちが片づけてやろう。ノルン、魔力少ねぇみたいだがアレ、いけるか?」
唖然としながらも宙で魔術師たちが話し合う中、やけにルーファウスがやる気を出している。そしてなぜだかわからないが、その言葉にロイが酷く焦っていた。
「――ッ!?やめよルーファウス!あの骨は私が屠る故、貴様は防御結界をっ!」
「いいのいいの、ロディは師匠の安全確保しとけって。ここは兄弟子様たちに任せろ!なんたってオレっちは、弟子の中で唯一《魔導の頂点》に『お前はセンスがある』と言われた男だからな!!」
「ふ、ふふふ……いいわよ、バカルー。私と貴方の、あの第一級秘匿超絶必殺技を披露する、絶好の機会がついに来たようね!!しかもお師様の御前でッ!!」
ちゃちゃっと解けた方の髪を結い直しながら、そう感極まったように口にするノルン。ルーファウスもそれに深く頷いて、黙っていれば理知的でクールそうなその顔にまた、にやりと笑みを刻む。
もしかしてこの二人、見せ場が欲しいとかそんなんじゃないよな?きっとロイもかなり魔力を消費しているみたいだから、ルーファウスが気を遣ってくれてるんだよな?そうだよな?
「それが問題だと言っているッッ!!!」
「はははは!まぁ任せとけって~!!」
ロイの怒声のような制止を無視して幼女と眼鏡のオッサンは、俺たちを見失ったのか、ぎこちなく周囲を見回す骨を目掛けて飛んで行った。
そして俺は、聞こえてきた声に耳を疑った。
「行っくぜ――!!!『虚空の番人、雷光の覇者、断罪の咢にて我が敵を灰燼と化せ!!"撃滅塵灰雷剛撃"ォ――!!!』」
「『素は一にして始源、千代に八千代に流転せし永闇の天帝!今ここに顕現せよ!!"至高天に咲く深淵闇劔"ッッ!!!』」
……。
……………。
…………………………はい?
骸骨の真上で二人が口々に何か叫んだ直後、ついさっき見た覚えのある影のような黒い剣が現れる。俺が使ったのより遥かに大きいが。
頭上の異変に気付いた髑髏がゆっくりと上向くなか、黒の刀身に膨大な光と熱量を伴った雷が纏わりついていく。と次の瞬間、弓矢が射出されるように凄まじい速度で落下した黒剣が、紅い髑髏の眉間を深々と貫いていた。
そして遅れて吹きすさぶ爆風と、甲高い轟音。
舞い上がった土煙で視界は悪いが、視てみれば骸骨がいた辺りが赤みを帯びた紫色に染まっている。
やったか?と言いたいところだが、それはフラグだと何かのアニメか漫画で見た気がするのでやめておく。いや、ゲームだったか?
それよりも、再びロイに確認しなければいけないことが、できた。
「なぁ、ロイ……………アレ、ナニ?」
俺を抱きかかえている男からは、返事がない。視線を合わせようとしたが、先手を打ってそっぽを向くその徹底さよ。
「…………もしかして、ロイが頑なに魔術の修行方法を教えてくれなかったのってあの、痛い………詠唱……ちっくなもの、が原因、か?」
ぶっちゃけ中二病真っ盛りでも、あんなの声出して言わないだろ。それをいい年したオッサンと見た目は美少女だが実年齢超婆様が意気揚々とやっちゃうとか……。ごめん、ちょっと直視できそうにない。
ヒュウゥウ、と風が土煙を徐々に晴らしていく中、観念したのかようやく淡々と呟く声が聞こえる。
「我らのような魔術師が行使する魔術の威力は、自らの認識や想像性に強く左右されるらしい。故に、まずは自らが望む魔術の結果を、強く想起せねばならぬ。その手始めとしてあのような……っ奇怪な、呪文を唱えるのも……有効、だと………」
おい、昔の俺。ロイが今でも死んだ魚の目になる程、何をやらせたんだ、何を。
頭良さげで大人びてるけどきっと超絶可愛かったであろうお子様ロイに、まさか無理矢理さっきみたいな痛い台詞を言わせ―――…………それ拷問って言わないか?
「えーと……えと…………ルーファウスやノルンなら割とノリノリで、やってそうだよな……。うん、ロイも頑張ったんだな。」
「その言葉一つで、全てが報われる思いだ…………」
きっと『センスある』とあのオッサンが評された理由も、その辺りなんだろうと思いながらロイを労わると、疲れ切った声音でぽつりと返される。
ただ、場違いな程の穏やかな会話は、やはりそう長くは続かなかった。
『アアああァあア゛あ゛アァ――――!!!』
嗄れた咆哮と共に土煙の合間から姿を見せた紅い骸骨は、未だその姿をしっかり保っていたから。
うっそぉお!?仕留め損なうとかあり得る!?とか、二発目行くぞぉお!!というような雄たけびも風に乗って聞こえてきたが。
「…………ふむ、あの二人の攻性魔術でも仕留めきれぬか。」
髑髏の眉間部分から頭頂骨に向かって大きく円状に欠け、中身と思しき仄暗い闇がむき出しとなった場所から宙に溶けていく。そして爆発的にまた、周囲の大気が赤く染まっていくのだ。
(だめだ、時間をかけていられない――)
その光景を視て、脳裏が弾き出した解決策を咄嗟に口にした。
「ロイ、全力であの傷に攻撃しろ。」
「ッ!?待て、カナタ。私は制御が――――」
「いいから撃て時間がない。俺がどうにかする。」
自分であって自分でない、そんな違和感に蓋をしてロイに偉そうに命令しながら、ようやく周囲に戻ってきた黒砂に意識を繋いでいく。
(あぁ、だめだ。これじゃ足りない。やっぱりまだ魔力がいる……)
そう頭のどこかで判じた瞬間、ごぽりと鈍い音が体の中から響いて墨のような黒がぶわりと俺とロイの周りに広がっていく。
「この風は―――カナタ!魔力を使っては……!」
「いいからやれ!!ルーファウス!退避しとけよ!!」
「……っそれが、カナタの望みならば……」
ギリッと歯を噛みしめた音と、苦汁を飲み込んだ苦い声音が間近で聞こえた。
ごめんな、ロイ。心配かけているのは痛い程よくわかってるんだ。でもこれはダメだ、マズい。急ぐしかない。
だって、あの骸骨から滲みだす赤が、見渡す限りの世界を赤黒く塗り替えていってるんだ。頭の中で警鐘が鳴り響くような焦燥を感じているのは、きっとコレが取り返しのつかないことになるからだ。
700年、この世界で生きた俺の体が、そう言ってるんだ。
でも、今の俺じゃ骸骨に変じたあのデレスを、エリューティアという女神だった化物を殺せない。出力が、魔力が足りない。それは理解っている。独りじゃ無理だ。
だから―――……
「ロイ、助けてほしい。あれを、殺してほしい。」
ぎゅ、と俺の肩を抱く腕に力が入ったのを感じながら、その声は響いた。甘く低く、確かな強さを秘めて。
「あぁそうだ、私を使え。カナタ。」
それが幸せなのだと、言うように。
そして、ロイから放たれた魔術は、紫色の巨大な雷だった。
雷が水平に走るとかどうよ、などと思う暇など到底なく、一応は紅い骸骨に向かっていくその紫電を俺の魔力と周囲に散っている黒砂で螺旋状に囲うようにして、通り道を造り上げる。
(……あぁ、綺麗だ……まるで、竜―――違う、龍だ……)
視界が灼き付きそうな閃光の中、ともすれば暴れてどこかへ飛んでいきそうな破壊の力を必死で方向づけながら、頭の中ではそんな事を考えていた。
それは多分、時間にすれば秒にも満たない、刹那の出来事。
紫色の光となった龍が、魔物の頭蓋の傷へと飛び込み、やがて世界は白く染まった。
なんだろう、体が重い。酷く怠い。息も苦しい。
「…い……ん!……さん…………さ……!」
それに、さっきから煩く誰かの声がする。誰かが誰かを呼んでいるような、聞き慣れない、男の声が。
あれ?俺、どうしたんだっけ?もしかして、また気絶でもしたのか?
えっと……何を、してたっけ…………。ロイと、旅行してて………そうだ、ロイは?どうしてロイの声がしない?傍にいないのか?
あぁ……なんだっけ、思い出してきた。あの化物、どうなった?ちゃんと倒せたかな?俺とロイの共同作業なんだから、まぁ上手くいったよな、多分。
早く、早く起きて……確かめないと…………。
なんだかいつもよりはるかに重い瞼を持ち上げるのに、しばらく時間がかかった。ようやく開いた視界も、辺りが眩しすぎてよくわからない。
どこだここ?深奥宮殿の気配じゃ、ないな。まだカロディールにいるのか?いや、あそことも違う、ような。
回らない頭で思いつくままに考えていると、横になっているらしい俺を見下ろす人影が、ぼんやりと見え始めた。
「ロイ……?」
期待のこもった、やけに掠れた自分の声を認識した直後
「兄さん!!目が、目が覚めたんだね、兄さんっっ!!!」
泣き笑いの顔で、俺の手を両手で握っている見知らぬ少年が歓喜の声音で、そう言った。
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