38 / 61
37.処遇(ポイッ)
しおりを挟む幸いなことに、アルベルト殿下は僕の望み通りの答えをくれた。
「こうなった以上は、俺もいたずらに命を散らそうとは思わん。君がこの国での立場を失うかもしれない危険を冒してまで、救ってくれた命だ。俺は国の外から、民の為に為せることを探そうと思う」
スッキリしたような晴れやかな顔で、そう王子様度満点の言葉を紡いだ殿下だったけれど、一呼吸の後、ただ、と言い足した。
「このロレンツだけは、王国へ戻してやってもらえないだろうか。偶然あの場に居合わせただけで、この騎士は我が父、国王陛下の近衛なのだ。長く俺の後見を務めてくれているとはいえ、王太子の座を追われた男と共に出奔したなどという悪評が立つのは――」
「恐れながら殿下。せめてこの爺一人くらいは、御傍に置いて下され。儂も老いましてな……これ以上、若人を踏み台に自分が安穏と生きるは、寝覚めが悪すぎますのじゃ」
殿下の言葉を遮り、かつわざわざその足元に跪いてまでそう懇願した騎士の姿に、部外者ながら思わず僕もうんうんと頷いてしまった。
ほんの数年しか接点のなかった僕を魔族へ引き渡すだけでも、思うところはあったのだろう。
ロレンツ様が最後に「すまぬ」と僕へ絞り出してくれた、あの苦渋に満ちた声は今でもまざまざと思い出せるくらいだもの。
なのに今度は、幼い頃からよく知っている殿下が不条理な理由で死に行こうとしていた。それにどれだけ、この実直さと誠実さで知られる老騎士が胸を痛めていたかなんて、想像に難くない。
でも殿下はロレンツ様、ひいてはその一族の王国での立場を気にされているらしい。
――それも当然か。
処刑が決定していた元王太子と共に姿を消したとなれば、逃亡に手を貸したとみられて当たり前。場合によっては、その責めは一族郎党にまで……って誰なのかな。そんなこと少しも思い至りもせずに「一緒にいる近衛隊長もご招待で!!」と混乱したままお願いしたのは!?
……うぅ。だ、だって盗み聞きしちゃった殿下とロレンツ様の会話だと、もう殿下の処刑が間近とか聞こえてきて焦っちゃって……だから僕の思考力は年相応なんだよ!
これだから僕は!どうしてもっとうまくできないかな!?使いようによってはこの余計な知識だって、きっともっと役に立てられるはずなのに……。
たとえばもしも殿下に、僕のようなこの世界とは違う前世の知識や記憶があれば、王国は今よりも素晴らしい国になっていただろう。
どうしてよりにもよって僕なんかが、こんな前世を覚えているんだろう……。
「ふ、ふふっ……ぐるぐる煩悶中のユーリオも愛い愛い。だが、そこから自分を責め始めるのがいつものユーリオたんだからな。なぁ、サリオン?」
「はぁ~……憂い顔ユーリオ君こそ私の一推し……はっ!?……こほん。勿論手は打っておりますよ、魔王陛下」
「……今本音が零れてたッスよ、蛇閣下……」
またいつもの癖で一人考え込みかけていたところで、僕の括った髪の先を弄りながら魔王が呟く声が背中から上がった。
それにほんの少し慌てながらも、居住まいを正したサリオンがにっこりと微笑んでみせてから、さらりと口にする。
「元王太子が軟禁されていたお部屋ですが、転移直後に自然出火……少々火の勢いが強すぎたかもしれませんが、まぁ原因不明の自然出火で屋敷ごと焼け落ちておりますので。あそこから人間の死体を探し出すのは大変でしょうが、よーくよく探せば二人分ほどは見つかるかもしれませんね?」
体格も、探し人に凡そ一致する焼死体です。残念ながら正体は魔物ですが、人間共では消し炭からそこまでは判別できないでしょうねぇ。
――そう愉しそうに蛇尻尾の先を小さくクルクル振り回しながら語るサリオンに、僕は考える前に告げていた。我知らず口角の上がった、満面の笑みというやつで。
「サリオンすごい最高!ありがとう!!」
「~~~っふ!?……んぶっ!んふふふふふふッッ!ふーふふふふふッ!!!」
「……ぐぬぅ……余を差し置いて……いやしかし、ユーリオのこの笑顔……愛いっ!」
「ぐぎぎぎ……このウーギだって……でも今はまだ……むきぃぃぃッ」
こいつら本当に真面目な話をしているつもりなのか?というようなロレンツ様からの視線で、真っ先に我に返ったのは当然僕だったけれど。
両の掌で口元を覆ったサリオンが、僕と魔王が座るソファーの後ろで絨毯の上をのたうち回る姿と、それを地団駄ジャンプしながら見つめるウーギの姿は、きっと殿下たちからはあまり見えなかったはずだと信じたい。
そんな場違いな賑やかさが時折繰り広げられるなか、おそらく王国はアルベルト殿下が処刑を待つことなく自決し、近衛隊長のロレンツ様もそれに殉じたという筋書きで動くだろうとの意見の一致をみた。
僕には詳しく理解できないけれど、王一派とそれに対立する貴族派閥、双方にとってもその筋書きが一番望ましいだろうということらしいから。
だからこそ殿下は少々思案気な顔をしながらも、最終的にはロレンツ様の忠心を受け入れることにしてくれた。
僕としても、一方的に父親代わりとして慕っていた老騎士がこれ以上心を痛めることなく、その望み通りに生きていけるなら嬉しい。
それに、このまま殿下とロレンツ様もこのザルツヴェストに落ち着いてくれたら――などと自分に都合のいい妄想をしかけたけれど、それは甘かった。
僕の王子様は、やっぱりどこまでも高潔な誇り高き王子様なのだ。
ロレンツ様の件がまとまった後すぐに、アルベルト殿下は自ら魔王へ申し出た。
この魔族の国、ザルツヴェストに留まることだけはできない、と。
元々の非は王国にあると前置きされながらも、長く自国の民を苦しめた魔族の国に、自分だけが庇護されるわけにはいかない。
騎士と共に命を救われたことには感謝すれど、イグナベルクの王族として魔族を頼ることだけはできない。
そう魔王へ、直接意見された。
ですよねー……さすが殿下。僕みたいに、「もうこうなったらここでセカンドライフだ!」なんて開き直るわけにはいかないよね。
でも魔王は、そんな殿下の言葉に機嫌を損ねないだろうか。
僕の頼みで色々と手を打ってくれたのに、受けとり方によっては、たかだか人間如きの矜持でそれを無下にされるようなものだし。
そんな不安を抱えてちらりと背後の男をまた振り仰いだ僕だったけれど、どうやら杞憂だったらしい。
「そうかそうか、それはザルツヴェストとして大歓迎である。余も、ユーリオの視線が逸れる先が増えるのは口惜しいと思っていたところよ。そうであろう?ウーギ」
「御意ッッ!!このウーギ、既にフェルシオラの皇帝へ一報をぶん投げておりまッス!元王子サマは向こうへポイッすよ!!ねっ女王様ッ!!」
にっこにこの満面の笑みで語る魔王と、その足元へ機敏に跪きながら僕を見上げてキラキラと黒い瞳を輝かすウーギに、どうにか愛想笑いを浮かべつつも脳裏に過ったのは、人の良さそうなお爺ちゃん皇帝が青筋立てて苦笑いしている姿だった。
……まさか僕の思い付きで他国にまで迷惑をかけることになるなんて、本当にごめんなさい。と心の隅で謝罪するくらいは、許されるだろうか。
そうして驚くことに、それから数時間後――。
まだ今日という一日が終わる前に、それも日暮れすら迎えないうちに、アルベルト殿下とその騎士ロレンツ様は、フェルシオラ帝国へと転移魔法にて送り届けられることになったのだった。
何だか慌ただしすぎない!?と思ったものの、魔王の加護を受けているとはいえこの国の毒には長く晒されない方がいいに決まっている。
そう納得しながら、神樹の見えるバルコニーへ場所を移動して、フェルシオラ帝国へと旅立つ二人を見送ることにした。
「此度の件、俺は生涯忘れん。もしヴァロットの身に難事あれば、いつでも俺のことを思い出せ。出来ることは少なくとも、必ず助けになると誓う」
「……っで、んか……」
もうこの王子様!ほんっとうに王子様!!
わざわざ僕へと向き直り、そう真摯に告げる僕の王子様に感激して、ろくな言葉も返せないままでいると、相も変わらず背後から覆いかぶさってくる男の不服そうな声が耳元に落ちる。
「そのようなことは起きぬ……と言いたいが、余は不測の事態こそを愉しむ性質だと自覚はあるからな……うぅむ……まぁよい。万が一、億が一があるならば、その時は余のユーリオに報いてみせよ、人間」
「貴公の言葉、しかと胸に刻もう。ザルツヴェストの魔王よ」
ちょっと魔王が何を言っているのかわからないけれど、これは後でよくよく問い質しておくべきかもしれない。
この俺様傲慢自分勝手魔王様、まさか僕というものがありながら、わざと国が滅ぶようなことはしないよね?え?僕のセカンドライフの責任、取ってくれるんだよね?
少々感極まっているせいか思考が混乱している気がしながらも、殿下たちを転移魔法で送り届ける任を負ったサリオンから、そろそろ時間ですが、という声がかかるのを聞く。
それに軽く頷いた殿下が身を翻そうとして、ふと思い出したようにもう一度僕へと視線を合わせてくれた。
「――これは不確かな情報だが、戦時中に俺が収集した情報が一部、弟からゼーレ教へ提供されていると思われる。その中には君の、『焦土の魔導士』に関するものが含まれているはずだ」
「んぇ!?……っと、あ、あのその呼び名……やっぱり僕……なんですね?」
「ははっ、無理もないか。ヴァロットのような切り札がいることはできるだけ、内にも外にも秘していた。その結果『焦土の魔導士』という名だけが、独り歩きしていったわけだ。しかし――」
そう言って殿下は僕へ、正確には魔王へ忠告をした。
僕が描く使い魔生成の魔法陣は特殊性が高く、他の魔導士では再現しきれない。その時点で、僕という魔導士の貴重さを知っている者は多い。
そして、魔族の軍勢を阻むほどの戦術を喉から手が出る程に欲している者もまた多い、と。
……どうしよう、今初めて聞いたよそんなこと。あの魔法陣、僕のオリジナルじゃないよ!?ちょこっとだけ魔法文字の代わりに漢字も使ったりしていただけで……え、まさかそれが原因!?
「とはいえ、このザルツヴェストに在る以上はヴァロットの身柄も安泰だろう。よもやあの突拍子もない数々の戦術を実践するとも思えんが、信仰心とやらは時に理解の範疇を超えるからな……」
はい……?
突拍子もない戦術の数々って何のこと?僕そんなもの殿下に奏上したことあったかな?……いや、記憶にない。これはきっと、殿下が誰かと思い違いをしているはず……でもあの殿下が、そんな僕みたいなことをやらかすわけが……えぇ?本当に何のこと!?
「よいよい。人が足掻くというのなら、余はそれを愉しませてもらうのみよ。さぁもうよいから、行け。ユーリオを見出したその慧眼には、余も一目置いているのだ。新天地での新たな生が、幸多いことを祈ろう」
ぐるぐると僕が考え込んでいる間に、魔王が魔王らしく尊大に、けれど意外なほど好意的な見送りの言葉を告げた。
それを合図に、軽く頷いた殿下は今度こそ身を翻し、少し離れた場所で佇むサリオンとロレンツ様の下へと歩を進める。
一度視線が交わった老騎士様は、深く深く僕へと目礼した後、その主君へ腰を折った。
「ではフェルシオラまでポイ――こほん、丁重に送り届けて参ります。ご安心くださいね、ユーリオ君」
わざとらしく言い間違えて訂正する宰相蛇も、本来なら人間の為に骨を折るようなことはしたくないだろうに、僕の頼みだからと快く彼らを送り届ける役目を引き受けてくれたんだ。
このまま殿下とロレンツ様を葬り去らないか、ほんの少し、本当にほんのほんの僅かではあるが心配だけれど、そこはぐっと飲み込んで頷いておく。
そして、月並みな言葉をどうにか絞り出す。
「殿下もロレンツ様も、どうかお元気で」
そんな拙い送別にも精悍な顔つきで頷いてくれた殿下とその騎士は、次の瞬間には宙に掻き消えるようにして姿を消した。
一日も満たない、懐かし人たちの僅かばかりの邂逅は、こうして幕を閉じたのだった。
「はーっ!まったく!女王様のお手をここまで煩わせるなんて、人間の癖に羨ましい限りッス!!でもこれでやっとゆっくりお休みできますね。まず仮眠になさいます?それともお食事がいいっすか?」
僕と魔王の周りをぴょんぴょん嬉し気に飛び跳ねながら質問してきたウーギの言葉で初めて、気が付いたことがある。
「……僕、殿下にお茶も出してないっ!」
「王国の王族ならば、この地の物が毒に満ちていることは承知しているはずだ。たとえ毒抜きして持て成そうとも、要らぬ気を遣わせるだけよ。気にするな気にするな。うむ、愛い」
さーっと顔から血の気が引いていく感覚を僕が味わっているさなかに、のんびりとそう呟いた魔王はまた何の気まぐれか、突然僕を横抱きにしてその腕の中に抱え上げた。
「愛いのだが、その憂いを絶ったのだ。また余だけを見つめてくれぬか?」
その麗しく秀麗な顔に浮かべる表情は、どこかこちらを揶揄するような気配を纏ってはいる。
けれど、少しだけいつもより静かな光が宿った淡く灯る蒼の双眸が語る感情は、もしかして――嫉妬だろうか。
(僕が昨日から、殿下のことばっかり気にかけてた、から……?)
そんな魔王の視線を間近で、それも真正面から受け止めた途端、煩く鳴り始めた心臓と頬に集まりだす熱を止める術はない。
でも馬鹿正直に、それを嬉しいだなんて口が裂けても言えない僕は、咄嗟に質問でごまかした。
「あのさ……ゼーレ教って、なに?」
「――……よーしよしよしよし!愛い!余などよりもよほど世間知らずのユーリオたんも!取り合えず愛い!!」
むぎゅうっ!とまたその腕の中に強く強く抱き込まれながらも、きっちりと不服表明だけはできた僕は、やっぱり少しは成長していると思う。
「取り合えずって何さ!?そこは素直に呆れればいいじゃんかー!!んもぉおッッ!!」
……一応、色々と世間知らずの自覚はあるもんね、僕。
でも面と向かってそれを「取り合えず愛い」なんて可愛がられたら、話は別だ。いっそ笑ってよ、もう恥ずかしい!
41
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
【完結】婚約者の王子様に愛人がいるらしいが、ペットを探すのに忙しいので放っておいてくれ。
フジミサヤ
BL
「君を愛することはできない」
可愛らしい平民の愛人を膝の上に抱え上げたこの国の第二王子サミュエルに宣言され、王子の婚約者だった公爵令息ノア・オルコットは、傷心のあまり学園を飛び出してしまった……というのが学園の生徒たちの認識である。
だがノアの本当の目的は、行方不明の自分のペット(魔王の側近だったらしい)の捜索だった。通りすがりの魔族に道を尋ねて目的地へ向かう途中、ノアは完璧な変装をしていたにも関わらず、何故かノアを追ってきたらしい王子サミュエルに捕まってしまう。
◇拙作「僕が勇者に殺された件。」に出てきたノアの話ですが、一応単体でも読めます。
◇テキトー設定。細かいツッコミはご容赦ください。見切り発車なので不定期更新となります。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結、恋愛ルート、トマといっしょに里帰り編、完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新するかもです。
BLoveさまのコンテストに応募するお話に、視点を追加して、倍くらいの字数増量(笑)でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる