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しおりを挟む「あぁっ、あんっ、先輩、も、もうイッちゃう」
四つん這いになっている私の太ももの間に、滾りきった肉棒を挟み、しごいている。ぐちゅ、ぐちゅっと音をたてて、私の秘裂から流れ出ている液体をぐちゃぐちゃに混ぜながら、先輩は腰を振る。
「あぁ‥、アユ…」
肉棒がちゅる、ちゅるっと私のクリトリスに当たるたびに、快感が私を襲う。しごかれる度に、ぷるん、ぷるんと揺れる胸を、先輩の大きな手が包み、その乳頭をぐりぐりと弄っている。
私の背中に時折顔を下ろし、ハァ、ハァと息を当てる。時折、キスを落とす先輩も、そろそろイキそうになっている。
「んっ、先輩…、気持ち、イイ?」
「あぁ、イイよ、アユ…」
急に胸を揉みしだいていた手が、私の赤くぷっくりと膨らんだクリトリスを触る。ビクンっと揺れた私に、先輩は腰の動きを早めた。うっ、という声を出して、最後にビュー、ビューっと白濁した精液を、私の背中の上に吐き出した。
「ハァぁ…アユ…好きだ…」
先輩はベッドサイドにおいてあるタオルをとって、私の背中を優しく拭いてくれた。お互いにぐったりして、横になると、先輩は私の空色の目をじっと見つめる。何かを探すように。
「アユ…俺と触れ合うのは、気持ちイイ?」
「うん、気持ちイイよ」
時折、先輩は私の瞳をじっと見つめる。まるで、私の中にまだくすぶっている、不安な思いを探しているかのように。
どれだけ肌を合わせても、消えない不安があった。それは、どれだけ愛を囁かれても、先の見えない私たちの関係が、何も変わっていないからだ。
私は再度、愛している、と先輩に言えなくなっていた。
「アユ、今日は休みだから、買い物に行こうか。お揃いのマグカップ、欲しかっただろ」
「うん、行きたい。私、実はまだスレイヤールの王都って、あまり歩いたことないんだよね」
少し寒かったので、ひさしぶりにコートを取り出した。
「そっか、研究ばかりしていたよな…、どこか、他にも行きたいところとか、ある?」
そういって、外に出ると、先輩は私の手を握って来た。指と指をからめる、恋人握りだ。
「そうだなぁ…、二人で海を見てみたいなぁ。帝国だと、海が遠かったし」
セリアと見た海は、深い青色をしていた。先輩となら、また違った色になるだろう。
「海か、うん。じゃぁ、この紋がもうすぐ取れるから、少し休暇取って、海に行こうか。二人で」
「その紋、もうすぐ取れるの?」
「あぁ、もうすぐで約束の5年だから。解紋してくるよ」
そう言って、先輩は私の手をギュッと握り締めた。黒いコートを着た先輩は、薄い色つきのサングラスをかけていた。外に出る時は、なるべく瞳の色を見せないようにしている、と言って。黒は、魔力の強さを表すから、怯えられることがある、らしい。
「こうして街歩きしていると、思い出すね。バレッタを買ってくれた時」
「あぁ、あの時は、俺、結構貧乏だったんだよなぁ。手持ちも少ないのに、アユに何かプレゼントしたくてさ」
今は、お互いに収入もあるし、先輩は部長職だから、高収入だ。
「アユ、今日の記念に、アクセサリー買いに行こう。何がいい?今度は、きちんとアユにふさわしい宝石が付いている奴」
手が寒いだろ、って、つないでいる手を、先輩のコートに入れてくれた。
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