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第2章・勇者召喚の秘密編
第79話 ボスの提案とそれぞれの恋人①
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王様と王女が亡くなって、アプリティオ王宮は静かにざわついていた。
誰も彼もがそのことについて触れようとはしなかったけれど、全員の心が1つのことにしめられていたと思う。
突如暗殺されたとかではなく、王様を、この国の兵士と警備員たちが殺してしまったこと。
王女が王子を罠にハメ、また今回もその命を狙って失敗し、粛清されたこと。
まだ国民には発表段階にないけれど、ここまでの大騒ぎをみんな知らない訳じゃない。
遠くからでも見える程の巨大なドラゴンが王宮を襲っていたことは、ホテルの客たちや従業員らも話していて、到底隠し通せるようなことじゃない。
やがてその理由は公表される。その時に、それらが国民にどう伝わるのか。それらがどう受け止められるのか。自分たちの処分がどうなるのか。
みんなどう折り合いをつければよいのか、分からないみたいだった。
特に、知らなかった事とはいえ、王様を殺す戦いに加わった兵士たちは、遠目に見てもすぐに分かるほどに、一様に暗い表情をしていた。
そんな中、ドメール王子だけは、冷静だった。ことがおこるのを事前に知っていて、結果2人が死ぬだろうと理解していたというのもあると思うけれど。
ヤクリディア王女が再び問題をおこすのを知りながら、事前に止める手立ても考えつかず、その前に彼女を諌めることも、彼は何1つ出来なかったのだ。
結果兵士や警備員たちに、大勢怪我人や死者も出た。国王の部屋は簡単に燃えたり崩れたりはしないつくりになっているけど、王宮は天井が抜けてボロボロになってしまった。
アプリティオの新しい王様として、自分の不甲斐なさを噛み締めているようだった。
国王の部屋には、前回同様、俺とエンリツィオ、アシルさん、ドメール王子、マリィさん、ジルベスタが揃っていた。
ヤクリディア王女がジルベスタを襲うつもりだと伝える際に、エンリツィオが事が終わったあとでこの場を用意するよう、ドメール王子に事前に言い含めてあった為だ。
エンリツィオは既にニナンガ国王として接するつもりがないらしく、服装だけは国王の正装だったが、態度や表情は、完全に組織のボスのものだった。
「……まあ、これは分かっていることだと思うから言うが、俺はニナンガ王国に召喚された、元勇者の1人だ。」
ドメール王子はコクリと頷いた。
「勇者の中で優秀なのを、騎士団や魔法師団に引き抜いたことは聞いている。
ニナンガは前の魔法師団長も、あんたの代も、どちらも元勇者らしいな。
あんたに会ったことはなかったが、ジュリアンってのには、会ったことがあるよ。
過去に100人単位の大量勇者召喚に成功したことのあるニナンガが、10数人までしか召喚に成功出来ていなかった他の国々に、それを集める機会があると発表する集まりの中心で、熱弁をふるっていたからな。
それを聞いて、今回うちも、ジュリアン魔法師団長が教えてくれた時期に合わせて、大量勇者召喚を行ったんだ。
……まあ、まさかその直後に、俺が投獄されるとは、思ってもみなかったが。」
ドメール王子は自嘲気味に言った。
「──コイツはその時連れてこられた勇者の1人だ。今、オマエのとこにいる奴らと、同じ学校の出身の生徒さ。
今は俺の協力者だ。
ヤクリディアのスキルを奪い、売春婦のスキルを与えたのはコイツだ。」
ドメール王子は驚いた表情で俺を見た。
「……お久しぶりです。
刑務所では、色々教えていただいてありがとうございました。」
俺は初めてこの姿で、ドメール王子と会話を交わした。
「その声は……あの時の……。
そうか……、君がそうだったのか。
君の友だちは、あれから……。
……いや、よそう。聞いても仕方がないことだ。
──何か役には、立てたかい?」
眉を下げながら、ドメール王子は無理に微笑んだ。
「はい、一応。
俺の友だちと、あと、俺の幼なじみが、勇者召喚に巻き込まれたことが原因で、魔物になっていたことが分かりました。
あなたが教えてくれなかったら、俺は今でも彼女が魔物として、俺の近くにずっといてくれたことに、気付けなかったと思います。
……それだけは、ありがとうございました。」
俺も目線を落としながら、無理に微笑んだ。
「そうか……。すまない。
俺は投獄されて立場がなくなるまで、勇者召喚の意味を考えることはなかった。
俺が見つけ出して始まった、大量勇者召喚だ。きっと君たちは俺を、恨んでいることだろうな。
……罰は受けるさ。この国でそれを実行していたのは、妹と義理の父だったが、俺も方法を見つけることでそれに加わっていたし、その前に何度も実験で被害者を出した。
この世界での勇者召喚がなんであるのか、知っている君たちからすれば、俺は一番の戦犯だろうからな。
──俺の命を、奪いに来たのか。」
ジルベスタが、ビクッとして、心配げに悲しげに、ドメール王子を見つめる。
「そのことについてだが、相談がある。
相談というより命令だ。
オマエ、俺の下につけ。」
エンリツィオが、ギラリとした目線をドメール王子に向けた。
「……それは、どういう……意味だ?」
ドメール王子は困惑していた。
「そのままの意味さ。
俺たちは、大量勇者召喚を続けている、この世界の王族を全員ぶっ潰す。
この世界から、勇者召喚なんてものをなくす。
その為の協力者になれ。
──オマエを生かすも殺すも、それ次第ってことだ。
既にニナンガ王国は手中におさめた。
別にこの国を俺の部下たちに支配させても構わねえし、その力もある。
俺の部下たちは、この国に潜伏させてるだけでも、レベル7が31人だ。ラダナン刑務所が襲撃されたことは聞いてるな?
その時、大勢のレベル7魔法使いに襲われたと報告を受けた筈だ。
──あれは俺の部下で、全員元勇者だ。」
ドメール王子は驚愕を隠しきれない表情を浮かべた。31人なのは、あれから囚人たちから奪ったスキルを合成して、俺がエンリツィオの部下たちに移したからだった。
「あんたは……いったい……、なぜそこまでの力を……。勇者召喚でだって、レベル7を集めるには、はじまりのレベルがよほど高いか、時間をかけて育てなくちゃならない。
俺たちが生まれる前は、時間をかけてそこまで育ててから魔族の国に送り込んだとは聞いてるが、最初からレベル5が大量に召喚出来たと聞いているのは、あんたの代だけで、それでも30人をこえるだなんて話は聞いたことが……。」
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誰も彼もがそのことについて触れようとはしなかったけれど、全員の心が1つのことにしめられていたと思う。
突如暗殺されたとかではなく、王様を、この国の兵士と警備員たちが殺してしまったこと。
王女が王子を罠にハメ、また今回もその命を狙って失敗し、粛清されたこと。
まだ国民には発表段階にないけれど、ここまでの大騒ぎをみんな知らない訳じゃない。
遠くからでも見える程の巨大なドラゴンが王宮を襲っていたことは、ホテルの客たちや従業員らも話していて、到底隠し通せるようなことじゃない。
やがてその理由は公表される。その時に、それらが国民にどう伝わるのか。それらがどう受け止められるのか。自分たちの処分がどうなるのか。
みんなどう折り合いをつければよいのか、分からないみたいだった。
特に、知らなかった事とはいえ、王様を殺す戦いに加わった兵士たちは、遠目に見てもすぐに分かるほどに、一様に暗い表情をしていた。
そんな中、ドメール王子だけは、冷静だった。ことがおこるのを事前に知っていて、結果2人が死ぬだろうと理解していたというのもあると思うけれど。
ヤクリディア王女が再び問題をおこすのを知りながら、事前に止める手立ても考えつかず、その前に彼女を諌めることも、彼は何1つ出来なかったのだ。
結果兵士や警備員たちに、大勢怪我人や死者も出た。国王の部屋は簡単に燃えたり崩れたりはしないつくりになっているけど、王宮は天井が抜けてボロボロになってしまった。
アプリティオの新しい王様として、自分の不甲斐なさを噛み締めているようだった。
国王の部屋には、前回同様、俺とエンリツィオ、アシルさん、ドメール王子、マリィさん、ジルベスタが揃っていた。
ヤクリディア王女がジルベスタを襲うつもりだと伝える際に、エンリツィオが事が終わったあとでこの場を用意するよう、ドメール王子に事前に言い含めてあった為だ。
エンリツィオは既にニナンガ国王として接するつもりがないらしく、服装だけは国王の正装だったが、態度や表情は、完全に組織のボスのものだった。
「……まあ、これは分かっていることだと思うから言うが、俺はニナンガ王国に召喚された、元勇者の1人だ。」
ドメール王子はコクリと頷いた。
「勇者の中で優秀なのを、騎士団や魔法師団に引き抜いたことは聞いている。
ニナンガは前の魔法師団長も、あんたの代も、どちらも元勇者らしいな。
あんたに会ったことはなかったが、ジュリアンってのには、会ったことがあるよ。
過去に100人単位の大量勇者召喚に成功したことのあるニナンガが、10数人までしか召喚に成功出来ていなかった他の国々に、それを集める機会があると発表する集まりの中心で、熱弁をふるっていたからな。
それを聞いて、今回うちも、ジュリアン魔法師団長が教えてくれた時期に合わせて、大量勇者召喚を行ったんだ。
……まあ、まさかその直後に、俺が投獄されるとは、思ってもみなかったが。」
ドメール王子は自嘲気味に言った。
「──コイツはその時連れてこられた勇者の1人だ。今、オマエのとこにいる奴らと、同じ学校の出身の生徒さ。
今は俺の協力者だ。
ヤクリディアのスキルを奪い、売春婦のスキルを与えたのはコイツだ。」
ドメール王子は驚いた表情で俺を見た。
「……お久しぶりです。
刑務所では、色々教えていただいてありがとうございました。」
俺は初めてこの姿で、ドメール王子と会話を交わした。
「その声は……あの時の……。
そうか……、君がそうだったのか。
君の友だちは、あれから……。
……いや、よそう。聞いても仕方がないことだ。
──何か役には、立てたかい?」
眉を下げながら、ドメール王子は無理に微笑んだ。
「はい、一応。
俺の友だちと、あと、俺の幼なじみが、勇者召喚に巻き込まれたことが原因で、魔物になっていたことが分かりました。
あなたが教えてくれなかったら、俺は今でも彼女が魔物として、俺の近くにずっといてくれたことに、気付けなかったと思います。
……それだけは、ありがとうございました。」
俺も目線を落としながら、無理に微笑んだ。
「そうか……。すまない。
俺は投獄されて立場がなくなるまで、勇者召喚の意味を考えることはなかった。
俺が見つけ出して始まった、大量勇者召喚だ。きっと君たちは俺を、恨んでいることだろうな。
……罰は受けるさ。この国でそれを実行していたのは、妹と義理の父だったが、俺も方法を見つけることでそれに加わっていたし、その前に何度も実験で被害者を出した。
この世界での勇者召喚がなんであるのか、知っている君たちからすれば、俺は一番の戦犯だろうからな。
──俺の命を、奪いに来たのか。」
ジルベスタが、ビクッとして、心配げに悲しげに、ドメール王子を見つめる。
「そのことについてだが、相談がある。
相談というより命令だ。
オマエ、俺の下につけ。」
エンリツィオが、ギラリとした目線をドメール王子に向けた。
「……それは、どういう……意味だ?」
ドメール王子は困惑していた。
「そのままの意味さ。
俺たちは、大量勇者召喚を続けている、この世界の王族を全員ぶっ潰す。
この世界から、勇者召喚なんてものをなくす。
その為の協力者になれ。
──オマエを生かすも殺すも、それ次第ってことだ。
既にニナンガ王国は手中におさめた。
別にこの国を俺の部下たちに支配させても構わねえし、その力もある。
俺の部下たちは、この国に潜伏させてるだけでも、レベル7が31人だ。ラダナン刑務所が襲撃されたことは聞いてるな?
その時、大勢のレベル7魔法使いに襲われたと報告を受けた筈だ。
──あれは俺の部下で、全員元勇者だ。」
ドメール王子は驚愕を隠しきれない表情を浮かべた。31人なのは、あれから囚人たちから奪ったスキルを合成して、俺がエンリツィオの部下たちに移したからだった。
「あんたは……いったい……、なぜそこまでの力を……。勇者召喚でだって、レベル7を集めるには、はじまりのレベルがよほど高いか、時間をかけて育てなくちゃならない。
俺たちが生まれる前は、時間をかけてそこまで育ててから魔族の国に送り込んだとは聞いてるが、最初からレベル5が大量に召喚出来たと聞いているのは、あんたの代だけで、それでも30人をこえるだなんて話は聞いたことが……。」
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