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冬の章
11 いつか羽ばたく眠り姫③
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僕は『揚げ』の担当になった。担当といっても石橋さんのレクチャーを受けながらである。
まずは幼虫を水で洗って、くっついている木屑を落とした。それからキッチンペーパーで一匹ずつ丁寧に水気を拭き取る。爪楊枝で体にブスッと穴を開けて準備完了。ちょっと残酷だけど、こうしておかないと油に入れたとき幼虫の体が破裂するらしい。……ぞっとする。
あとはフライパンに少量の油を入れて揚げるだけ。揚げる時間は三分くらいじっくりと。どんな虫を食べるときでも、寄生虫が怖いので生食は厳禁だ。
とりあえずそこら辺にいる虫たちは何でも素揚げにしてしまえば食える。素人だった僕にもそういう新常識が定着しつつあった。
一方、先輩のお気に入りの『焼き』は凜ちゃんが担当した。焼き鳥みたいに幼虫を串に刺して、コンロの火であぶるというものだ。
「カリふわが至高です」
美人女子高生が全神経を集中して最高の焼き加減を実現すべくこの作業に没頭している姿はどこか哲学的である。先輩はというと……ソファに座って漫画を読んでいる。自由な人だ。
今日のお品書きはカナッペと呼ばれるフランス料理だ。須藤教授がフランスパンをスライスしてお皿に並べ、僕と石橋さんはその上にチーズや小さく切ったトマトを乗せていく。さらにそこへ、揚げたり焼いたりした幼虫をちょこんと乗せれば完成である。幼虫のカナッペ――見た目がオシャレで写真映えのするレシピだ。
毎度ながらサバの缶詰とかポテチといった酒の肴もテーブルに並び、先輩や斎藤さんの席にはビールも置かれた。
「では、食材に感謝していただくっす」
石橋さんが音頭を取り、全員が『いただきます』と唱和した。
「写真撮るからまだ食べないで!」
「あ、じゃあ僕も」
「私もです」
先輩、僕、凜ちゃんがカナッペの写真を撮り終わると、みんなが一斉に手を伸ばした。
僕はまず先輩のオススメである『焼き』を試してみる。幼虫をまじまじと眺めてから、パンごと一口でパクリといただく。焦げた部分はカリッとして、噛むと香ばしい香りが広がった。豆のような味だ。
「渡辺くん、どう?」先輩はハムスターみたいにパンを頬張りながら尋ねてきた。
「思ってたより食べやすくておいしいです。まだ見た目にはちょっと抵抗がありますが」
「凜ちゃんの焼き加減が絶妙だよねー」
「ですね」
凜ちゃんは耳元で僕だけに聞こえるように「渡辺さんのために頑張りました」と囁く。女子高生のナマの吐息が耳に触れて、僕はブルッと震えた。
「あれっ、焼きだけもうないの?」
教授がどれを取ろうかと手を彷徨わせる。
「おい猪俣! そればっかり食うな」
「いいじゃん別に。まだこっちあるし」
「猪俣に食われる前に自分の皿に確保しといたほうがいいぞ」
僕はとりあえず揚げた幼虫のカナッペも自分の皿に一つ確保した。
ひょろっとした虫だと、揚げたとき身がスカスカになりやすいが、でっぷりと太った幼虫は身が詰まっていて充分に食べ応えがある。噛むとプリッと弾けて、中からクリーミーなエキスが溢れる。
僕は一匹ごとの味をできるだけじっくりと味わった。その後は、残ったチーズやサバ缶と一緒にフランスパンを食べてお腹を満たした。
「先生、卒論の発表会、一週間延期できませんかねー? 先生のお力で、ちょちょいと」
「ははは、無茶を言うねぇ。僕は農学部のことに口出しなんてできないし、世界は君を中心に回ってるわけじゃないんだよ」
赤ら顔の先輩が須藤教授としゃべっている。教授は何を言われても穏やかな表情を崩さない。
「斎藤さん、卒論の発表会っていつなんですか?」
「理学部は二月十四日で、農学部は十五日だったっけな」
つまり先輩は来月――二月の十五日まではすごく忙しく、その後はもしかしたら少し余裕ができるかもしれない。
「おまえ、見学にでも来るつもりか?」
「いえ、そうじゃないですけど」
ぼちぼちお開きの時間になった。
「私、お皿洗うー」
「酔っ払いは皿割るんだからゴミでも集めろ」
「斎藤くんだって酔っ払いじゃん!」
「俺はテーブル拭くんだよ。皿洗いは石橋とリンタローに任せとけ」
「了解っす」
「渡辺さんとがいいのに」
「ぼ、僕はゴミ集めを手伝いますね」
凜ちゃんがさらっと何か言ったような気がするけど、聞こえなかった振りをして先輩と一緒に空き缶やお菓子の袋を集めていく。ついでに研究室のゴミ箱のゴミもまとめて、袋の口を縛った。
「ゴミ出しに行ってくるねー」
先輩が一人でゴミ捨てに行こうとしたので、僕はすかさず「一緒に行ってきます!」と後を追った。
廊下に出ると薄暗くて空気がひんやりとしていた。僕と先輩はゴミ袋を一つずつ持って、並んで歩く。
「うー、寒い。酔いが醒めちゃった」
「そうですね、まだまだ寒いですね」
「一人でも持てたのに、ありがとね」
「いえ。お酒飲んでたから、ちょっと心配で」
僕らが宴会をしていた研究室は理学部C棟の五階。一方ゴミ捨て場は建物の外にあるので、けっこう面倒なのである。だから女性に一人で行かせては、男として気が利かないと言われてしまうだろう。それに何より先輩と二人きりになれる。
「渡辺くんは優しいね」
「そんなこと、ないですよ」
もちろん先輩から誉められて内心は嬉しい。
建物の裏の駐車場の隅に、倉庫のようなゴミ捨て場がある。プレハブの扉を開けてゴミを投げ入れた。
「よし、戻ろうか」
先輩は両手を白衣のポケットに入れて白い息を吐く。
「はい」
とだけ僕は答えた。
それから僕らは黙ってエレベーターのところへ戻る。せっかく二人きりなのに、会話のきっかけがない。もっと会話があれば、流れで『あのこと』を言い出せるかもしれないけど、無言の中に唐突に『あのこと』を切り出すのは不自然な気がして自信がない。
どうして肝心なときに限って、会話が続かないのだろう。先輩は僕のことをどう思っているのか。あまり興味がないのだろうか。二人で過ごすには退屈な相手だと思われているかもしれない……。
エレベーターに乗り込み、鉄の扉を見つめたまま、この最大のチャンスを活かせずにまた惨めな気持ちになりつつあった。
「渡辺くん、どうしたの?」先輩が尋ねた。「難しい顔してるね」
僕はハッとして先輩のほうに顔を向けた。僕が先輩を心配して付いてきたはずなのに、先輩のほうが僕を心配してくれるとは。
会話が続かなかったのは、僕が考え事をしていて、先輩との会話を盛り上げようとしていなかったからで。
つまり僕はバカだ。
「いえ、あの……」
なんと答えていいか分からなくて言葉に詰まった。
もう心に決めたじゃないか。今になってあれこれ悩んだって仕方がない。悔いを残さないために、やらなければ。話題を切り出す流れとか、タイミングとか、そんなものはもうどうだっていい。カッコ悪くたって仕方がない。
何もやらずに逃げるより、いいじゃないか。
エレベーターが停まってドアが開く。
五階の廊下に出た。暗いが、須藤教授の研究室だけ明かりが漏れ出ている。
……今しかない。
「せ、先輩」
「ん?」
僕が不意に立ち止まったので、先輩も立ち止まってこっちを見た。
あっ……。僕は余計なことに気付いてしまった。
「髪の毛に、ホコリ付いてます……」
「え? どこ?」
バタバタと手で髪を払う先輩。食事の前に床に転がっていたからだ、絶対……。せっかくサラサラの綺麗な髪をしているのに、残念な人なのである。
「もっと、こっち側に……」
「んー! どう?」
「ええと、まだ……」
うまく伝わらなくて申し訳なくなる。
「取ってくれる?」
「あ、え?」
僕はその場に凍り付いた。女性の髪に触るなんて、そんな罰当たりなことは未経験である。ましてや先輩の髪に!? いや、髪に触れないようにホコリだけ取ればいいのか。
先輩が待っているので、息を止めて恐る恐る手を伸ばし、ホコリをつまみ取った。
「……取れました」
「ん、ありがと」
先輩が微笑みを残し、また歩き出そうとする。
――って、そうじゃない!
「先輩!」
僕はもう一度、先輩を呼んだ。
「どうしたの?」
僕は息を吸って吐いて、自分を落ち着けて、それからぎゅっと拳を握り締めて、先輩の目を見る。様々な感情が胸の内側を駆け巡ったけど、意を決して口を開く。
「卒論の発表会が終わって、少し時間ができたらでいいので、一緒に二人だけで、遊びに行きませんか」
――言えた。
先輩はちょっと驚いた顔をしたが、すぐに笑顔になった。
「うん、いいよ」
まずは幼虫を水で洗って、くっついている木屑を落とした。それからキッチンペーパーで一匹ずつ丁寧に水気を拭き取る。爪楊枝で体にブスッと穴を開けて準備完了。ちょっと残酷だけど、こうしておかないと油に入れたとき幼虫の体が破裂するらしい。……ぞっとする。
あとはフライパンに少量の油を入れて揚げるだけ。揚げる時間は三分くらいじっくりと。どんな虫を食べるときでも、寄生虫が怖いので生食は厳禁だ。
とりあえずそこら辺にいる虫たちは何でも素揚げにしてしまえば食える。素人だった僕にもそういう新常識が定着しつつあった。
一方、先輩のお気に入りの『焼き』は凜ちゃんが担当した。焼き鳥みたいに幼虫を串に刺して、コンロの火であぶるというものだ。
「カリふわが至高です」
美人女子高生が全神経を集中して最高の焼き加減を実現すべくこの作業に没頭している姿はどこか哲学的である。先輩はというと……ソファに座って漫画を読んでいる。自由な人だ。
今日のお品書きはカナッペと呼ばれるフランス料理だ。須藤教授がフランスパンをスライスしてお皿に並べ、僕と石橋さんはその上にチーズや小さく切ったトマトを乗せていく。さらにそこへ、揚げたり焼いたりした幼虫をちょこんと乗せれば完成である。幼虫のカナッペ――見た目がオシャレで写真映えのするレシピだ。
毎度ながらサバの缶詰とかポテチといった酒の肴もテーブルに並び、先輩や斎藤さんの席にはビールも置かれた。
「では、食材に感謝していただくっす」
石橋さんが音頭を取り、全員が『いただきます』と唱和した。
「写真撮るからまだ食べないで!」
「あ、じゃあ僕も」
「私もです」
先輩、僕、凜ちゃんがカナッペの写真を撮り終わると、みんなが一斉に手を伸ばした。
僕はまず先輩のオススメである『焼き』を試してみる。幼虫をまじまじと眺めてから、パンごと一口でパクリといただく。焦げた部分はカリッとして、噛むと香ばしい香りが広がった。豆のような味だ。
「渡辺くん、どう?」先輩はハムスターみたいにパンを頬張りながら尋ねてきた。
「思ってたより食べやすくておいしいです。まだ見た目にはちょっと抵抗がありますが」
「凜ちゃんの焼き加減が絶妙だよねー」
「ですね」
凜ちゃんは耳元で僕だけに聞こえるように「渡辺さんのために頑張りました」と囁く。女子高生のナマの吐息が耳に触れて、僕はブルッと震えた。
「あれっ、焼きだけもうないの?」
教授がどれを取ろうかと手を彷徨わせる。
「おい猪俣! そればっかり食うな」
「いいじゃん別に。まだこっちあるし」
「猪俣に食われる前に自分の皿に確保しといたほうがいいぞ」
僕はとりあえず揚げた幼虫のカナッペも自分の皿に一つ確保した。
ひょろっとした虫だと、揚げたとき身がスカスカになりやすいが、でっぷりと太った幼虫は身が詰まっていて充分に食べ応えがある。噛むとプリッと弾けて、中からクリーミーなエキスが溢れる。
僕は一匹ごとの味をできるだけじっくりと味わった。その後は、残ったチーズやサバ缶と一緒にフランスパンを食べてお腹を満たした。
「先生、卒論の発表会、一週間延期できませんかねー? 先生のお力で、ちょちょいと」
「ははは、無茶を言うねぇ。僕は農学部のことに口出しなんてできないし、世界は君を中心に回ってるわけじゃないんだよ」
赤ら顔の先輩が須藤教授としゃべっている。教授は何を言われても穏やかな表情を崩さない。
「斎藤さん、卒論の発表会っていつなんですか?」
「理学部は二月十四日で、農学部は十五日だったっけな」
つまり先輩は来月――二月の十五日まではすごく忙しく、その後はもしかしたら少し余裕ができるかもしれない。
「おまえ、見学にでも来るつもりか?」
「いえ、そうじゃないですけど」
ぼちぼちお開きの時間になった。
「私、お皿洗うー」
「酔っ払いは皿割るんだからゴミでも集めろ」
「斎藤くんだって酔っ払いじゃん!」
「俺はテーブル拭くんだよ。皿洗いは石橋とリンタローに任せとけ」
「了解っす」
「渡辺さんとがいいのに」
「ぼ、僕はゴミ集めを手伝いますね」
凜ちゃんがさらっと何か言ったような気がするけど、聞こえなかった振りをして先輩と一緒に空き缶やお菓子の袋を集めていく。ついでに研究室のゴミ箱のゴミもまとめて、袋の口を縛った。
「ゴミ出しに行ってくるねー」
先輩が一人でゴミ捨てに行こうとしたので、僕はすかさず「一緒に行ってきます!」と後を追った。
廊下に出ると薄暗くて空気がひんやりとしていた。僕と先輩はゴミ袋を一つずつ持って、並んで歩く。
「うー、寒い。酔いが醒めちゃった」
「そうですね、まだまだ寒いですね」
「一人でも持てたのに、ありがとね」
「いえ。お酒飲んでたから、ちょっと心配で」
僕らが宴会をしていた研究室は理学部C棟の五階。一方ゴミ捨て場は建物の外にあるので、けっこう面倒なのである。だから女性に一人で行かせては、男として気が利かないと言われてしまうだろう。それに何より先輩と二人きりになれる。
「渡辺くんは優しいね」
「そんなこと、ないですよ」
もちろん先輩から誉められて内心は嬉しい。
建物の裏の駐車場の隅に、倉庫のようなゴミ捨て場がある。プレハブの扉を開けてゴミを投げ入れた。
「よし、戻ろうか」
先輩は両手を白衣のポケットに入れて白い息を吐く。
「はい」
とだけ僕は答えた。
それから僕らは黙ってエレベーターのところへ戻る。せっかく二人きりなのに、会話のきっかけがない。もっと会話があれば、流れで『あのこと』を言い出せるかもしれないけど、無言の中に唐突に『あのこと』を切り出すのは不自然な気がして自信がない。
どうして肝心なときに限って、会話が続かないのだろう。先輩は僕のことをどう思っているのか。あまり興味がないのだろうか。二人で過ごすには退屈な相手だと思われているかもしれない……。
エレベーターに乗り込み、鉄の扉を見つめたまま、この最大のチャンスを活かせずにまた惨めな気持ちになりつつあった。
「渡辺くん、どうしたの?」先輩が尋ねた。「難しい顔してるね」
僕はハッとして先輩のほうに顔を向けた。僕が先輩を心配して付いてきたはずなのに、先輩のほうが僕を心配してくれるとは。
会話が続かなかったのは、僕が考え事をしていて、先輩との会話を盛り上げようとしていなかったからで。
つまり僕はバカだ。
「いえ、あの……」
なんと答えていいか分からなくて言葉に詰まった。
もう心に決めたじゃないか。今になってあれこれ悩んだって仕方がない。悔いを残さないために、やらなければ。話題を切り出す流れとか、タイミングとか、そんなものはもうどうだっていい。カッコ悪くたって仕方がない。
何もやらずに逃げるより、いいじゃないか。
エレベーターが停まってドアが開く。
五階の廊下に出た。暗いが、須藤教授の研究室だけ明かりが漏れ出ている。
……今しかない。
「せ、先輩」
「ん?」
僕が不意に立ち止まったので、先輩も立ち止まってこっちを見た。
あっ……。僕は余計なことに気付いてしまった。
「髪の毛に、ホコリ付いてます……」
「え? どこ?」
バタバタと手で髪を払う先輩。食事の前に床に転がっていたからだ、絶対……。せっかくサラサラの綺麗な髪をしているのに、残念な人なのである。
「もっと、こっち側に……」
「んー! どう?」
「ええと、まだ……」
うまく伝わらなくて申し訳なくなる。
「取ってくれる?」
「あ、え?」
僕はその場に凍り付いた。女性の髪に触るなんて、そんな罰当たりなことは未経験である。ましてや先輩の髪に!? いや、髪に触れないようにホコリだけ取ればいいのか。
先輩が待っているので、息を止めて恐る恐る手を伸ばし、ホコリをつまみ取った。
「……取れました」
「ん、ありがと」
先輩が微笑みを残し、また歩き出そうとする。
――って、そうじゃない!
「先輩!」
僕はもう一度、先輩を呼んだ。
「どうしたの?」
僕は息を吸って吐いて、自分を落ち着けて、それからぎゅっと拳を握り締めて、先輩の目を見る。様々な感情が胸の内側を駆け巡ったけど、意を決して口を開く。
「卒論の発表会が終わって、少し時間ができたらでいいので、一緒に二人だけで、遊びに行きませんか」
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