JK退魔師の受難 あらかると♡ ~美少女退魔師たちは今日もふたなり化して凌辱される~

吉田定理

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【幕間】篠塚穂香(ガールズバンドのリーダー・ボーカル。ふたなりナシ。ザーメンまみれ)

篠塚穂香②

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 廃墟と化したホコリっぽいライブハウスの中、篠塚穂香(しのづか ほのか)は制服姿で、目隠しをされ、椅子に縛り付けられている。その周りには、ボロをまとった汚らしい格好の男たち。
 穂香は不潔な匂いを感じ、わずかに顔をしかめた。恐らく集められたのは浮浪者か何かだろう。
「おおっ! 若い女だ!」
「制服とはそそるじゃねえか」
「なかなかいい体だぞっ、へへっ」
「ほ、ほんとうに、こいつとヤッていいのか?」
 男たちが興奮した様子で口々に呟く。穂香はたくさんの、ねっとりとした不快な視線を感じていた。
「待て、勝手なことはするな」
 女型の妖魔が、穂香に近づこうとする男たちを止めた。
 どうやら妖魔は脅したか騙したかして、浮浪者の男たちを集めたらしい。これは穂香にとって好都合だ。人間ならいくらかの良心を持ち合わせているはずだから、うまく味方に付けることができるかもしれない。
「皆さん、私は退魔師です。ロープをほどいてください! そうすれば私があの妖魔を倒して、皆さんを解放します!」
「た、退魔師!? 聞いてねえぞ!?」
「こんなに若いのに、本当なのか?」
「おい、どうする? 俺たちが妖魔とつるんでることがバレたら……」
「だ、大丈夫だ。目隠しされてるし、縛られてる」
「いや、でも、この状況、やばくないか? 俺たち犯罪者も同然だ……」
「妖魔とつるんでる時点で同じようなもんだろうが」
 男たちが不安げに相談を始めたのを、妖魔がさえぎった。
「お前たち、この娘は間違いなく退魔師だ。だが見ての通りこのザマだ。助けようなどと思うな。それに今更、逃げようと思っても無駄だ」
 何人かの男はここに来てしまったことを嘆いたり、他の男を責めたりした。よく考えずに、目先の利益に目がくらんで妖魔に協力してしまったのだろう。
「黙れクズども。この部屋には二重にわたしの結界がかけてある。諦めてわたしの言う通りにしろ。そうすれば、悪いようにはしない。ただし命令を破れば命の保証はしない。分かったな?」
 男たちは不服そうに、あるいは文句を言いながら、何人かは妖魔に返事を返した。
「皆さん、今は妖魔の言う通りにしてください。私は皆さんを必ず助けますから」
 穂香もこの哀れな男たちの身の安全を最優先と考え、優しく声をかけた。
 男たちはそれを聞いて、申し訳なさそうな顔をしたり、自らの過ちに気づいて反省したりしたようだった。
「よく聞け、男ども。わたしは従順なヤツは殺さない。これからお前たちは約束通り、この女を欲望のまま、好きなようにして構わない」
 妖魔の魅惑的な発言に、にわかに男たちがざわめき立つ。穂香も何をされるか想像して、ごくりと唾を飲んだ。
「ただし、女に触れることも、傷つけることも許さない。もしもお前たちがそうしようとすれば、結界の力が発動する」
 この発言には、男たちが反発した。
「なんだそれ!」
「それじゃ何もできないじゃないか!」
「女とヤレるって言ったのは嘘か!?」
「こんなにいい女が目の前にいるのに……くそっ!」
 ほっと安堵する穂香。妖魔の話が本当なら、男たちに犯されることはない。ならば、男たちをうまく説得して味方にし、脱出の糸口を見つけられるかもしれない。
「慌てるな、わたしは嘘は吐かない。従順なヤツには、ちゃんと後で褒美をやる。まずはゆっくりと、好きなように、女の体を鑑賞するといい」
 妖魔の腕が穂香の制服の胸元に伸びた。鋭い爪が制服を引っ掻き、ビリビリと破いていく。
 その乱暴な手つきと、耳障りな音が、穂香の心を大きく波立たせる。退魔師として拷問や凌辱、死でさえも覚悟しているとはいえ、恐怖心までは完全に消し去ることはできないのだ。
 数十秒で、その破壊的な行為は終わった。穂香の体には傷一つ付いていないが、制服は無残な状態となり、少女の柔肌や可愛らしいブラジャーが男たちの眼前に晒されてしまった。乳首こそブラに隠れたままだが、立派な胸の谷間は惜しげもなく見えているし、おへそや鎖骨、脇といったフェティシズムをそそる部位も剥き出しだ。さらに、スカートにはスリットが入れられ、千切れてさらに短くなった部分もあり、大事なところを覆う下着がギリギリで見えるか見えないかという状態になっている。当然ながら、ハリのある健康的な太ももも、根元近くまで眺めることができる。
「これはお前たちへのサービスだ。命令には背くな。この女に協力しようとも思うな。己の欲望を満たすことだけ考えていればいい。では、せいぜい楽しめ」
 妖魔は穂香と男たちを残して、本当にライブハウスから出ていった。
「妖魔の気配が……消えました」
 穂香は男たちを安心させるために報告した。実際、先ほどの妖魔の気配は穂香が探知できる範囲より外に消えてしまったのだ。
 また妖魔が戻ってくるまで、どのくらいの時間があるか分からない。穂香はすぐさま作戦を開始した。
「皆さん、全員で無事に生きて帰るためにも、私に協力してください。まずは、あの妖魔について知っていることを何でもいいので教えてください。それから、この部屋の状況や、間取りなども、できるだけ詳しく。住所や町の名前なども分かればありがたいです。でも、妖魔の結界を確かに感じますので、私には近づかないように」
「ど、どうする?」
「だが、妖魔は女に協力するなと……」
「もう遅い。あいつに従うしかないんだ」
「くそっ、どうすればいいんだ……」
 男たちはグチグチと話しながら迷っているだけで、なかなか穂香に協力しようとはしない。だが、穂香は何とかして脱出の糸口をつかみたかった。早くしなければ、千秋だけでなく他の二人のバンドメンバーも危ない。
「聞いてください。私の名前は、篠塚穂香です。北清高校の二年生で、八歳の頃から退魔師としての訓練を受けています。趣味は歌うこと。あの妖魔に不意を突かれて捕まってしまいましたが、こちらも敵の情報を得られれば、充分に勝機はあります。それに私の友人たちも、恐らく私を探しているでしょう。ここを無事に出られたら、皆さんを私のバンドのライブに招待したいと思っています」
 穂香は自分を知ってもらうことで、男たちに親しみを感じてもらおうと考えた。些細な会話をきっかけにして、ゆっくりと、お互いの間にそびえる氷の壁を壊していこうというわけだ。
「八歳から……へえ、嬢ちゃん、すごいんだな」
「バンドやってるのか。俺も若い頃はミュージシャンに憧れてたな……」
「お、俺の名前は、沢木っていうんだ」
「バカ、名乗ってどうすんだ!?」
「俺は村山。君くらいの娘がいる。もう何年も会っていないが」
 男たちが穂香に心を開こうとしていた。
 妖魔がそそのかして集めた男たちは、ホームレスや身寄りのない者たち――社会的弱者だと想像がつく。そんな男たちが美少女に優しく話しかけられて、嬉しくないはずがない。穂香が目隠しをされたまま微笑めば、男たちはドキリとして、この少女のことを信じるのが正解だと思い始める。
 だが――。
「お、おい、何する気だ?」
 一人の男がズボンを脱いで下半身を露出させた。無論、穂香には何も見えないが、その男の陰部はすでに勃起し、大きくなっている。
「お、おれは、我慢できねえ! あの妖魔は、触らなきゃ何してもいいって言っておった!」
 男は周囲の目など無視して、穂香の正面に立ち、血走った目で穂香を凝視しながら、股間のモノをしごく。無残に破かれた制服では隠しきれない立派な胸をじっくりと見たかと思うと、視線を下げて、ムッチリとした太ももを眺め、さらにその根元にあるスカートの暗がりに目を凝らす。
「ああ……たまらねえ……! 若い女の体を見ながら抜けるなんざ、久しぶりだ……!」
「……?」
 穂香には目の前で男がしている行為が見えていない。ただ、その行為のかすかな音と、妙な息遣いだけが、聞こえている。
 穂香はアイドルのような少女であり、異性からの人気も高いが、まだ特定の異性との恋愛経験は何もなかった。当然ながら異性の自慰を見たこともない。
 この場にいる男たちは皆、多かれ少なかれ、この美少女のあられもない姿を見せられて、性的な興奮を覚えていた。一人目の男ほど大胆に行動に移しはしないものの、ズボンに片手を差し入れて陰部をまさぐっている者もいれば、欲望にまみれた目で穂香を凝視している者もいる。ただでさえ誰もが羨むような美少女なのに、このように性欲を刺激する姿を見せられれば、まったく無反応でいられるわけがないのだ。
「そうだ……こんな可愛い子、好きにできるなんて……もう一生ないかもしれない!」
「俺たちどうせあの妖魔に殺されるんだぞ。この女だって殺されるなら、いまさら何したって構わねえ」
「おい、正気か? この子は退魔師なんだぞ」
「お、俺も、もう我慢できねえっ」
「さ、触らなければ、近づいてもいいんだよな……?」
「皆さん……? どうしたんですか? 何をしているんですか? 冷静になってください! 皆さんは私が守りますから。私を信じてください!」
 穂香の質問に答える者はいなかった。一人、また一人と欲望に負けて、ある男はズボンを下ろし、またある者はズボンの中に手を突っ込んで、硬くなった男根をしごく。男たちは穂香にもっと近づいて、サラサラの髪の匂いを嗅いだり、きめ細かい肌を舐めるように見たり、かがみこんでスカートの中を覗き込んだりする者までいた。
「どけっ! 見えないだろ」
「ああっ、この娘、いい匂いがする!」
「なんてエロいおっぱいなんだ。最近の女子高生は発育が良くて、けしからんなぁ」
「俺たちは悪くない。仕方ないんだ、悪いのは妖魔だ……!」
 穂香は周りの空気が完全に変わってしまったことを察する。男たちとの距離が近い気がするし、妙な息遣いや興奮したような声が不気味に感じられた。
「み、皆さん……!? どうしたんですか!? 妖魔の情報を私に教えてください!」
「ああっ……もう……!」
「うっ……。俺も……!」
「ぐう゛ッ……出るッ!」
「え……?」
 何も知らない穂香の眼前で、血管の浮き出た太い肉棒がビクビクと震えた。
 どぴゅっ、どぴゅっ! ビュル、ビュルル!
「きゃっ!?」
 穂香は驚いて悲鳴をあげた。
 男たちの欲望が次々と迸(ほとばし)り、身動きの取れない穂香の顔に、髪に、肌に、破れた制服に、ベットリと、ネットリとかかって、まとわりついて、白く汚す。その生暖かい気持ち悪い感触と、むせ返るような濃厚な匂いとで、穂香は思わず顔をしかめて息を止めた。
「俺も……出すぞ!」
「う゛っ! イクッ!!」
「おらっ! 受け止めろ!」
 もう誰も穂香の味方になろうなどと考える者はおらず、男たちは我先にと美少女に精液を浴びせていった。重力によって垂れ、滴り落ちた白濁液は、穂香の太ももや、ローファーや、椅子の周りも白く染めていく。
「何!? いやッ! やめてくださいっ!」
「ふぅ……たまらねえぜ」
「一回じゃおさまらん!」
「もっと! もっとだ! やらなきゃ損だ!」
 穂香の体が、解放された欲望によって幾重にも白く塗りつぶされていく。どろりと滴る精液が目隠しを伝って口に入りそうになり、穂香は顔を下に向けた。
「おい、顔を見せろ!」
「もうこの目隠し、取っちまえ!」
「でも妖魔が、触るなって」
「バレなきゃ、かまいやしねえ! 丸裸にしろ!」
「そうだ、やっちまえ!」
 ついに男たちの理性は崩れ、一人が穂香のボロボロの制服につかみかかり、力任せに引っ張った。穂香は椅子ごと床に横倒しになる。
「痛い! やめてっ!!」
「へへっ……悪く思うなよ」
「いやっ! だめっ!」
 だが穂香が丸裸にされるより前に、異変が起こった。穂香を脱がそうとした男が急に喉を抑えて苦しみ出し、うめき声をあげて、よろよろと後ずさる。そしてそのまま倒れ、動かなくなった。まるで猛毒にでもやられたかのように、白目を剥き、口から泡を吹いて痙攣している。
 自慰に耽っていた男たちは、全員が青ざめてイチモツを握りしめたまま、言葉を失った。

<幕間おわり・篠塚穂香 バッドエンド?>

<美少女バンドメンバー連続凌辱編へ 続く?>
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