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第40話 「人違い」の正体④
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「じゃ、お茶で…」
「お茶だなっ?何茶?」
「あー…緑茶の…何か…濃~いやつ…何か…効きそうな…?」
「あー…了~解~…」
「先パイ 濃い緑茶が好きなんすか?」
「んー…普段は水が多いけどな…今日は濃いのが飲みたい気分で…」
「ふ~ん?抹茶は飲みます?」
「抹茶?いや? ちゃんとしたのも 飲んだ事 無いな。抹茶味の何かは 食べた事あるけど」
「そっか~」
「何で?」
「抹茶とか好きなら、今 家に抹茶の粉あるけん、要るならと思って」
「え?何であんの?」
「この前、出張で こっち来た兄ちゃんが、東京暑いし、色々食べもん違うしで 俺が ホームシックになるやろうって、帰ってから色々送ってきてくれて~!実家からのも あるけど、兄ちゃん姉ちゃん達も 色々送ってくれて~!ほら、今日の昼飯は それで作ったやつと~ 姉ちゃん達が作ってくれて 冷凍で送ってくれたパンなんです~♪めっちゃ好きなやつで~!」
「へぇ~ そっか、良かったな?」
「うん!すっげー嬉しい!」
「お前が抹茶でも点てるのかと思った」
「ん?飲みたかったら点てるけど?先パイ飲む?」
「えっ?そんな事出来るの?」
「作法通りには、せんけど~」
「ナオちゃん意外過ぎる…」
「え?そう?」
益々…コイツの謎が…深まるけど…。
いつもの純粋な子供っぽい感じになっていて、ひとまず安心?的な感じで
コイツの子守りを俺に任せ、いつものメンバーは各々昼食を買いに行き…
目で、俺に「絶対ここに居てくれ!」と訴えつつ…ま、海の件…駅の時 居合わせたメンバーの気持ちも 今なら分かる…かな…
各々がテーブルに戻って来て 団欒モードになり、コイツは隣で 炊き込みご飯とか色々食べてる…具は鶏肉とゴボウだけ?
「ん?先パイも食べます?」
「あ、いや…鶏肉とゴボウか~って思っただけ」
「あ~ 家で作る時は、椎茸とか筍とか人参とか色々入れるけど~、これは市販の炊き込みご飯の素で、これには鶏肉とゴボウだけルールなんです」
「へぇ~?九州の?」
「うちの県だけっすね~。あ!ずっと聞こうと思っとってっ、こっちの いなり寿司っち…味濃ゆく感じる…つーか 奢ってもらったのに悪いけど…あと、桜餅違って驚いたんすけど…あれ普通?」
「あ~…銭湯の近くの所の?ちょうど神社とお寺の中間の、角の所?」
「そうそう!そこそこ!桜餅もそこ!クレープみたいなんですけど!東京それが普通⁈」
「あそこの稲荷寿司は 味濃いので有名だから普通じゃないと思う。俺 食べたこと無いけど」
「めっちゃ濃ゆかったし~!いなり寿司おかずに白飯食えるもんっあれ~!」
「ふふ 今ので、どれだけ濃いか 分かったわ。桜餅は神戸さんも言ってたから 知ってたけど、関東は そのクレープみたいなのが普通」
「マジか…」
「え?桜餅って他にあんの⁈ナオくん 九州のどんなのっ?」
「え~?マジで こっちの人 見た事無い…つーか、え?あの 俺が普通と思っとんの九州だけの?丸いの…」
「関西…西日本は 同じみたいだぞ?道明寺タイプって」
「どーみょーじ…?」
「道明寺粉を使ってるからって、桜色の米みたいな中に 餡子のやつだろ?」
「それそれそれそれッ!それが桜餅って!」
「神戸さんも、こっちで それ探してたから、食べたかったら 店教えるけど 今の時期は無いけどな」
「えっ!やったぁ~ッ!」
「あ、今 スマホで見たら全然違うな⁈西日本これなの⁉︎」
「そうそう!それなんですよ!」
ようやく…いつも通りというか…夏休み前の雰囲気かな?
お互い…コイツも皆も少し やり難かったかな…?
でも 相変わらず、「ここに居て!」の無言の目配せ来るけど…。
「なぁ、嵯峨、さっき言ってた銭湯って…神戸さんってバイト先の…だよな?ナオくんがカッケーって言ってたのは、神戸さんに お前…ほら…協力してたの?」
「あー…そうそう。丁度な。春休みだから…」
「超カッケかったですよ~ッ!両方とも!」
「えっ?お前 両方とも見えてた?」
「うん!」
「え?両方ってどうゆう事?」
「あー…(体の)前と後ろ(背中)側で…」
「…あ~?そうゆう事な?」
あの会議に居たメンバーなら(漫研は全員知ってそうだけど…)ピンと来ただろうけど。
他の外野は???だっただろうな。
「え~どんな感じだったんですか~?ナオくん見たんでしょ~?」
「うん!言って良い?」
「うん…覚えてんの?」
「うん!前(胸側)はな~ 和柄の水紋と雄のオシドリに、水面に桜で花筏になっとって~っ!後ろ(背中)は~ 雪を被った紅い椿に、飛びよん雄の尾長鶏!クッソかっこよかった~~っ!!」
「…よく覚えてたな?」
「うん!超良かったけん!」
「え、待って待って!オシドリしか 分かって無いから!調べる!どれどれ~?和柄の何って~?」
…これが普通だよな?普通は着物の柄とか 分からない人が多いだろうし…
尾長鶏とかも…コイツ…さっきも抹茶点てるって…益々…謎…
「お前 着物とか詳しいの?」
「ん?いや~田舎やけん、着物っつーか、昔の衣装 着る機会とか多くて~」
「え?何で?」
「お祭りとか、伝統行事とか 色々あって~ 子供の数も少ないし、そもそも人口もどんどん減るしで、あっちもこっちも手伝いに行かんとなんです~。行政からは「伝統文化は絶やすな」ってお達しだけ来て、何もせんクセに~!お役所仕事過ぎで~。ま、神社と寺の行事とか、海の安全と豊漁とか 色々生活に関係するし、言われんでも続けるけどな~?」
「へ~ なるほどな?そういう事か。抹茶も そうって事?」
「そうそう。嗜みの一つとして…?やな~」
「へぇ、良いな。そういうの…今年は出なくていいのか?」
「正月には帰ろうっち思って~!夏は、おじちゃん達が バテバテでビールじゃねぇで、スポーツドリンク片手に頑張りよったって~」
「…いつもはビール飲みながらすんの?祭りって神事とかもだろ?」
「ちゃんと せんと いけん役割の人は 飲まれんけど~、お祭りは神様達と一緒に喜んでパーティすんのと同じやけん、酒もごちそうも いっぱい食べて盛り上がらんと~!お祭りは、祝日…祝う日やけんさ?神様も仏様も龍とか鬼とかも、一緒に パーティして盛り上がる方が喜ぶって~♪」
「…そうなんだ…そっか…祝う日か…」
「うん!さすがに 訳分からんくなるまで酔って、ベロベロは 全員から怒られるけどな?そこまでしたら、罰当たりやけど~」
「うん、そこは そうだな」
「でも、いつやったっけ?水と泡盛 間違えて飲んでさ~」
「はっ?お前が?」
「いや、兄ちゃん達と大人が~。あん時は さすがに足に来とった人多かったわ~!ようやったと思うわ~皆~」
「えっ…ナオくん、泡盛って…すんごい強くなかったっけ?」
「九州でも泡盛飲むの?沖縄のお酒かと思ってた」
「ちょうど、誰かのお土産で泡盛あって~、古酒《クース》って良いやつで~吐き出すのも、勿体ねぇし、神様の前やしって 皆 飲んだんよ~。40度以上やったけど」
「40度ッ⁈」
「半端無いなっ!え?一口…口に含んだ瞬間で分からなかったのかなっ⁈」
「酒と味似てるのっ?泡盛って」
「あ、酒って こっちでは日本酒?のこと?九州は焼酎やけん。20度以上はあるけんさ?神様には日本酒とか御神酒やけど~、焼酎もあるけどな?」
「あ、焼酎か~九州は~」
「え?てことは…大人は40度の泡盛飲んで普通に役目を果たせたって事…よね?」
「はい。姉ちゃん達に 気合い入れられて~、「ちゃんとせぇ!」っち」
「水と間違えたって…コップで一杯分ってこと…?」
「そうです~。美味しかったらしいですよ~ 良い酒やったって~」
「おおお~…俺なら倒れてる…確実に…。息もして無いかも…」
「分かる…水と間違えて飲んで…不可抗力でも…怒られて、気合い入れられるのか…九州に行ける肝臓と腎臓は 俺には備わって無いな…」
「俺も…」
「あたしも…」
「え~?そうなんすか~?嵯峨先パイも?」
「俺は まだ酒飲めないから 分かんないけど…無理と思う…」
「え?あ、じゃ俺 今 先パイと同じ年や?」
「あ、19になったの?」
「うん!かに座なんで~ 先パイは?」
「蠍座」
「嵯峨 さそり座だったのか~」
「つか、ナオくん誕生日過ぎたのっ?言ってよ~!」
これは、かなり元通りというか…夏休み前に戻ったな?もう大丈夫そう?
…ちゃんと聞けば、ちゃんと答えるし、納得のいく答えを言うからな。
謎とか思ってても、俺を含めた全員 知ら無かっただけ。
自分と全く違う異文化で 想像出来なくて、理解が難しかっただけ。
そして、その逆も…コイツは よく一人で東京来て頑張ったな……。
「ナオくん、その親戚のお兄さん達の写真ないの?」
「あ~!気になる~!超美男美女なんでしょ~!見た~い!!」
「あー…無いっすね~」
「あ、そうなの~?残ね~ん!」
「今 言ったみたいに、皆 酔っ払ってて写真とか…手元が震えまくって~」
「あはははっ!確かに~!」
「え、じゃあ、そのお祭りの衣装着たナオくんの写真は~っ?」
「あー…どうっすかね~?探したら…もしかしたら、あるかも…?」
「あったら見せて~?」
「はーい」
…? 何か…歯切れ悪いな?気のせいか…?
「お茶だなっ?何茶?」
「あー…緑茶の…何か…濃~いやつ…何か…効きそうな…?」
「あー…了~解~…」
「先パイ 濃い緑茶が好きなんすか?」
「んー…普段は水が多いけどな…今日は濃いのが飲みたい気分で…」
「ふ~ん?抹茶は飲みます?」
「抹茶?いや? ちゃんとしたのも 飲んだ事 無いな。抹茶味の何かは 食べた事あるけど」
「そっか~」
「何で?」
「抹茶とか好きなら、今 家に抹茶の粉あるけん、要るならと思って」
「え?何であんの?」
「この前、出張で こっち来た兄ちゃんが、東京暑いし、色々食べもん違うしで 俺が ホームシックになるやろうって、帰ってから色々送ってきてくれて~!実家からのも あるけど、兄ちゃん姉ちゃん達も 色々送ってくれて~!ほら、今日の昼飯は それで作ったやつと~ 姉ちゃん達が作ってくれて 冷凍で送ってくれたパンなんです~♪めっちゃ好きなやつで~!」
「へぇ~ そっか、良かったな?」
「うん!すっげー嬉しい!」
「お前が抹茶でも点てるのかと思った」
「ん?飲みたかったら点てるけど?先パイ飲む?」
「えっ?そんな事出来るの?」
「作法通りには、せんけど~」
「ナオちゃん意外過ぎる…」
「え?そう?」
益々…コイツの謎が…深まるけど…。
いつもの純粋な子供っぽい感じになっていて、ひとまず安心?的な感じで
コイツの子守りを俺に任せ、いつものメンバーは各々昼食を買いに行き…
目で、俺に「絶対ここに居てくれ!」と訴えつつ…ま、海の件…駅の時 居合わせたメンバーの気持ちも 今なら分かる…かな…
各々がテーブルに戻って来て 団欒モードになり、コイツは隣で 炊き込みご飯とか色々食べてる…具は鶏肉とゴボウだけ?
「ん?先パイも食べます?」
「あ、いや…鶏肉とゴボウか~って思っただけ」
「あ~ 家で作る時は、椎茸とか筍とか人参とか色々入れるけど~、これは市販の炊き込みご飯の素で、これには鶏肉とゴボウだけルールなんです」
「へぇ~?九州の?」
「うちの県だけっすね~。あ!ずっと聞こうと思っとってっ、こっちの いなり寿司っち…味濃ゆく感じる…つーか 奢ってもらったのに悪いけど…あと、桜餅違って驚いたんすけど…あれ普通?」
「あ~…銭湯の近くの所の?ちょうど神社とお寺の中間の、角の所?」
「そうそう!そこそこ!桜餅もそこ!クレープみたいなんですけど!東京それが普通⁈」
「あそこの稲荷寿司は 味濃いので有名だから普通じゃないと思う。俺 食べたこと無いけど」
「めっちゃ濃ゆかったし~!いなり寿司おかずに白飯食えるもんっあれ~!」
「ふふ 今ので、どれだけ濃いか 分かったわ。桜餅は神戸さんも言ってたから 知ってたけど、関東は そのクレープみたいなのが普通」
「マジか…」
「え?桜餅って他にあんの⁈ナオくん 九州のどんなのっ?」
「え~?マジで こっちの人 見た事無い…つーか、え?あの 俺が普通と思っとんの九州だけの?丸いの…」
「関西…西日本は 同じみたいだぞ?道明寺タイプって」
「どーみょーじ…?」
「道明寺粉を使ってるからって、桜色の米みたいな中に 餡子のやつだろ?」
「それそれそれそれッ!それが桜餅って!」
「神戸さんも、こっちで それ探してたから、食べたかったら 店教えるけど 今の時期は無いけどな」
「えっ!やったぁ~ッ!」
「あ、今 スマホで見たら全然違うな⁈西日本これなの⁉︎」
「そうそう!それなんですよ!」
ようやく…いつも通りというか…夏休み前の雰囲気かな?
お互い…コイツも皆も少し やり難かったかな…?
でも 相変わらず、「ここに居て!」の無言の目配せ来るけど…。
「なぁ、嵯峨、さっき言ってた銭湯って…神戸さんってバイト先の…だよな?ナオくんがカッケーって言ってたのは、神戸さんに お前…ほら…協力してたの?」
「あー…そうそう。丁度な。春休みだから…」
「超カッケかったですよ~ッ!両方とも!」
「えっ?お前 両方とも見えてた?」
「うん!」
「え?両方ってどうゆう事?」
「あー…(体の)前と後ろ(背中)側で…」
「…あ~?そうゆう事な?」
あの会議に居たメンバーなら(漫研は全員知ってそうだけど…)ピンと来ただろうけど。
他の外野は???だっただろうな。
「え~どんな感じだったんですか~?ナオくん見たんでしょ~?」
「うん!言って良い?」
「うん…覚えてんの?」
「うん!前(胸側)はな~ 和柄の水紋と雄のオシドリに、水面に桜で花筏になっとって~っ!後ろ(背中)は~ 雪を被った紅い椿に、飛びよん雄の尾長鶏!クッソかっこよかった~~っ!!」
「…よく覚えてたな?」
「うん!超良かったけん!」
「え、待って待って!オシドリしか 分かって無いから!調べる!どれどれ~?和柄の何って~?」
…これが普通だよな?普通は着物の柄とか 分からない人が多いだろうし…
尾長鶏とかも…コイツ…さっきも抹茶点てるって…益々…謎…
「お前 着物とか詳しいの?」
「ん?いや~田舎やけん、着物っつーか、昔の衣装 着る機会とか多くて~」
「え?何で?」
「お祭りとか、伝統行事とか 色々あって~ 子供の数も少ないし、そもそも人口もどんどん減るしで、あっちもこっちも手伝いに行かんとなんです~。行政からは「伝統文化は絶やすな」ってお達しだけ来て、何もせんクセに~!お役所仕事過ぎで~。ま、神社と寺の行事とか、海の安全と豊漁とか 色々生活に関係するし、言われんでも続けるけどな~?」
「へ~ なるほどな?そういう事か。抹茶も そうって事?」
「そうそう。嗜みの一つとして…?やな~」
「へぇ、良いな。そういうの…今年は出なくていいのか?」
「正月には帰ろうっち思って~!夏は、おじちゃん達が バテバテでビールじゃねぇで、スポーツドリンク片手に頑張りよったって~」
「…いつもはビール飲みながらすんの?祭りって神事とかもだろ?」
「ちゃんと せんと いけん役割の人は 飲まれんけど~、お祭りは神様達と一緒に喜んでパーティすんのと同じやけん、酒もごちそうも いっぱい食べて盛り上がらんと~!お祭りは、祝日…祝う日やけんさ?神様も仏様も龍とか鬼とかも、一緒に パーティして盛り上がる方が喜ぶって~♪」
「…そうなんだ…そっか…祝う日か…」
「うん!さすがに 訳分からんくなるまで酔って、ベロベロは 全員から怒られるけどな?そこまでしたら、罰当たりやけど~」
「うん、そこは そうだな」
「でも、いつやったっけ?水と泡盛 間違えて飲んでさ~」
「はっ?お前が?」
「いや、兄ちゃん達と大人が~。あん時は さすがに足に来とった人多かったわ~!ようやったと思うわ~皆~」
「えっ…ナオくん、泡盛って…すんごい強くなかったっけ?」
「九州でも泡盛飲むの?沖縄のお酒かと思ってた」
「ちょうど、誰かのお土産で泡盛あって~、古酒《クース》って良いやつで~吐き出すのも、勿体ねぇし、神様の前やしって 皆 飲んだんよ~。40度以上やったけど」
「40度ッ⁈」
「半端無いなっ!え?一口…口に含んだ瞬間で分からなかったのかなっ⁈」
「酒と味似てるのっ?泡盛って」
「あ、酒って こっちでは日本酒?のこと?九州は焼酎やけん。20度以上はあるけんさ?神様には日本酒とか御神酒やけど~、焼酎もあるけどな?」
「あ、焼酎か~九州は~」
「え?てことは…大人は40度の泡盛飲んで普通に役目を果たせたって事…よね?」
「はい。姉ちゃん達に 気合い入れられて~、「ちゃんとせぇ!」っち」
「水と間違えたって…コップで一杯分ってこと…?」
「そうです~。美味しかったらしいですよ~ 良い酒やったって~」
「おおお~…俺なら倒れてる…確実に…。息もして無いかも…」
「分かる…水と間違えて飲んで…不可抗力でも…怒られて、気合い入れられるのか…九州に行ける肝臓と腎臓は 俺には備わって無いな…」
「俺も…」
「あたしも…」
「え~?そうなんすか~?嵯峨先パイも?」
「俺は まだ酒飲めないから 分かんないけど…無理と思う…」
「え?あ、じゃ俺 今 先パイと同じ年や?」
「あ、19になったの?」
「うん!かに座なんで~ 先パイは?」
「蠍座」
「嵯峨 さそり座だったのか~」
「つか、ナオくん誕生日過ぎたのっ?言ってよ~!」
これは、かなり元通りというか…夏休み前に戻ったな?もう大丈夫そう?
…ちゃんと聞けば、ちゃんと答えるし、納得のいく答えを言うからな。
謎とか思ってても、俺を含めた全員 知ら無かっただけ。
自分と全く違う異文化で 想像出来なくて、理解が難しかっただけ。
そして、その逆も…コイツは よく一人で東京来て頑張ったな……。
「ナオくん、その親戚のお兄さん達の写真ないの?」
「あ~!気になる~!超美男美女なんでしょ~!見た~い!!」
「あー…無いっすね~」
「あ、そうなの~?残ね~ん!」
「今 言ったみたいに、皆 酔っ払ってて写真とか…手元が震えまくって~」
「あはははっ!確かに~!」
「え、じゃあ、そのお祭りの衣装着たナオくんの写真は~っ?」
「あー…どうっすかね~?探したら…もしかしたら、あるかも…?」
「あったら見せて~?」
「はーい」
…? 何か…歯切れ悪いな?気のせいか…?
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