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第54話 俺のホームにて④
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レジを打つ間…裏表紙の…本の概要が読みたい欲…に負けず
俺なら、速読で身に付けた技で、自然にチェック出来るんだけど…我慢し
でも冊数とかの確認はしないとだから、本のタイトルだけはチェックして…
コイツは俺の反応が気になるのか、前髪で顔が見えない様にしてるのに
俺の顔を覗き込んで、反応を見てるのが分かる。
悪戯っ子の様な…反応が気になってリアクション待ちの子供の様な…
ソワソワ?ワクワク?している感じが伝わるし…。
俺は変な意地というかプライドがあるから、あたかも「そんなに気になって無いけど?何?」な風を装い
コイツの めちゃくちゃ良い視力で見ても、平常運転に見えたハズ…
お願い。そう見えててくれ…
さっきから、俺らしく無いし…
必死過ぎて恥ず過ぎる…。
コイツのよこしたヒント…4冊の本のタイトルから分かる情報は…
海上貿易…シルクロードの海の道…水軍…そして、平家…。
え?コイツは…全部がヒントになるって言ったよな…?
待て…待て待て…どうしよう…これ…かなり…凄い秘密の一族…?
平家の末裔…直系じゃ無かったにしても…日本史に関係する一族…という事もあるし…さっきの言い方…。
何も知らない人が調べて書いたら どんなのか…って事は?
歴史の表舞台には…教科書には載って無いか…真実では無い情報が通説になってる系?
あの、親戚の6人を 知ってしまってるから…
直系の子孫…末裔でも おかしく無いって考えてしまうし
メッセージカードの文字にしても そうだ。
天下人か文化人の筆跡って感じだった。
とても「社会人だから ペン習字で美しい文字を」のレベルと言うか、感じでは無い…。
百人一首でも写経でもしたら良いような…男文字だったから、お兄さん達のうちの一人が書いたんだろうけど…
きっと、6人とも同じレベルの雰囲気のある美しい文字を書くんだろうな…見てみたい…!
コイツは?コイツの字は どんなもんだろう?
外見だけ、キャラだけしか知らなければ、取るに足らぬ 年相応の男子の字って感じに思えるけど…。
抹茶も嗜みのうち…って言ってたし…コイツの文字も見てみたくて しょうがない!
どうしよう…こんな…どうしようもない程…興味を持ってしまって…。
今までなら、本の中の2次元の世界だったから…興味を持ったら、同じく2次元の世界…他の本で情報を調べればよかった。
辞書を引く感覚と同じで。
でも、今回は生きた人間が相手だから…どうすればいいか分からない…。
あんまりすると…ストーカー行為?だよな??
今まで、人間関係の築き方を ちゃんとして来て無いから…
どこまで踏み込んで、プライベートの情報を聞いて良いのか分からない…。
こんな事なら…それなりの人間関係の築き方を練習しとけば よかった…かな。
コイツと一族の謎を解明したい…一番に。
それまでは、誰にも邪魔させないし、逃がせないし、他の人間が コイツを俺から遠ざけないように守るというかキープしとかないと。
コイツに彼女が出来ても良い。
この謎を解明するために 今みたいに定期的に学内で話したり出来れば、彼女が何人出来ようが良い。
会話からヒントを得つつ、卒業までに、納得して理解が出来ればいい。
ただ、彼女に夢中になって、俺との接触がゼロになるのはダメだ。困る。
謎が解けないまま卒業なんて…!
絶対に一生 この謎に捉われてるだろうし。
こんな…日本の歴史に関する一族?かもしれないのに出会うなんて…
もう一生に一度だろうし。
特に俺の行動範囲じゃな…。
かと言って…卒業後に地元に帰ったコイツに「ギブアップ。真実を教えて欲しい」なんて手紙を送る訳にも…
それは完璧にストーカーだよな?
俺も色々あって…ストーカーの被害者だからな。
コイツに同じ思いをさせたく無い…と言うか、させられ無い。そん時、今度は俺が加害者側だ…。
どこまで…が 普通の先輩・後輩の人間関係なんだろう…?
今の関係…距離感をキープしたいけど…コイツに彼女が出来ても。
こんなに興味が湧いて、気になる人間に初めて会ったし…。
何て言うんだろう…?ワクワク?ゾクゾク?する様な…
「先パイ?」
「! あっ…何?」
「寒い?鳥肌立っとんけど?」
「えっ? あ…ホントだ…いや、寒くは…あー…朝から冷房効いてる店内に居たからかな?もう、バイト終わって外 出るから…」
とか、説明っぽく言い過ぎかっ?
驚いた…!本当に鳥肌って立つのか…!!精神面に反映して?
初めて…コイツが絡むと 初めてばっかで忙しいし、どうしていいか分からねぇ事ばっかで困るけど…
次は何してくるのか、楽しみに感じてる所もあるから…
正直、そう感じてる 俺自身に一番困ってる…な…。
ホント、どうしたんだよ…自分…。
取り敢えず…昼飯…だ。
神戸さんとだから…気を引き締めとかなきゃ…。鋭いからな…神戸さん…。
コイツの話は 聞き逃したく無いし…でも俺だけが分かる情報を 流出させたく無いし…。
上手に話のバランス取って…
何で…こんな 飯食うだけなのに、ミッションみたいになってんの……?
ホントに俺って 人付き合い出来ないよな。
俺なら、速読で身に付けた技で、自然にチェック出来るんだけど…我慢し
でも冊数とかの確認はしないとだから、本のタイトルだけはチェックして…
コイツは俺の反応が気になるのか、前髪で顔が見えない様にしてるのに
俺の顔を覗き込んで、反応を見てるのが分かる。
悪戯っ子の様な…反応が気になってリアクション待ちの子供の様な…
ソワソワ?ワクワク?している感じが伝わるし…。
俺は変な意地というかプライドがあるから、あたかも「そんなに気になって無いけど?何?」な風を装い
コイツの めちゃくちゃ良い視力で見ても、平常運転に見えたハズ…
お願い。そう見えててくれ…
さっきから、俺らしく無いし…
必死過ぎて恥ず過ぎる…。
コイツのよこしたヒント…4冊の本のタイトルから分かる情報は…
海上貿易…シルクロードの海の道…水軍…そして、平家…。
え?コイツは…全部がヒントになるって言ったよな…?
待て…待て待て…どうしよう…これ…かなり…凄い秘密の一族…?
平家の末裔…直系じゃ無かったにしても…日本史に関係する一族…という事もあるし…さっきの言い方…。
何も知らない人が調べて書いたら どんなのか…って事は?
歴史の表舞台には…教科書には載って無いか…真実では無い情報が通説になってる系?
あの、親戚の6人を 知ってしまってるから…
直系の子孫…末裔でも おかしく無いって考えてしまうし
メッセージカードの文字にしても そうだ。
天下人か文化人の筆跡って感じだった。
とても「社会人だから ペン習字で美しい文字を」のレベルと言うか、感じでは無い…。
百人一首でも写経でもしたら良いような…男文字だったから、お兄さん達のうちの一人が書いたんだろうけど…
きっと、6人とも同じレベルの雰囲気のある美しい文字を書くんだろうな…見てみたい…!
コイツは?コイツの字は どんなもんだろう?
外見だけ、キャラだけしか知らなければ、取るに足らぬ 年相応の男子の字って感じに思えるけど…。
抹茶も嗜みのうち…って言ってたし…コイツの文字も見てみたくて しょうがない!
どうしよう…こんな…どうしようもない程…興味を持ってしまって…。
今までなら、本の中の2次元の世界だったから…興味を持ったら、同じく2次元の世界…他の本で情報を調べればよかった。
辞書を引く感覚と同じで。
でも、今回は生きた人間が相手だから…どうすればいいか分からない…。
あんまりすると…ストーカー行為?だよな??
今まで、人間関係の築き方を ちゃんとして来て無いから…
どこまで踏み込んで、プライベートの情報を聞いて良いのか分からない…。
こんな事なら…それなりの人間関係の築き方を練習しとけば よかった…かな。
コイツと一族の謎を解明したい…一番に。
それまでは、誰にも邪魔させないし、逃がせないし、他の人間が コイツを俺から遠ざけないように守るというかキープしとかないと。
コイツに彼女が出来ても良い。
この謎を解明するために 今みたいに定期的に学内で話したり出来れば、彼女が何人出来ようが良い。
会話からヒントを得つつ、卒業までに、納得して理解が出来ればいい。
ただ、彼女に夢中になって、俺との接触がゼロになるのはダメだ。困る。
謎が解けないまま卒業なんて…!
絶対に一生 この謎に捉われてるだろうし。
こんな…日本の歴史に関する一族?かもしれないのに出会うなんて…
もう一生に一度だろうし。
特に俺の行動範囲じゃな…。
かと言って…卒業後に地元に帰ったコイツに「ギブアップ。真実を教えて欲しい」なんて手紙を送る訳にも…
それは完璧にストーカーだよな?
俺も色々あって…ストーカーの被害者だからな。
コイツに同じ思いをさせたく無い…と言うか、させられ無い。そん時、今度は俺が加害者側だ…。
どこまで…が 普通の先輩・後輩の人間関係なんだろう…?
今の関係…距離感をキープしたいけど…コイツに彼女が出来ても。
こんなに興味が湧いて、気になる人間に初めて会ったし…。
何て言うんだろう…?ワクワク?ゾクゾク?する様な…
「先パイ?」
「! あっ…何?」
「寒い?鳥肌立っとんけど?」
「えっ? あ…ホントだ…いや、寒くは…あー…朝から冷房効いてる店内に居たからかな?もう、バイト終わって外 出るから…」
とか、説明っぽく言い過ぎかっ?
驚いた…!本当に鳥肌って立つのか…!!精神面に反映して?
初めて…コイツが絡むと 初めてばっかで忙しいし、どうしていいか分からねぇ事ばっかで困るけど…
次は何してくるのか、楽しみに感じてる所もあるから…
正直、そう感じてる 俺自身に一番困ってる…な…。
ホント、どうしたんだよ…自分…。
取り敢えず…昼飯…だ。
神戸さんとだから…気を引き締めとかなきゃ…。鋭いからな…神戸さん…。
コイツの話は 聞き逃したく無いし…でも俺だけが分かる情報を 流出させたく無いし…。
上手に話のバランス取って…
何で…こんな 飯食うだけなのに、ミッションみたいになってんの……?
ホントに俺って 人付き合い出来ないよな。
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