標本少年

風雅ゆゆ

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長編

2、実験手順

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あまりにいきなりな出来事だったので夢かとさえ思った。

しかし攣るような腰の痛みと、まだ何かがはまってるかのような穴の違和感は明確に昨晩の事実を訴えている。

転校早々同級生に犯されて学校に行きたくないなんて親に言えるわけもない。
ただでさえ急な転校になり、仕事のためとはいえ後ろめたい両親は京の様子を心配してくれている。
京はいつも通り笑顔で両親に挨拶をし、朝食をたべ、通学路を歩いていた。

昨晩の公園の前を通りすぎるとき、京はふらっと現場の公衆トイレに立ち寄ってみた。
床には乾いた佐々木と京の精液の跡が散見された。

-やっぱり俺……あいつにヤられたのか―

早足でその場をにげるように去る。怒りのような、悲しみの様な感情が沸き上がってくるのだが、表にでるまえに蒸発してしまう。
男としてのプライドを砕かれたせいか、感情の一部を失ったような気がしていた。
というよりまだ事実を信じられずにいた。

何で奴はあんなことをしたんだろう……

唇を噛み締めながら京は校門をくぐる。
クラスメイトに犯されたにもかかわらず平気で学校にこれる自分に呆れるやら情けないやら奇妙な心境だったが何も考えないことにして教室に入る。
京は普段通りを装い、鞄を机の横にかけている山下に笑顔で挨拶をした。
山下は京の顔を見て目を見張るが、小さく挨拶を返すとすぐにそっぽをむいてしまった。

……何?昨日はあんなに仲良く話したのに……

そっけない山下にそれ以上何もいえず、京はノロノロと自分の席に向かう。
隣には眼鏡を拭いている佐々木が着席していた。
佐々木は京に気付くと、嘲笑をうかべた。

「…ょぉ娼婦の京チャン。休み時間ごとにクラス委員としてお仕事頼むからよろしくな、」

途端、佐々木の周りにいた生徒がクスクス笑いだす。
気のせいか生徒達の視線は京の下半身に集中していた。京は悪態をつく気力もなく、無言で席につく。

1限目の古典が終ると、一人の生徒が京のそばにやってきた。

「最初俺だから。ヨロシク~」

少年はニヤニヤしながら意味不明なことをいい放つ。
怪訝に思い、京は急いで席から立ち上がった。教室から出ていこうとした瞬間、彼に腕を掴まれ、窓際にひっぱられた。彼の後ろから佐々木が現れる。

「最初はソイツ、深谷ってんだけど、下半身の面倒をみてやってくれよ京チャン。もうビンビンみたいだしさ、」

笑いながら京の両手を拘束する。深谷は待ちきれないようすで京のベルトをはずし、下半身を露にさせた。

「だって京チャンちっこいし、昨日から可愛いって思ってたんだょね~1時間目もぅ挿れたくてしょうがなくてさ、」

言いながら深谷は何か薬を塗ったのか、トロトロに濡れた性器を取り出すと、京にいきなり挿入をはじめた。
京は抗って足を閉じようとしたが、佐々木が前から京の手足を押えてるので身動きがとれない。佐々木の手で京の足は全開にされている。尻を深谷に突き出す形で、京は後ろから深谷に激しく突かれていた。

「っあ!やぁ…んっ!なん…でこんな……ァアんっ…ッ…ハァ…ン!」

反抗口調の後半は喘ぎ声になってしまった。クラス全員の目の前だということも忘れて京は嬌声を上げる。
クラスの目は京に釘付けだった。
深谷が出し入れするたび淫隈な音が教室に響く。
休み時間が終わる直前、深谷は京の中に大量の精子を注ぎこんだ。
深谷は、床に座り込む京を満足そうに見下ろす。
次の瞬間ニ限目開始のベルが校内に響き渡った。
暫く下半身が痙攣して京は動くことができなかったが、佐々木が乱暴に京を彼の席にひっぱり、座らせた。京はズボンを履く気力と時間がなく、ニ限目は下半身丸出しで授業をうけるはめになった。クラスメイトがチラチラ京をうかがう。生徒の殆んどが先ほどの京の痴態を見て自身を勃起させていた。

そのあとも、休み時間ごとに一人ずつ京を無理矢理犯した。
待ちきれない生徒は性器を京の口にねじこむ。
京は男子生徒の性器で口内を突かれ、朝食を何度も嘔吐しそうになった。
山下は居た堪れない表情で、かわるがわる犯され続ける京を見つめていた。

「ャア…ん…っァア……ハァッ……ンッ」

何度も中に出された京の穴内は複数の男子生徒の精子でドロドロだ。
性交のすえたにおいが教室に充満している。ろくに顔の精液を拭く気力もなく、京はべとべとの顔で授業を受けざるを得なかったが、不思議なことに教師は何を言うでもなくいつも通り授業を進めていた。

昼休みになると、京は全裸で教宅の上に座らされた。
京の体が動く度に蕾から精液が流れだす。
佐々木は京の両足を無理矢理こじあけた。両脇にいた男子達が京の足を押さえ付ける。

「皆のアレだけじゃお腹いっぱいになんねえか淫乱京チャン。飯もココから食うんだろお前…」 

佐々木は袋から特大の魚肉ソーセージをとりだし、京の蕾につっこんだ。
朝から犯され続けた京は理性が麻痺し、ひたすら小さくあえぐ。

「ハ…ぁん…ャア……ッ」

佐々木は柔らかいソーセージでグリグリと京の内部をかきまぜる。今日4人目の生徒がソーセージを入れたまま京に性器を突っ込んだ。
アヌスはクチャクチャとヤらしい音をたてる。
何度も犯されたせいで京の穴は大分緩くなり、ぬめり気のお陰で大きな男子生徒の自身も楽々入るようになった。
激しく揺すられながら、京はプッツリと意識を失った。 


次に目を覚ました時は、見知らぬベッドの上だった。

「目がさめたかい?」

穏やかな声が京の上からふってきた。
うつろな意識の中、男性の顔を見つめたあと、ゆっくりと胸元の名札に視線を移す。
三好という保健医のようだ。

ということは……ここは保健室……?

「夜遅くまで勉強かい?貧血なんて格好わるいぞ、」

優しい声が心地よい。

でもなんで俺保健室なんかに…?

虚ろな表情の京に濡れタオルを差し出しながら保険医が微笑んだ。

「クラス委員の佐々木君が君をおぶって運んできてくれたんだよ。あとでお礼いっときなね」

自分の体を見下ろすと、衣服はきちんと整っていた。散々に弄ばれた体を何事もなかったかのように、制服が包み込んでいる。
京は体を起こそうとしたが腰がたたず、またベッドの上に崩れおちた。

「大丈夫かい君?まだ具合が悪いようだね。顔青いし……今日は早退して家で休みなさい?」

三好は歩くのもままならない京を車で送り、爽やかな笑顔で帰っていった。
お礼を言うどころではない程よたついた京は文字通り床を這ってリビングまで辿り着くと、また意識を失ってしまった。

夕方、リビングの床で失神していた京は、スマホのバイブで目を覚ます。
時計はもう17時を示していた。
のろのろとスマホロックを解除すると、母親からのメッセージだった。用件は夕飯の用意をしておくようにとのことだった。
窓から射した夕陽が部屋全体をオレンジ色に包み込む。
暫くの間、京はその場にしゃがみこんでいた。
次第にポタポタとズボンのうえに水玉ができる。
それが自分の涙だということに気付く頃にはもう水玉の染みは乾いていた。
途方に暮れた京は、ここに越してきてからの2日間を思い返す。

新しい学校に転校して、友達も出来たのに、人助けしたつもりが逆に自分がいじめの餌食にされて……。
明日からもずっとレイプされ続けるのかと思うとぞっとする。
一番赦せないのは、好きでもない男子生徒達に無理矢理挿れられて勃起してしまった自分のいやらしい身体だった。

「あんなの自分じゃない!あんなの知らない…ッ!」

誰にともなく叫び、何度も床を叩くうちにまた涙があふれてきた。
やがて涙も落ち着き、京はのろのろと夕食の支度を始めた。
拒んでいても時はすぎていく。
震えは引いたが、まだ腰の痛みが取れないので椅子に座りながら調理をしなければならなかった。
しかし、どうにも食欲がないので両親にはテーブルにメモと夕食を置き、シャワーを浴びることにした。

風呂の湯気の中で今日の事が蘇ってきてしまう。
自分の情けなさにまた涙が頬をつたった。

強引にねじ込まれてくるクラスメイトの性器。
口の中に出され、飲まされた精液の苦み。
佐々木に犯されたのが初めてなのにすぐ従順に受け入れてしまった淫乱な自分の身体……。

馬鹿みたいにあえぎ声をだす自分の姿を思い出し、自嘲する。
他人にもてあそばれた形跡をなくそうと、京はスポンジで強く肌を擦った。
両親がまだ帰宅してないのを確かめると、早足で自分の部屋にもどり、頭から布団を被って必死に目をとじた。

次の日。
具合が悪い、といって生まれて初めて仮病で学校をやすんでしまった。
京の両親は三好から京の貧血の話を聞いていたので素直に信じ、安静にね、と言い残して仕事に出かけていった。
学校自体は嫌いではないので、京は少し仮病に対して罪悪感を感じていた。
突然、机の上でスマホがなった。
メッセージの送信アカウントは見たことのない名前だった。
次の瞬間、京は文章の内容を見て青くなる。
……佐々木からだった。

<仮病使って何休んでるんだよお前。山下って奴からお前の番号聞いたんだよ。何?お前ら友達なの?どうでもいいけど、こっちの損害分躯で払って貰うんだからな。まだ出し足りねえ奴が沢山いるからお相手よろしくな、京チャン>

すぐさま京はそのメールを消去する。このまま仮病を続ける訳にはいかないし、続けてもそのうち奴は家にまで押し掛けかねない。

京はスマホを床に投げつけた。 

次の朝は京の気分に負けず劣らずどんよりとしていた。
雨雲が今にも滴を溢し始めそうだ。
もう平気なの、と心配する両親には諦観の笑みで答え、居心地のよい自宅を泣く泣く後にする。

教室に恐る恐る足を踏み入れると、クラスの笑い声が一斉に止んだ。
京は、視線が自分に集中しているのを嫌でも感じた。
荷物を机にかける京に、佐々木はニッコリと厭味に微笑みかけてくる。
京は始終うつむいていた。

ホームルームの後、佐々木は大声で山下に呼び掛ける。

「なぁ山下、今日お前もヤってみない?」

山下は一瞬京を見たが、直ぐに顔を伏せる。

「…い…いや俺は…」

「気持ちイイぜ、すげー絞まるもんこいつのアソコ、」

おどけた調子の佐々木に、京はカッと顔を赤らめる。

「犯れよ 薬貸してやるから」

佐々木の言葉に体をビクリとさせた山下は、軟膏のチューブのようなものを受けとると、うつ向きながら京の方にやってくる。京は席を立ち上がり、ジリジリとあとずさった。

「嫌だ……山下やめろよ、俺達友達じゃないのかよ……?」

山下は京の目を見ようとしなかった。

「悪い白河……」

ポソリと呟いた山下は京のズボンに手をかけた。京は山下の手から逃げようともがくが、運動部の力には抵抗ができなかった。
シャツの下に滑り込んだ山下の手は京の胸の突起を優しくつねる。
空いた手で京の蕾を馴らしてやった。

「や…ヤめ……ッ山…下…何で…ぇ…?」

京は山下の愛撫に自身を勃ちあげていた。ズボンを取り払い、山下は後ろから京のアヌスに侵入しはじめた。

「ッあァん!ハァ…ハァ…ッ山…ィヤァ……ァァ…ッ!」

「ごめん…白…河ッ…ゴメン……」

山下は時折京の耳にそう呟きながらも、足を大きく開かせた京を奥まで深く突く。
ゆっくりとした山下の動きに生々しい性器の擦れを感じ、自分の先端から白濁をほとばしらせた。
 女性を思わせるような小柄な支体に硬度を増した山下の性器は、確実に京の前立線を捉えて突く早さを増していった。

「ァア……んッ…ハァ…ナニ………これぇ…………ハァッ……熱い……あそこが熱いよ……!」

気持ち良さに我を忘れて京は自ら腰を振る。
周りの生徒達は楽しそうにスマホで性交の様子を収めている。
だんだん二人の動きが速くなり、山下は京の蕾が一瞬きつく締まったと同時に射精した。
京も壁に白濁を放ち、脱力して座り込んだ。暫く二人は繋がったままだった。
予令が鳴り、二人はいそいそと衣服を整える。山下は目を合わせることなくさっさと自分の席に戻ってしまった。 

「…よくデキました」

京の隣で佐々木が満足そうに呟いた。その後も休み時間ごとに京はまた輪姦された。
昼休みには何とか解放され、京は一人で屋上にやってきていた。
弁当をのろのろ頬張りながら朝の事を思い返してしまった。
他の奴らに犯されたときは気持ち悪かったけど、山下とした時は何か違って……体が熱くなって、もっと突いて欲しいって思っちゃった…。
…俺本当に淫乱なのかな……。

くよくよしながらも母親の持たせてくれた弁当をたいらげ、次の授業のある化学室にむかう。

教室に入ると黒板には大きく《自習》の文字が書かれていた。
佐々木は教室の前に出てきて、学級委員長らしく生徒達に指示をだす。

「今日は自習だが先生から課題が出ている。気圧について各班で実験を行うようにとの事だ。しかし俺としては皆に好き勝手実験されるのには不安を感じるので……」

佐々木はちらっと京を見たが、何事もなかったかのように話を続ける。 

「…少し簡単なテストをしようかと思う。実験前に用具の用途と名称を確認するんだ。白河!」

京はいきなりに名前を呼ばれてとびあがる。佐々木は京を手招きしている。

「白河こっちへきて手伝ってくれ」

明らかに嫌な気配が漂っている。
京は拒んだが、佐々木に無理矢理黒板の前にひっぱられた。
すると、佐々木はヒョイと京を持ち上げ、教宅に仰向けに寝かせた。
京はまた何かされると思い、すぐに起き上がろうとしたが、いつの間にか両手首にホースの様な物が巻かれ、教宅の端についてる蛇口に縛りつけられていたので逃げ道がなくなってしまった。
慌てる京を横目に佐々木は続ける。

「これは何か分かるか?」

「し…試験……管……?」

京は恐る恐る答える。

「正解。じゃあ白河ちょっとこれ持っててくれよ」

そう言うと、佐々木は試験官に何かをぬりつけた。そして慣れた手付きで京のズボンを取り払い下着の間から試験管を滑り込ませ、京の蕾をこじあけた。

「ひゃ……ッ!」

京は、いきなり侵入してきた冷たい無機物に体を硬直させる。

「もっと足開けよ。皆が見えないだろ、授業の一環なのに、」

「ヤ…だ…取って……!」

懇願する京を無視して佐々木は次々実験器具を京の中に押し込んだ。
メスシリンダーや温度計が無理矢理挿れられたが、午前中に出された大量の精子に流されてヌルヌル出てきてしまう。
白い液体をまとって京の恥部から器具グチュグチュズリ出てくる度、佐々木が無造作にグイッと押し込み直す。

「ぁアン…ッ!!」

器具が内部を刺激すると京はビクリと背を反らせてあえいだ。佐々木はクプクプとそれらの器具をつかって京の体をかき回す。
ヒクつきながら薔薇色に染まった花びらは、欲の捌け口として男子生徒達を誘っている。佐々木はそれを見越したように、皆の前で京の蕾に指を入れて慣れを確かめる。

「やぁンッ………」

指で輪郭を撫でられて、京はあえぎ声を洩らす。

「授業は残り45分か…なぁ二人ずつ挿れてみるか?こいつかなりゆるくなってるから2本位入りそうだし。」

京は先走りでビショビショに濡れていた。

どうしよう…あんなに嫌だったのに、奥がジンジンして今は早く挿れてほしくて堪らない…
もう俺自分がわからないよ……!

京は涙目で無意識に腰を振ってしまう。

「ほら、京チャンは皆のチンチンが欲しくてヒクツいてんぜ。挿れてやれよ皆!」

すると真っ先に数人の生徒が自分のベルトをはずしはじめた。
山下の友達で、転校初日京と昼食を食べた生徒達だった。

「俺らももう限界だよな…あんなの見せられたら。山下も犯ったんだし、」

京のアヌスにはめ込まれていた器具を乱暴に引き抜き、一人が勢い良く京に浸入した。
蕾に出し入れする度、チュクチュク鳴る音がその生徒の動きを加速させる。
他の生徒達も結合部をよく見るため、教宅の周りに集まりだした。

「ッハ…ァアん…アンッ…アンッ………ァ…アッ」

可愛らしい声を上げながら跳ねる京を見て、もう一人が強引に小さな蕾にねじこんできた。
二本の大きな性器は互いに擦れ合い、息も絶えだえな京を容赦なく犯す。

もぅどうでもいいや……。

京は声を抑える事を諦め、本能のままにあえいだ。

「ァンッ!ハァ…ッァアンッ……いっちゃう……ッ!」

挿入した二人は入れ違いで京の中に射精した。
そのあとも生徒達が二人ずつ同時に京を吟味する。

チャイムの鳴る頃、京は白濁の水溜りの中で気を失っていた。

<続く>
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