世界一になるって決めた!〜お隣の似た宇宙に転生してました〜

ahootaa

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第四章 ワクドキ学園パラダイス編 12歳

第49話 下級?ダンジョン攻略

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 俺達はセオの案内のまま入口の門まできていた。
 ここはガランドウ山脈の地下洞窟にあるダンジョンで3番目のダンジョンだ。
 つい先ほどまで爛れた性活をしていた俺とアネモネは体がだるい。
 次にとる授業のためとはいえ、夏休みにわざわざダンジョンへ来たくない。
 しかし、意外に乗り気だったのはセオだ。
 クロッサスは元々真面目なので準備万端だが、セオはいつも眠そうでやる気はない。
 それなのに、リュックを背負ってやる気満々だ。
 対して、俺とアネモネは近所のコンビニへいくスタイルだ。
 荷物は財布と家の鍵と軽食のみ。
 杖となる指輪は常に身につけているので魔術は使える。
 しかも、魔術書全ての魔術を付与している。
 そうは言っても、全て把握しているわけではないので、使える魔術は限りがある。
 魔術を使うためには、魔法陣を頭の中でイメージして使う必要がある。
 イメージが不十分であると、不発に終わる。
 
 それぞれに温度差はあるようだが、攻略自体は問題ないだろう。
 下級といえば、子どもの肝試しに使われる程度の場所だ。
 つまり、危険はない。
 まぁ、度胸試しの類だろう。
 
「それにしても、セオっちよくこんなとこ知ってたね」
 クロッサスが驚いて言う。
 セオっち?

「たまたまだよ~、クロっちも一緒に探してくれたんだから、手柄は2人のものだよ~」
 クロっち?
 いつの間にか仲良くなってたんだな。
 セオは誰とでも仲良くなれるもんな。
 アネモネも初めは嫌がってたけど、粘り強く関わることで仲良くなったようだ。
 しかも、俺のことを奪い合う恋敵というポジションのまま。
 なかなかできることじゃない。
 しかも、2人でダンジョンを探していたのか。
 知らなかった。
 丸投げしてごめん。
 その間、アネモネとよろしくヤッてました。

「クロっちっていいなぁ。アタシも呼んでいい?」

「いいよ!」
 みんな仲良くなっていく。

「んじゃ、俺はクロって呼ぶよ」
 便乗してみる。

「オッケー」
 軽い。

 さて、ダンジョンに入りますかー。
 って、この門やたらと白いな。
 ってか、光ってる?
 白というかプラチナだぞ?
 白と言われれば白だけど。

 まぁ、いいか。
 入ろう。
 ちなみに、全員オーラを纏っている。
 オーラを纏っているが、どれほどのオーラなのかは見た目でわからない。
 クロもそれなりにオーラを使えると聞いていたが、セオはどうなんだろ?
 これまでの授業では全てパスしていた。
 ってか、もう単位は取り終わってるらしく、どの授業もパスできた。
 では、なぜこれはパスしない?
 ダンジョンが好きそうなことは言っていたので、それが原因だろう。
 
 まぁ、いいか。
 進もう。
 オーラもバッチリ溜まった。
 全力を使うほどではないことはわかっているが、一応全開法は使っている。
 減るもんじゃないしね。
 多分アネモネもだろう。
 セオもできるのかな?
 クロはできるって言ってたな。

 ダンジョンに入ると、そこには洞窟が続いていた。
 どうやら、洞窟タイプのダンジョンらしい。
 穴は綺麗に正方形の切り口で、明らかに人工的だった。
 前のタワーもそうだが、人工物っぽいのが多いのかな?
 わからんけど、そんなもんなんだろう。
 洞窟の中は比較的涼しくて、清潔的だった。
 何層まであるのか知らんけど、早く終わらせたい。
 
「とりあえず、分かれ道は全部右に進むでいいかな?」
 全員に確認しておく。
 一応、俺が先頭で索敵している。
 ってか、オーラ的にそうなるよね。
 すぐには死なないし。

「うん~。そうしよ~」
 セオが素早く返事をくれた。
 続いて他の2人もOKをくれた。

「んじゃ、進みまーす」
 軽いノリで進んでいく。
 ピクニック気分だな。
 分かれ道はなかった。そのまま500mくらい真っ直ぐが続き、終点には階段があった。

「階段あったよー。降りまーす」

 足元はずっと光っていたので、なんとなく、洞窟内でも見えた。

「はーい」
 みんなが返事する。

 階段は長かった。どれくらい降りただろう?
 かれこれ10分は下り階段だ。
 入ってから1度も曲がってない。
 15分ほど降りたところで階段が終わる。
 そしてまた直線に進む。
 降りる。
 進む。
 ・・・1時間ほど繰り返したあたりでクロが叫び出した。

「なんだこれーーー!いつおわるのーーー?」

「綺麗にエコーしたな」
 俺が突っ込む。

「ほんと、ゴールはあるのかしら?帰った方がいいんじゃない?」

「きっとこの先だよ~。行こう~」

 それぞれ何か言ってるが、もう、どうしようもない。
 今から引き返した方が早いのか、終点まで進む方が早いのかすらわからないのだから。
 
 あるとすれば、次に起こるのはゴールがあるだけだと直感がつげていた。
 いや、見えたからだ。
 ウソついた。
 ごめん。
 大きな扉が見えた。
 以前も見た。
 ボス部屋の扉。
 間違いない。
 この雰囲気は同じだ。

「いるな」

「何が~?」
 セオは呑気だ。

「ボスよ。前に見たのと似てるわ」
 アネモネは同じ意見だった。

「ボスなんだー。楽しみだね」
 クロはあっけらかんとしている。
 ってか、もうちょっと緊張感持ったら?
 あ、でも、これ、下級だから心配ないのか。

「下級だもんね~」
 セオも同じことを考えていたようだ。

「んじゃ、行こうか」

 歩を進める。
 扉を開く。
 中に入る。
 周囲を観察する。
 目の前の巨像に目を奪われる。
 巨像が動き出す。
 部屋から出る。
 扉を閉める。
 落ち着く。

「・・・・・・」

「……えーと」

「うん」

「そうだね~」

「どうしたもんか」

 ありえない事態に全員が硬直するしかなかった。
 石像かと思った悪魔像が動き出した。
 立ち位置的にあれがボス?
 体長20mはあったぞ。
 マンションでいえば7か8階くらい?
 あれは倒すとかそういうものではない。
 重機で壊すが正解だ。
 もしくは、アメリカなんかでやるビルの爆破解体とか?
 なんせ、人体ではどうにもならん。
 さて、どうしたものか……。
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