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第四章 ワクドキ学園パラダイス編 12歳
第66話 祝勝会は情報収集の場となりました
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ライの勝利が確定したのち、そのまま祝勝会へと赴いた。
どうやら校長は既に勝つことを見越して準備を進めていたようだ。
どうしてそこまで信用してくれたのか尋ねたところ、
「ヒャッハーに圧勝だったんだろ?そりゃ勝つに決まってるじゃないか。今回の対戦相手も独自ルートで情報を集めていたしね」
と、至極真っ当な返答をいただいた。
祝勝会は近くのレストランで行われた。
「校長先生はなんでも知ってるんですね。情報網があるんですか?」
先のやりとりからの疑問を投げかける。
「そりゃあ、人並みには持ってるよ。そうじゃないと、イタッツァ国立大学の校長なんてできないからね」
「と、いうことはダンジョンにも詳しいですか?」
「詳しいも何も、私の旦那はイタッツァ国の冒険者ギルドのギルドマスターだよ?」
おお、すごいコネクションをゲットしたぞ。
確かギルドマスターという職業は自分の管轄するギルドの長官だったはず。
国のギルドマスターって相当偉いんじゃないか?
「すごいですね。ああ、それで、セオはダンジョンに詳しいんですか?」
「そうだね。この前の天使と悪魔の腕も旦那から仕入れてもらったものだしね」
「そう言えば、天使や悪魔はその辺にいるとおっしゃられてましたけど、俺たちでも倒せますか?」
「そりゃ、今日の戦いを見たら、太鼓判を押すしかないね。下級天使と下級悪魔くらいなら平気で倒せるはずだよ」
「そうだね~。私も何度か倒したことあるよ~。上級のダンジョンボスで出やすいかな~」
セオが知ってる知識を披露する。
「それじゃあ、片っ端から天使を捕まえて、アルターイの使い魔を探せばいいのね?」
アネモネが脳筋なことを言い出す。
アルターイのこととなれば必死だ。
「いや、それは得策じゃないんじゃないかな? どこに天使が出るかわからないのに、片っ端からは無理でしょ。でも、アルターイの情報を集めなくていいなら片っ端から入っていくのは賛成だな。だって、冒険者ランクを上げたいんだよ。俺はEだし、アネモネはDだろ? セオはCだっけ?」
「そうだよ~。ランクが上がるとギルドが渡してくれる情報が増えるからアルターイに関する情報も入るかもしれないね~」
「そうなのね。やりましょう」
即決のアネモネ。
やはり理解が早い。
「よし、それじゃあ、当分は、ダンジョンでトレーニングだな。ガンガン高難易度のダンジョンをクリアしてランクを上げよう。そして、アルターイの情報収集も並行して行おうか」
俺がまとめる。
「アンタたち、明日から学校だから授業が終わってからにしなさいよ? あと、魔術師大会は不定期開催だから次があれば、また連絡するわね」
校長先生っぽいことを言われた。
「は~い」
と、3人で子どもっぽいことを言っておく。
セオは完全に大人だけどね。
早速、翌日の授業終了後に集合してダンジョン攻略を進めることにした。
もちろんそこにはクロこと、クロッサスの姿もあった。
「ちょっと、あんたち、私のいない間にどうなったらそんなに仲良くなれるのよ?部屋を追い出されたと思ったら突然いなくなって、今日見たら3人カップルじゃないのよ? 私は結構心配したんだけど?」
「あぁ、ごめんごめん。言うの忘れてたな。今は3人で生活してるんだよ。恋人として」
「はあ?信じられない。私の実家ではそんな文化ないから信じられないわ」
「ん~、イタッツァでは普通だよ~?」
「そんなもんなのね。まぁ、いいわ」
クロは順応性が高い。
俺たちみたいな以上な魔力を持っているものと友達をできるくらいの器は持っている。
多少のことでは動じないのだ。
「で、今日からはダンジョン攻略ってわけね。それはいいけど、なんで毎回私の部屋に集まるのよ?」
「私がこの部屋を気に入っているからよ」
堂々とアネモネが答える。
アネモネが言うとそれが正解に聞こえる。
「まぁ、いいわ。気に入ってくれたのね。いつでも来ていいわよ。それで、どこのダンジョンへ行くのよ?」
クロはやはり懐が深い。
「アルルー城のダンジョン6に入るわ。上級ダンジョンね3日から4日は帰って来られないからその用意が必要よ」
「といっても、現実時間では数秒だけどね」
俺も会話に参加する。
アルルー城とはイタッツァの誇る古城の一つで、およそ1500年前からダンジョンができたとされている。
何度もクリアはされるのであるが、クリア数を上回るペースで上級ダンジョンがゴロゴロと出来上がる巨大竜脈の一つである。
分割したダンジョンとして出来上がるが、それらが一つにまとまると特別級になるのではないかと噂されている。
と、校長は教えてくれた。
「で、装備はそれでいいの?ほぼ手ぶらじゃない?」
クロはまともな質問をする。
「今から買いに行くんだよ」
「あんた、ダンジョンを舐めすぎじゃないの?」
クロはいつもまともだ。
「無いから仕方ないだろ?」
「この前のダンジョン攻略の時はどうしてたのよ?」
「お弁当になる軽食だけを持っていったんだよ」
だって、あの時は直前までアネモネとイチャイチャしてたんだもん。
「はあ?ふざけてるわね。それで遅刻したの!?」
甘んじて受け入れよう。
「ごめん。セオは自分の道具持ってるから許してよ」
「なんか、違うけど、まぁ、いいわ。行きましょう」
やはり、許してくれる。
そして、冒険者ギルドで必要なものを買い揃えてダンジョンへ向かうのであった。
どうやら校長は既に勝つことを見越して準備を進めていたようだ。
どうしてそこまで信用してくれたのか尋ねたところ、
「ヒャッハーに圧勝だったんだろ?そりゃ勝つに決まってるじゃないか。今回の対戦相手も独自ルートで情報を集めていたしね」
と、至極真っ当な返答をいただいた。
祝勝会は近くのレストランで行われた。
「校長先生はなんでも知ってるんですね。情報網があるんですか?」
先のやりとりからの疑問を投げかける。
「そりゃあ、人並みには持ってるよ。そうじゃないと、イタッツァ国立大学の校長なんてできないからね」
「と、いうことはダンジョンにも詳しいですか?」
「詳しいも何も、私の旦那はイタッツァ国の冒険者ギルドのギルドマスターだよ?」
おお、すごいコネクションをゲットしたぞ。
確かギルドマスターという職業は自分の管轄するギルドの長官だったはず。
国のギルドマスターって相当偉いんじゃないか?
「すごいですね。ああ、それで、セオはダンジョンに詳しいんですか?」
「そうだね。この前の天使と悪魔の腕も旦那から仕入れてもらったものだしね」
「そう言えば、天使や悪魔はその辺にいるとおっしゃられてましたけど、俺たちでも倒せますか?」
「そりゃ、今日の戦いを見たら、太鼓判を押すしかないね。下級天使と下級悪魔くらいなら平気で倒せるはずだよ」
「そうだね~。私も何度か倒したことあるよ~。上級のダンジョンボスで出やすいかな~」
セオが知ってる知識を披露する。
「それじゃあ、片っ端から天使を捕まえて、アルターイの使い魔を探せばいいのね?」
アネモネが脳筋なことを言い出す。
アルターイのこととなれば必死だ。
「いや、それは得策じゃないんじゃないかな? どこに天使が出るかわからないのに、片っ端からは無理でしょ。でも、アルターイの情報を集めなくていいなら片っ端から入っていくのは賛成だな。だって、冒険者ランクを上げたいんだよ。俺はEだし、アネモネはDだろ? セオはCだっけ?」
「そうだよ~。ランクが上がるとギルドが渡してくれる情報が増えるからアルターイに関する情報も入るかもしれないね~」
「そうなのね。やりましょう」
即決のアネモネ。
やはり理解が早い。
「よし、それじゃあ、当分は、ダンジョンでトレーニングだな。ガンガン高難易度のダンジョンをクリアしてランクを上げよう。そして、アルターイの情報収集も並行して行おうか」
俺がまとめる。
「アンタたち、明日から学校だから授業が終わってからにしなさいよ? あと、魔術師大会は不定期開催だから次があれば、また連絡するわね」
校長先生っぽいことを言われた。
「は~い」
と、3人で子どもっぽいことを言っておく。
セオは完全に大人だけどね。
早速、翌日の授業終了後に集合してダンジョン攻略を進めることにした。
もちろんそこにはクロこと、クロッサスの姿もあった。
「ちょっと、あんたち、私のいない間にどうなったらそんなに仲良くなれるのよ?部屋を追い出されたと思ったら突然いなくなって、今日見たら3人カップルじゃないのよ? 私は結構心配したんだけど?」
「あぁ、ごめんごめん。言うの忘れてたな。今は3人で生活してるんだよ。恋人として」
「はあ?信じられない。私の実家ではそんな文化ないから信じられないわ」
「ん~、イタッツァでは普通だよ~?」
「そんなもんなのね。まぁ、いいわ」
クロは順応性が高い。
俺たちみたいな以上な魔力を持っているものと友達をできるくらいの器は持っている。
多少のことでは動じないのだ。
「で、今日からはダンジョン攻略ってわけね。それはいいけど、なんで毎回私の部屋に集まるのよ?」
「私がこの部屋を気に入っているからよ」
堂々とアネモネが答える。
アネモネが言うとそれが正解に聞こえる。
「まぁ、いいわ。気に入ってくれたのね。いつでも来ていいわよ。それで、どこのダンジョンへ行くのよ?」
クロはやはり懐が深い。
「アルルー城のダンジョン6に入るわ。上級ダンジョンね3日から4日は帰って来られないからその用意が必要よ」
「といっても、現実時間では数秒だけどね」
俺も会話に参加する。
アルルー城とはイタッツァの誇る古城の一つで、およそ1500年前からダンジョンができたとされている。
何度もクリアはされるのであるが、クリア数を上回るペースで上級ダンジョンがゴロゴロと出来上がる巨大竜脈の一つである。
分割したダンジョンとして出来上がるが、それらが一つにまとまると特別級になるのではないかと噂されている。
と、校長は教えてくれた。
「で、装備はそれでいいの?ほぼ手ぶらじゃない?」
クロはまともな質問をする。
「今から買いに行くんだよ」
「あんた、ダンジョンを舐めすぎじゃないの?」
クロはいつもまともだ。
「無いから仕方ないだろ?」
「この前のダンジョン攻略の時はどうしてたのよ?」
「お弁当になる軽食だけを持っていったんだよ」
だって、あの時は直前までアネモネとイチャイチャしてたんだもん。
「はあ?ふざけてるわね。それで遅刻したの!?」
甘んじて受け入れよう。
「ごめん。セオは自分の道具持ってるから許してよ」
「なんか、違うけど、まぁ、いいわ。行きましょう」
やはり、許してくれる。
そして、冒険者ギルドで必要なものを買い揃えてダンジョンへ向かうのであった。
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