【完結】 言葉足らずな求婚 〜運命は勝手に回っていく、いや操られていく!?〜

紬あおい

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17.隠れ家 ⑤

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システイン様の欲は尽きない。
もう何度抱かれたのか数え切れない。
そんなシステイン様に慣れてきている自分も居るし、意識が飛ばなければ、事を終えた後のお喋りも好きだ。

ただ、この状況はいつまで続くのだろうか?と思い、聞いてみる。

「そろそろ帰らないと、結婚式に影響出ませんか?」

「ひと月位は大丈夫。両家でちゃんと準備してるし、ドレスや指輪は帰ってからでも大丈夫なように手配してある。だからって手抜きはしないから!デザイナーと、上質な生地と宝石は、たくさん押さえてあるからね。」

にっこり笑うけど、これでいいのだろうか…
ひと月って…

「そんなに長く?って思うかもしれないけど、交際期間がひと月って考えたら短くない?ちなみに、求婚されて承諾まで一分だけどな??はははっ!」

「あ………一分………即答でしたね……」

求婚の話を持ち出されたら、もう何も言えなくなる。
発した言葉だけだと、どうしても求婚したのは私の方だから。
あの時を思い出すと、恥ずかしさばかりが残る。

でも、今となっては、それもいいかなと思う。
誰の目から見てもシステイン様に恋をしていたのはバレバレだったのだから。
愚鈍な私に痺れを切らし、神様が背中を押してくれたと思っておこうか。
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