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新たな生活編
15話 彼女たちの
しおりを挟む全員で行く事は決定事項なので 今回は日帰りの旅行になった…ちょっと残念
神様も何処に何があるか把握はしてないらしい
だが、把握しようと思えば直ぐに分かると言う
「じゃが それでわロマンがない!」と力説してた…小春に
…小春は呆れ顔で 「ハイハイそうですね」と相槌するだけだった
今回は柵内の旅行なので魔物は居ないし それほど心配はいらないだろう
食料も基本現地調達だ 一応 キャンプセットを取り寄せて 通称ニコニコに収納した
思えば食材も入ってるんだけどね。
通称ぴよぴよ近衛師団(仮)が 先頭で隊列を組み思うがままに進め! と小夏が指示していた
わたしたちはその後を付いて行くことになった…?
…旅行だよね
…?旅行の要素なくない!
当日まだ薄暗い時間に集合し出発した…この時はこの様な結末が訪れようとは…
一人を除き…いや、二人を除き 思ってもいなかった…。
1時間ほど歩き辺りも少し明るくなってきたが やはり森の中なので薄暗く足場も悪い
そんな中ぴよぴよ近衛師団(仮)は難なくと歩いて行く わたし14才になってるんだよね…
なのにもうへとへとだ…小夏と小春は涼しい顔だ
うっ何故だ…能力は無限でも体力は微々たる物だった
「あらあら小梅大丈夫?汗だらけよ」
「もう無理…帰りたい」
「あらあら困ったわね」
「小梅 情け無いのう 日本で甘やかされて生きたからな」
「あら、甘く生きられるに越したことごさいませんことよ」
小梅手を…二人が手を差し伸べてきた 「ありがとう」
『スキル浮遊を獲得しました』…ちょっ!スキル?
『なんじゃチカラを使って無かったのか?言ったじゃろ 必要な時に必要な神法を創造しろと』
『えっえー ロマンじゃないの?』
『この人はこういう人だから』
『こう言う人言うな!』
『あらあら そうですね』
…ふう…どっと疲れた
この後 小春がヒールをかけてくれた『桜の癒しを習得しました』…はははっ…
「おや 水の音がするのう」
「ザァ――」
ほんとだ 結構大量の水が流れていそうだ
「「「ザァザァ―――!ザァザァ―――!ザァザァ―――!」」」
…絶句した…目の前には巨大な滝が凄い勢いで落ちている…が おかしい…?
この水は何処から来て 何処へ行ってるのだろう?
…
『神様神様』
『なんじゃ』
『この滝おかしくないですか?』
『そうか』
『落ちる滝の部分しか無いんだけど』
『そうだな』
…
『この人はこう言う人だから』
『こう言う人言うな!』
『あらあら 私は褒めているのですよ』
ぅっ!…『地球のナイアガラから来てナイアガラに帰っておるから 問題なかろう』
『そっか問題ないのか…な?』
『この人は みんなに水のもつエネルギーを 感じさせたいのよ ふふ』
『笑うな!』
『こっちの世界には滝なんて珍しいのよ』
「さぁみなさん 滝下へ降りてみましょう」
「あらあら此れは本当に凄いは わたしも初めて見れたし 嬉しいわ!…この水飛沫も気持ちいいわね…こっちに川があるわね 行ってみましょう」
これは…ニジマス?
『神様神様』
『なんじゃ』
『ニジマスがいるんですけど』
『いるな』
…
『…日本の川から引いて元に戻しとるから 問題ないじゃろ』
…
『そうだ小梅 日本の釣りに使う竹竿見たことあるか?』
『あるよ』
昔 社員旅行で行った温泉街に釣り堀があったのだ…わたしにも 想い出が有ったのね
前世では忘れていたけど…
『三本作ってくれぬか』
『いいよ』
『ありがとう』
「デクとボーは こっちで魚釣りじゃ わしがお手本見せてやるから 徳とみとくのじゃ」
「ユーリとルルは此方で 滝の伊吹を感じてみなさい」
「わたしは?」
「小梅は 炭を用意してくれる きっと大量に釣ってくるから」
「わかった」
****
「デク、ボー釣りとわな 自然と一体になるのが大事なのじゃ 心を無にしろ…」
…
…
「寝るな!」
「ユーリとルルは教会出身なんだっけ?」
「今はぴよぴよ(仮)教で 神マロン様を 信仰してます」
「教祖様は小梅(勝手に)小梅には言ってないけど」
「あらあら そうなのね とても凄い神様を信仰しているのね」
「小春ちゃんは 神マロン様を知ってるの?私は知らなかった でも、小梅が教えてくれた 一日の始まりに見守って頂けるように一日の終わりに感謝の祈りを 心が満たされるのを感じる」
「私も心だけでなく 今まで諦めていたことが 全て良い方向に…今も神マロン様をとても身近に感じてます…あなた方姉妹には感謝の意だけでわ、…私達に出来る事があれば何なりと仰って下さい」
「あらあら それはそれは …これからも仲良くして下さいな」
****
「小梅ー!大漁大漁!」
「小夏凄いわね!」
「あらあら また食べ切れないほど 釣ってどうするのですか…貴方って本当…」
「ん なんじゃ小春」
「なんでもないわ 小梅は わた取りは出来る?」
「流石に出来ないかな」
「私が教えるからやってみてね…みんなもしっかり覚えるのよ」
「俺魚見たのも初めてだったし これ食えるのか…」
「食べられますよ もちろん 命を頂くのだから ちゃんと覚えてね」
「わかった」
「それとこの川でとれた魚だけですからね 食べて良いのわ」
「仮に外で見かけても無闇に食べてはいけませんよ…毒をもった魚もいるかもしれません」
この神球では魚を食べ物と認識してないらしい
なので川はあるもののどんな魚がいるかも 誰も知らないらしい…そんなことってあるのだろうか?
…
ニジマスは 串に刺して塩焼きにした 神様よだれ…もう一人居たよ ルル…
「なんじゃーこの美味さは!」
「川にこんな美味い生き物がいたなんて…」
****
その日の夜 三人で晩御飯を食べていた
わたしは 神様と此処 神球に来て 楽しく暮らしていた
神球のことをなにも知らずに 別にそれで困る事もないだろう…
「神様」
「なんじゃ」
「…なんか 神球って 地球とは全然違うような…神様と桜と三人で 毎日楽しいんだけど…此処エントールの人って どんな生活をしてるの?王族や貴族に冒険者もいるし わたし勝手に神様がくれた漫画の様な世界だと思ってたんだけど…よくわからないけど…違うような…」
「あらあら エントールの人達に興味があるのかしら?」
「他人に興味を持つのわ 悪くない変化じゃ」
…?わたしって 他人に興味を…確かに わたしには関係ないからと思っていたかも…
「そうじゃのう なまじ神法がある故 創意工夫する事を忘れた人類の末路…って とこかのう」
「あらあら 良かれと思ってなさった事が …残念ね」
「人と言うのは 傲慢で欲深い生き物じゃ じゃが欲が無ければ成長もしない のっぴきならん生き物じゃ 此処神球の人類は神法にかまけて 欲を無くしたのかもしれん」
「此処エントールに暮らす あ奴らから 聞いてみると良いじゃろ…あ奴らも もう卒業じゃからのう」
「卒業…?」
「此処での鍛錬のじゃ」
はや!
「もう 疾うに 人類の限界を超えておる 神球の何処へ行ってもやっていけるじゃろうて」
「…今一度 あ奴らに問うてみなければ如何じゃろ」
そうだ 彼女たちの人生なのだから
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