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34. エロいことの定義は、人それぞれだ
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「…見られたの、そんなに嫌だったの?」
「ちょっと、個人的事情でな…」
擦られ続ける俺の息子は、未だ固さを保っているしある程度の快感は来ている。
だが、さっきまでの対抗心とかそういうものは俺の中から消え失せてしまった。
「んー…なんというか、ごめんね?」
彼女はそう言って立ち上がった。
射精に至らなかったソレは萎えることはない。実際片理さんの膣内は気持ちいいし…身体も、端的に言えばエロい。
…なにはともあれ、これで終わりか。
安心したような、残念なような。それより白宮さんといるのが気まずいな…などと俺が思考を巡らせていると、片理さんは俺のテーブルを横にずらした。
そして、俺の足の間にしゃがみ込んだ。
「んじゃこっちで」
えっ、と困惑の声を上げる暇もなく、彼女はその豊満な胸で包み込んできた。
手とも膣内とも違う、未知の感覚が表面を這う。
所謂――パイズリ、というヤツである。
「どう?ずっとおっぱい見てたからされたいのかなーって思ったんだけど」
「そ、そんなことは――ッ!?」
快感に、びくりと腰が跳ねた。
視線を落とせば、片理さんの谷間から己の亀頭が見え隠れしている。
「…ってか、これは、いいのかよ…」
「んー、まあ別に?嫌がる子もいるけどあたしはこれくらいいいよー」
これ、というのはセックスやオナニー以外の性行為のことである。
セックスがただのコミュニケーションでも、中間に位置するもの――オーラルセックスやこういうパイズリなどの立ち位置は今までわからなかった。
片理さんが俺の質問の意図をうまいこと汲んでくれたと考えるならば、そのあたりは人それぞれということになるんだろ…
「うっ…!」
一瞬の迸るような快感とともに、思考が途切れ、下半身から白濁を激しく放出した。
それらは、放物線を描きながら片理さんの口の中へと飛び込んでいく。
…いや、入り切らず口のまわりを汚している。
「はぁ、はぁ…」
俺の射精が終わると、片理さんは手のひらの上にゆっくりと精子を吐き出した。
「すごい量だね。お口見て興奮しちゃった?」
「ま…まぁ…そんな、とこだ…」
未だ肩で息をしている俺を見た片理さんは、手のひらを口元に持っていったかと思うと、舌を出して妖艶に俺の精液を掬い取った。
「ん…ひゅごい、におい…」
胸や口の周りにまとわりついた精液も片理さんは指で拭い取り、口の中で舐め取る。
そしてわざとらしく喉をこくんと鳴らして、飲み込んだ。
「ふぅ。どう?興奮した?」
「正直…した」
この世界でなんで口が性的なものとして扱われているのか分かった気がする。
そもそも元の世界でも性的に使えば性的になるが。
「それはよかった。ちょっと無理やりお願いしちゃったことのお詫びってことでチャラにしてくれる?」
「わかった、そうしとくよ…」
「それじゃ、セックスはまたの機会にね。あ、フェラとかクンニとかあたしOKだから、したくなったら言ってね」
「おう…」
そう言って、片理さんは机の上のリングを手に取り、少し乳首を撫でて勃起させてから、そこにリングを嵌め込んで、ちょっと期限良さそうに帰っていった。
それを横目に見ながら、俺は自分の息子をティッシュで拭いてやり、ズボンを整えて、そしてため息をついた。
「白宮さんといるの、気まずくなるなあ…」
賢者タイムになると、そればかりが気にかかった。
「ちょっと、個人的事情でな…」
擦られ続ける俺の息子は、未だ固さを保っているしある程度の快感は来ている。
だが、さっきまでの対抗心とかそういうものは俺の中から消え失せてしまった。
「んー…なんというか、ごめんね?」
彼女はそう言って立ち上がった。
射精に至らなかったソレは萎えることはない。実際片理さんの膣内は気持ちいいし…身体も、端的に言えばエロい。
…なにはともあれ、これで終わりか。
安心したような、残念なような。それより白宮さんといるのが気まずいな…などと俺が思考を巡らせていると、片理さんは俺のテーブルを横にずらした。
そして、俺の足の間にしゃがみ込んだ。
「んじゃこっちで」
えっ、と困惑の声を上げる暇もなく、彼女はその豊満な胸で包み込んできた。
手とも膣内とも違う、未知の感覚が表面を這う。
所謂――パイズリ、というヤツである。
「どう?ずっとおっぱい見てたからされたいのかなーって思ったんだけど」
「そ、そんなことは――ッ!?」
快感に、びくりと腰が跳ねた。
視線を落とせば、片理さんの谷間から己の亀頭が見え隠れしている。
「…ってか、これは、いいのかよ…」
「んー、まあ別に?嫌がる子もいるけどあたしはこれくらいいいよー」
これ、というのはセックスやオナニー以外の性行為のことである。
セックスがただのコミュニケーションでも、中間に位置するもの――オーラルセックスやこういうパイズリなどの立ち位置は今までわからなかった。
片理さんが俺の質問の意図をうまいこと汲んでくれたと考えるならば、そのあたりは人それぞれということになるんだろ…
「うっ…!」
一瞬の迸るような快感とともに、思考が途切れ、下半身から白濁を激しく放出した。
それらは、放物線を描きながら片理さんの口の中へと飛び込んでいく。
…いや、入り切らず口のまわりを汚している。
「はぁ、はぁ…」
俺の射精が終わると、片理さんは手のひらの上にゆっくりと精子を吐き出した。
「すごい量だね。お口見て興奮しちゃった?」
「ま…まぁ…そんな、とこだ…」
未だ肩で息をしている俺を見た片理さんは、手のひらを口元に持っていったかと思うと、舌を出して妖艶に俺の精液を掬い取った。
「ん…ひゅごい、におい…」
胸や口の周りにまとわりついた精液も片理さんは指で拭い取り、口の中で舐め取る。
そしてわざとらしく喉をこくんと鳴らして、飲み込んだ。
「ふぅ。どう?興奮した?」
「正直…した」
この世界でなんで口が性的なものとして扱われているのか分かった気がする。
そもそも元の世界でも性的に使えば性的になるが。
「それはよかった。ちょっと無理やりお願いしちゃったことのお詫びってことでチャラにしてくれる?」
「わかった、そうしとくよ…」
「それじゃ、セックスはまたの機会にね。あ、フェラとかクンニとかあたしOKだから、したくなったら言ってね」
「おう…」
そう言って、片理さんは机の上のリングを手に取り、少し乳首を撫でて勃起させてから、そこにリングを嵌め込んで、ちょっと期限良さそうに帰っていった。
それを横目に見ながら、俺は自分の息子をティッシュで拭いてやり、ズボンを整えて、そしてため息をついた。
「白宮さんといるの、気まずくなるなあ…」
賢者タイムになると、そればかりが気にかかった。
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