再び世界を救うことになりました

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2話

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「ふっざけんな!!」
かつてと呼ばれていたヒロは見たことのない大きな獣2匹に草原で追われていた。

「なんなんだ!あの化け物」

その大きな獣は、鋭い牙や爪を持ち、虎によく似ているが、虎より大きく虎で言う黒い縞模様の部分が赤黒く光っていてとても不気味に見える。

「私たちの世界での『虎の亜種』だよ」
走りながら、俺と同じように逃げていた、白いワンピース姿の少女が、分かりきったかのように答えた。

少女は身長は俺と変わらないくらいで、年は10代後半と言ったところだろうか。顔立ちは整っていて、明るく活発的な女の子だった。
「そんなことあるか!あんな凶暴なの始めてみたわ!!」

「君。逃げてばかりじゃなくて戦ってよ。さっきドラゴンを簡単に倒してたじゃん。今回もお願いします。」

「刃が通らない奴にどうやって倒せと!」

俺が弱い訳ではない。弱くなっている感覚もない。

「明らかに強すぎるんだよ! 」


この化け物に初めてあったとき、討伐を試みたが、ヒロの剣裁きでは、びくともしなかった。何度かやってやっと額に傷がつけれたくらいだ。
そんなに強いのに、俺はこんなモンスターを。世界のありとあらゆるモンスターと退治したきたはずなのに知らない。これではまるで別の世界に来てしまったみたいだ。

何とかあのモンスターから逃げ切り、森の木陰に身を潜めた。

「どうなってるんだ。さっきまでいた街はどこにいった。それに、あんた誰だ!」

突然、今までいた場所とは違い、何故か知らない茶髪のポニーテール少女と一緒にいる。
少女は深刻な顔で答えた。

「ここは、人類が8割、死にモンスターが凶悪化したの世界。あなたを最強の人間と聞いてここに連れてきました。お願いです。どうかこの世界を救ってください。」



異世界に連れてこられた。
彼女が言っていることに、不思議はあるが納得してしまった。あの今までに見たことのないモンスター、それに突然と見慣れない景色にいる俺達。この状況を納得しないと理解できない。

「帰してくれ、俺のもといた世界に帰してくれ!」

「ごめんなさい。できません」

「・・・な、なに!!」

「君をここのつれてくるために使った、『転移石』はもうないからしたくても出来ません。」

「分かった。ならその『転移石』ってのはどこに行けばある?」

「わからない。あれはから貰ったものだから。」

「じ、じゃあ、その母様ってどこにいるんだ?」

「わからない。今も生きているかもわからない。」

わからない。わからない。だあ。

「じゃあ、どうやったら返してくれんだよ!」

「この世界を救ってくれたらきっと、母様が何とかしてくれる・・・はず」

「さっき生きてるかもわかんねーっていいってただろ。」

今までいた世界に未練があったと言えばいいのか、もっとあの世界で自由にいきたかった。それ以前に、あの世界を自分の力で大変な思いをして救った。それなのにもう一度世界を救えと言われた。しかも、以前より難易度ははるかに上がってる。

「俺には無理だ。さっきの見たろ。俺じゃああの化け物を倒すことができない。」

傷をつけることぐらいしかできなかった。そんな俺が、まだ何体いるかわからないモンスター達を倒して世界を救うことなんて、到底出来っこないことだった。

「あの化け物いったなんなんだ。あんなに強いってのに、どうすればいいってんだ?」

「あれは、僕らは『ビースト』って読んでる。」

「ビースト?」

「そう。突如現れた人類の、いや、世界の敵だよ。あいつらが現れたことにより、力を持たない小さな国がいくつもなくなった。」

「それで困って俺を呼んだって訳か。全くいい話だなそっちからすればよ~」

その場でうずくまり俺は、今の状況を嘆いた。
簡単にまとめると、世界がピンチだから、一度世界を救ったことのある俺を呼んで、もう一度世界を救ってもらおうってことか。

「納得できた?」

「納得するか!!
だって、俺のいた世界には戻れないんだろ。こうなったら意地でも、帰ってやる。」

帰って、いつもの平和の世界に帰るんだ。今は、この世界の情報をを集めないと。

「おい。そこのお前!ここの情報よこせ」

「お、話が早くて助かるよ。」

「こう言うときは、情報戦だ。少しでも多くの情報が必要になるだけだ。 」

「さすが、一度世界を救っているだけのことはある。君ならできるよ。の言い伝えに間違いはないはずだから 」

その母様ってのはさっきから何者だよ。神様みたいなことか?

「ここは危険だから、安全な場所に行かない?」

「分かった。そうしよう。」

またあの化け物と戦うには危険がある。

「まだ、壊滅していなければいいけど、確かこの近くに村があったはず」

「よし。とにかくそこへ行くぞ。案内してくれ。え~と」

そう言えば、まだ彼女の名前を聞いていなかった。

「私は、『ミリナ』。よろしくねヒロ。」

俺の名前は知っているのか。

こうしてヒロの世界を救う冒険が再び始まった。


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