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13話
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「フェンリルを倒すって、無理だよ。まだビーストも倒してないのになにいってるの?」
ミリナはとてもご立腹の様子でこちらを睨んでくる。
「遅かれ早かれ結局はそいつを倒さないことには代わりはなんだからな。それに、最終目標が出来ていいじゃねーか。」
「そうだけど。」
それはそうだ。一度ビーストに襲われビーストをやっつけることができなかった。そんなところを真横で見てきたわけだ。俺でもなに考えてるんだって言いたくなるものだ。
それに今回はビーストの弱点を知っている。まだ、試してはないが頭を狙うのは俺なら簡単に出来るはずだ。
「それに、俺にいい考えがある。」
「いい考え?」
そう。俺にはフェンリルを討伐の秘策があった。
「俺たち以外に、もう一人戦力になりそうな人が居るだろ。」
「村の自警団ってこと、でもどんなに数を集めてもビーストを倒せるかどうかわからないレベルだよ。それなのにフェンリルをって・・・やっぱ無理だよ。」
「・・・ガリュウ」
ボソッとアカリが呟いた。やっぱ、別の世界からの人間は話が速くて助かるぜ。
「そうさ。ガリュウをフェンリル討伐に協力させる。」
「はあ?」
「ガリュウの目的はいまいち分からねーが、一緒にあったタイミングでフェンリルに出会えば嫌でも協力してくれんだろ。」
「あいつがどこにいるかもわからないのに?」
「それは、これから探すとして元国王。今フェンリルが居そうな場所って何処だかわかるか。」
「確か、一ヶ月くらい前にわしの元宮殿にフェンリルらしきビーストが、近くに住みついていたと連絡があったような気がするの~」
「分かった。じゃぁ俺、言ってくる。」
「言ってくるってどこに?一人で行く気?」
「決まってるだろ。ガリュウを探すためにこの辺うろちょろすんだよ。流石にそんな遠くへは行ってないだろ。夜にはここに戻る。ミリナ達はそこで村守っててくれ。」
俺は、そのままミリナ達を残し、大慌てで村を出た。
「あいつも、なに考えてるんだよ!」
遠くの方でミリナが叫んでいた。やはりかなり怒っているようだ。
どうやら俺もガリュウと同じ枠にいるらしい。
正直な所、ミリナには悪いことをしたと思っている。
それでも、俺が動かないとみんなの命が危ないのはかわりない。ならば一刻の猶予なんて存在しない。
それに、まだ俺だけここに来てからなにもしていない。
ガリュウやアカリはここに来てもう十分な活躍をしていると言える。
そんな俺が嫌だった。
そう思い、俺は率先して動いた。
今度は俺の番だ。
反撃開始だ!
ミリナはとてもご立腹の様子でこちらを睨んでくる。
「遅かれ早かれ結局はそいつを倒さないことには代わりはなんだからな。それに、最終目標が出来ていいじゃねーか。」
「そうだけど。」
それはそうだ。一度ビーストに襲われビーストをやっつけることができなかった。そんなところを真横で見てきたわけだ。俺でもなに考えてるんだって言いたくなるものだ。
それに今回はビーストの弱点を知っている。まだ、試してはないが頭を狙うのは俺なら簡単に出来るはずだ。
「それに、俺にいい考えがある。」
「いい考え?」
そう。俺にはフェンリルを討伐の秘策があった。
「俺たち以外に、もう一人戦力になりそうな人が居るだろ。」
「村の自警団ってこと、でもどんなに数を集めてもビーストを倒せるかどうかわからないレベルだよ。それなのにフェンリルをって・・・やっぱ無理だよ。」
「・・・ガリュウ」
ボソッとアカリが呟いた。やっぱ、別の世界からの人間は話が速くて助かるぜ。
「そうさ。ガリュウをフェンリル討伐に協力させる。」
「はあ?」
「ガリュウの目的はいまいち分からねーが、一緒にあったタイミングでフェンリルに出会えば嫌でも協力してくれんだろ。」
「あいつがどこにいるかもわからないのに?」
「それは、これから探すとして元国王。今フェンリルが居そうな場所って何処だかわかるか。」
「確か、一ヶ月くらい前にわしの元宮殿にフェンリルらしきビーストが、近くに住みついていたと連絡があったような気がするの~」
「分かった。じゃぁ俺、言ってくる。」
「言ってくるってどこに?一人で行く気?」
「決まってるだろ。ガリュウを探すためにこの辺うろちょろすんだよ。流石にそんな遠くへは行ってないだろ。夜にはここに戻る。ミリナ達はそこで村守っててくれ。」
俺は、そのままミリナ達を残し、大慌てで村を出た。
「あいつも、なに考えてるんだよ!」
遠くの方でミリナが叫んでいた。やはりかなり怒っているようだ。
どうやら俺もガリュウと同じ枠にいるらしい。
正直な所、ミリナには悪いことをしたと思っている。
それでも、俺が動かないとみんなの命が危ないのはかわりない。ならば一刻の猶予なんて存在しない。
それに、まだ俺だけここに来てからなにもしていない。
ガリュウやアカリはここに来てもう十分な活躍をしていると言える。
そんな俺が嫌だった。
そう思い、俺は率先して動いた。
今度は俺の番だ。
反撃開始だ!
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