異世界転入生

結城 朱煉

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魔法学校に転入します

ユリン

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「なので、自己紹介しますです!
私はユリン・フォールと申しますです
よろしくお願いしますです!」

ニコリと笑うユリンに、「よろしく」と返すユウ
その右手には、飛びつこうとしているライナ

「だから、ライナ…飛びついたらダメだって、押しつぶしちゃうし…」
「ユウ、酷くない?」
「だって、威力を知ってるからなぁ~」

ライナはそう言われ、しぶしぶ飛びつくのを諦めた

「ねぇねぇ、ユウちゃんのいた世界って、どんなところだったんです?」
「ん~…ココとは全然違うよ
魔法なんてなかったし、道は舗装されてたしね」
「ほそう?」
「うん、土の上にコンクリートっていうのを敷き詰めて固めるの」
「固める…ですか?」
「なんか、想像できないわね」
「まぁ、この世界に舗装なんてないから想像できないよね」

揃って首を傾げている2人を見て、ユウは苦笑いをするしかなかった
舗装された道などなく、自然と融合しているような世界
自然がそのまま残るこの世界からは、舗装など想像もつかないだろう
つい昨日までいた世界を、目を閉じて思い出す

「空はね…青だったよ
晴てる日は、綺麗な真っ青でさ
曇りや雨の日は灰色の雲に覆われた空
日が暮れる頃には、綺麗なオレンジとか」
「空が青だったんだ」
「ココは青紫ですものね
夕暮れ時には、こちらもオレンジ色になりますですよ」
「そうなんだ!ちょっと楽しみだなぁ~」

3人が仲良く話している時、ビュッと強い風が吹いた
あまりに風が強かったので、目を閉じ手で目を守る
風がおさまり目を開け、ふと空を見ると今の強い風で運ばれてきたのか、ドス雲が広がってきていた

「黒い雲が出てきてるね…雨を降らしそうな雲だね」
「普通の雨じゃないわ、大雨がくる」

ライナは深刻そうな顔で、向こうの空を見ている
向こうの空には、今あるドス黒い雲より黒い闇のような雲が不気味に広がっていた

「急いで帰らないとですね!」

2人はサッとホウキを出すが、ユウは首を傾げている

「ユウ、今から20分くらい経つと、大雨になるわ」
「急いで下さい!皆さんも急いで帰ってますです」

校舎の方を見ると、全校生徒が教室の窓からホウキに乗って急いで帰宅する姿が見れた

「私達も早く帰らないと、大雨になってから帰るのは大変よ
あ、ユウこれ私の番号だから、暇なら通信してきてね」

ライナはメモをユウに渡し、ユリンとも番号を交換してホウキにまたがる

「私にも、お暇でしたら通信くださいです」

ユリンもメモをユウに渡すとホウキにまたがる
ユウはわけが分からぬまま、メモを受取りホウキを出す
メモはなくさないように、片付けてホウキにまたがる

「それじゃあ、またね!」
「またです!」
「あ、うん、またね~」

2人が飛んでいくのを見送りユウは空中で止まる
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