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序章
どうやら俺は死に体らしい。
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眼が覚めるというより、意識が戻ると目の前に景色が勝手に映ったという感じて目の前の景色が見える。
水槽越しに見える景色は人が数人おり忙しそうに動いている様子だ。
(やった!人に会えた。助かったのか?)
そう言ったつもりが声に出てない。………と言うか顎の下の感覚がない。麻酔でも聞いているのか体で動くのは右目の眼球くらいだ。あの場所でかなりの痛みを感じたから全身に酷い怪我をしているのかも知れない。痛みがないのだけが救いだ。忙しくしていた中の1人が俺に気付いたのかこちらを見て何かを言っている気がする。
気がするというのは、音が全く聞こえないからだ。耳がやられているのか、防音なのかその辺はさっぱりだ。人が集まってくるにつれおかしいことが分かってくる。
集まってくる人達の髪の色がバラバラすぎる。金髪に茶色は兎も角赤とか緑とかありえない。水色とかありえるのか?ここは異世界なのか?驚いているうちに意識が飛んでしまう。おやすみなさい。
かなり時間が経ち分かった事がある。どうやら俺はモルモットのようだ。水槽越しは俺が水槽のような円筒に入れられているからである。分かった時には辛かった。何が辛いって俺の今の現状が他のガラスに映って見えたからである。
右手は肩から左手は手首辺りから両腕が無くなっている。それだけでも酷いのに下半身は臍から下がなくなっていた。………さらばマイサン。使う事なく逝ってしまった…胴体も酷いものであちこちに切り傷や打痕がありない所を探す方が難しい。おまけに顔ときたら………顎から下が無くて両耳と左目も潰れたり千切れたりしている。顔は焼けたようになっていて髪など一本も残ってない。
この姿を見たときは死のうと思ったのだが自殺をする事すら出来ない。寧ろなぜ生きているのか不思議である。
気付いてから何日経ったのだろうか。最近では向こうにいる人間もどきの言葉が何故か急に分かってきた。どうやらこの部屋についての愚痴とか俺たちの様なモルモットを嘲笑っているようだ。他のモルモットの姿は眼球の範囲内では2~3体しか見れないがどれもが人間ではなく見たことのない生物だ。それらがビクンビクンと痙攣する度、俺もああなるのかと恐怖する。何かを刺され謎の液体を注入されている姿は正にモルモットだ。俺の精神が摩耗していく。
「この検体、魔力は凄まじいけど他は何もないわね。まさに、魔力タンクといった感じね。」
そう言って此方を見ている女が俺の担当なのだろう。俺のところに来ては良く文句を言っている。
「私も早くこれで実験したいのになかなか許可が下りないのよね。早く改造して私好みのクリーチャーにしたいのに。」
舌なめずりでもしながら話しているのだろうこの女は。ぼやけて良く見えないが美人なのだろう。よく男が寄って来ている。金髪のショートヘアーの女だが俺にとってはマッドな人間もどきでしかない。
俺は魔力とやらが多いので魔力タンクとして重宝されているらしい。他のモルモットとは扱いがかなり違う。しかしこのマッドな女のせいで実験体として扱われるのも時間の問題だろう。
全身の毛穴という毛穴が開き、動く内臓が信じられない速さで動いている。あの女が遂に実験を始めたのだが、あの女が言うには竜の血を俺に注入したらしい。全身が震え円筒状の入れ物すら揺れているこの状態をあの女は笑って見てやがる!声なき声を出し続ける俺を見て興奮してやがる。
「すごいわ!本来なら拒否反応が出てもおかしくないのに未だに出ていない。それどころか体の血液が竜の血と入れ替わっている!素晴らしいわ。このままどこまでいけるのかしら?」
この変態女め!殺す気ならさっさと殺しやがれ!殺せないなら俺がテメエを殺してやる!
「あら、結局安定しちゃったわね、残念。次の実験用品を考えなくちゃ。」
このクソ女め!まだやるつもりか。………いいだろう。好きにするがいいさ。最後にその身体で贖ってもらうからな!遠くなる意識の中、あの女に対する殺意だけが俺の心を支えていた。
左目が熱い!無理矢理焼きごてで焼かれているかのようだ。目玉は勝手に動き回り頭蓋骨を蹂躙する。俺の意識とは別に頭だけが動き回る!
「バグベアの子供を入れて見たけどどうなるかしら?………あらあら頭だけが踊っているみたいね。流石にこれだと死ぬかしら?所長には悪いけどこのまま壊れちゃうかな。」
殺すコロスころす!この女、やっぱりマトモじゃねえ!別の生き物を移植しようとしてやがる。殺す気だ!いや壊す気だ⁈
「あれ?あれれ?バグベアの方が死んじゃったかな?竜の血と相性が悪かったのかな?………外そうにも溶接したみたいになってる。………まあいいか。次の要らないものでも探してこよう。」
………左目があった所がおかしい。此方の思うように動く?見えなくなった筈の左目が見える?どうなってやがる。俺はどうなったんだ?誰か俺に教えてくれ!
水槽越しに見える景色は人が数人おり忙しそうに動いている様子だ。
(やった!人に会えた。助かったのか?)
そう言ったつもりが声に出てない。………と言うか顎の下の感覚がない。麻酔でも聞いているのか体で動くのは右目の眼球くらいだ。あの場所でかなりの痛みを感じたから全身に酷い怪我をしているのかも知れない。痛みがないのだけが救いだ。忙しくしていた中の1人が俺に気付いたのかこちらを見て何かを言っている気がする。
気がするというのは、音が全く聞こえないからだ。耳がやられているのか、防音なのかその辺はさっぱりだ。人が集まってくるにつれおかしいことが分かってくる。
集まってくる人達の髪の色がバラバラすぎる。金髪に茶色は兎も角赤とか緑とかありえない。水色とかありえるのか?ここは異世界なのか?驚いているうちに意識が飛んでしまう。おやすみなさい。
かなり時間が経ち分かった事がある。どうやら俺はモルモットのようだ。水槽越しは俺が水槽のような円筒に入れられているからである。分かった時には辛かった。何が辛いって俺の今の現状が他のガラスに映って見えたからである。
右手は肩から左手は手首辺りから両腕が無くなっている。それだけでも酷いのに下半身は臍から下がなくなっていた。………さらばマイサン。使う事なく逝ってしまった…胴体も酷いものであちこちに切り傷や打痕がありない所を探す方が難しい。おまけに顔ときたら………顎から下が無くて両耳と左目も潰れたり千切れたりしている。顔は焼けたようになっていて髪など一本も残ってない。
この姿を見たときは死のうと思ったのだが自殺をする事すら出来ない。寧ろなぜ生きているのか不思議である。
気付いてから何日経ったのだろうか。最近では向こうにいる人間もどきの言葉が何故か急に分かってきた。どうやらこの部屋についての愚痴とか俺たちの様なモルモットを嘲笑っているようだ。他のモルモットの姿は眼球の範囲内では2~3体しか見れないがどれもが人間ではなく見たことのない生物だ。それらがビクンビクンと痙攣する度、俺もああなるのかと恐怖する。何かを刺され謎の液体を注入されている姿は正にモルモットだ。俺の精神が摩耗していく。
「この検体、魔力は凄まじいけど他は何もないわね。まさに、魔力タンクといった感じね。」
そう言って此方を見ている女が俺の担当なのだろう。俺のところに来ては良く文句を言っている。
「私も早くこれで実験したいのになかなか許可が下りないのよね。早く改造して私好みのクリーチャーにしたいのに。」
舌なめずりでもしながら話しているのだろうこの女は。ぼやけて良く見えないが美人なのだろう。よく男が寄って来ている。金髪のショートヘアーの女だが俺にとってはマッドな人間もどきでしかない。
俺は魔力とやらが多いので魔力タンクとして重宝されているらしい。他のモルモットとは扱いがかなり違う。しかしこのマッドな女のせいで実験体として扱われるのも時間の問題だろう。
全身の毛穴という毛穴が開き、動く内臓が信じられない速さで動いている。あの女が遂に実験を始めたのだが、あの女が言うには竜の血を俺に注入したらしい。全身が震え円筒状の入れ物すら揺れているこの状態をあの女は笑って見てやがる!声なき声を出し続ける俺を見て興奮してやがる。
「すごいわ!本来なら拒否反応が出てもおかしくないのに未だに出ていない。それどころか体の血液が竜の血と入れ替わっている!素晴らしいわ。このままどこまでいけるのかしら?」
この変態女め!殺す気ならさっさと殺しやがれ!殺せないなら俺がテメエを殺してやる!
「あら、結局安定しちゃったわね、残念。次の実験用品を考えなくちゃ。」
このクソ女め!まだやるつもりか。………いいだろう。好きにするがいいさ。最後にその身体で贖ってもらうからな!遠くなる意識の中、あの女に対する殺意だけが俺の心を支えていた。
左目が熱い!無理矢理焼きごてで焼かれているかのようだ。目玉は勝手に動き回り頭蓋骨を蹂躙する。俺の意識とは別に頭だけが動き回る!
「バグベアの子供を入れて見たけどどうなるかしら?………あらあら頭だけが踊っているみたいね。流石にこれだと死ぬかしら?所長には悪いけどこのまま壊れちゃうかな。」
殺すコロスころす!この女、やっぱりマトモじゃねえ!別の生き物を移植しようとしてやがる。殺す気だ!いや壊す気だ⁈
「あれ?あれれ?バグベアの方が死んじゃったかな?竜の血と相性が悪かったのかな?………外そうにも溶接したみたいになってる。………まあいいか。次の要らないものでも探してこよう。」
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