15 / 60
第1章 鮮血の旅路
俺の旅にお供が1匹増えたのだが。
しおりを挟む
闇が深くなる道を首都に向かって進んで行く。首都までは凡そ200km程だ。急ぐ旅でもないので歩いて行く。問題は首都に着いた時の事だ。いくら国際冒険者ギルドが犯罪に加担すると処刑するとは言え、俺が自らの手でやったのだ。首都に入る時に犯罪者扱いされても仕方がない。どうやって首都に入る時に問題なく入れるようにすればいいのか………考えるだけ無駄か。
ある程度歩いたら腹が減ってきた。ローブの中のスライムも若干不機嫌のようだ。
…ん?違う?いつまでたっても名前をくれないからだ?
…成る程[名付け]と呼ばれる工程をしないと正式な契約にならないのか。スライムが俺に謎の意思表示をするのは問題ないとして名前は確かに大切だな。………よし、お前の名前はスラ吉だ!
痛い?痛い!暴力的だぞ?スラ吉。
…何?女の名前にしろ?お前メスなのか?
…精神的に女だから問題ない?
………分かった。お前の名前はゼラだ!
…反応ないな?え、いいのか?じゃあそれで。
…何でこの名前にしたかって?確か深紅の色の花でゼラニウムってのがあったからな。今のお前の色にぴったりだ。………喜び過ぎだ。さっさとどこかで野宿するぞ。
さらに1時間ほど歩いて野宿出来そうな場所に着く。多分多くの人間もどきが此処を野宿の場所として使ったのだろう。彼方此方に焚き火の跡がある。逆に言うと野盗に襲われる場所にもなるんだが今の俺には丁度いい遊び相手だ。
枯れ木を探し集める。火は何故かスライムがつけていた。本当にスライムなんだよな?左目で確認するとブロックされるんだ。
…乙女の秘密を見るなって?悪かったよ。この干し肉でも食っとけ。
俺も干し肉を齧りながら周りに糸を張る。魔力操作に慣れてきたせいか魔力を通すと手足のように使える。糸を黒色の猛毒でカモフラージュして木々の間に通して行く。ついでにダークストリングスを張り警戒と防御の2段重ねだ。
研究所にあった毛布で体を包み就寝だ。こら、ゼラ。入ってくんな。………静かにするんだぞ?お休みなさい。
朝になり目を覚ます。周りに魔獣の骨がいくつかあるが問題ない。ダークストリングスの警戒音が何度か鳴ったがその度にゼラが毛布から出て対処していたので問題ない。…問題ないよな?
顔を洗い干し肉を食べ首都へと向かう。何度か馬車とすれ違ったり追い抜かれたりしながら進んでいるとそばの森から微かな魔力を感じる。人間もどきとも少し違う感じだ。気になったので森に入っていくと子供のような姿の生き物が穴を掘っている。頭の上に垂れた犬のような耳がついており毛の多そうな尻尾まである。首輪がかなり無骨なので左目でしっかり見ると
(獣人)
獣の一部分を受け継いだ亜人。犬や猫、鳥や熊など様々である。五感が優れており身体能力も高いが魔法は無属性魔法以外を習得できない。この娘は奴隷である。
何故か一部誰かの主観が入っている気がするが仕方がない。穴を手で掘っている獣人は既に指が血塗れである。
「おい、娘。そこで何をしている?」
俺が声を掛けるが、此方を見ずに端的に答えられる。
「お墓を作っている。」
成る程、確かに側に死体が2個ある。最近死んだのか死臭はそれほどでもない。
「その死体はお前の関係者か?」
人間の男と獣人の女なので夫婦かと思っていたが想像以上の答えが返ってきた。
「主人と母親。主人が私を殺そうとしたので母さんが殺した。主人殺しは本来なら出来ないが母さんは呪いに耐えて殺した。でも殺した後に呪いで死んだ。」
中々壮絶な話だ。娘は10歳ぐらいに見えるんだがどういう状況だったのか?それにしては穴が大きすぎる気がするんだが。
「何でそんなに大きな穴を掘るんだ?母親だけなら充分だろう?」
そう言うと少し考えていたのか間が空いて答えが返ってくる。
「これは2人分だから。」
訳がわからない。殺し殺された2人を一緒に埋めるのか?
「その2人を一緒に埋めるのか?男はほっとけばいいだろう?」
少しイラついた感じの言葉になったが娘は淡々と答えてくる。
「死んでしまえば一緒。ただの死体に変わりはない。」
流石に言葉に詰まる。俺以上に壊れている。怒りや悲しみなどを置き忘れたかのようにただ穴を手で掘る少女に近づきそれを止める。
「邪魔しないで。」
その子の目は死んではいなかった。意志の強さを感じる。壊れていたのではなく、自分の意思によって2人の墓を作っていたのだ。
「手を見せろ。[クリーン][ヒーリング]」
クリーンという生活魔法で汚れを全て落とし下級聖魔法ヒーリングにより傷を癒す。そこまでしても驚かずまだ穴を掘ろうとする。
「少し待ってろ。ゼラこの子を止めとけ。絶対に食べるな。」
そう言うとゼラが俺の懐から出て少女を優しく包み込む。流石に少女も驚くがゼラは優しく包み込んだ後は何もしない。
「さて、生活魔法の穴掘りの魔法でいけるか?」
生活魔法のディグにより30cm程地面が下がる。それを10回ほど使い穴を掘りその中に死体を目を組ませて入れる。自分の両親を思い出してしまうが涙は出ない。穴の上から土を入れ平に慣らす。適当に石を見繕い左手から魔力の刃を出し墓石に見えるように切り揃える。
「2人の名前は?」
少し震えるような声で名前を告げる。
「ギャランとメニーシャ。」
何故か覚えている異世界の言葉を蠱毒の溶解液で名前を掘る。適当に花を見繕い、ゼラの拘束を解かせ花を渡す。
「その花を添えてやれ。それで供養も終わりだ。穴は深めに掘ったから荒らされることは無いだろう。」
そう言うと少し離れて背中を向ける。花を添える音と声を殺して嗚咽する少女に昔の自分を重ね見て地球での出来事を思い出す。
「ありがとうございました。」
何事もなかったように振る舞う少女が俺に声をかけてくる。少し目が充血しているぐらいだ。
「他に行くあてはあるのか?」
分かっていても聞いてしまう。
「ありません。町に戻っても奴隷として売られるだけなので。」
首輪を触りながら少女は言う。
「ならその枷を外そう。」
中級聖魔法リムーブカース、破呪の魔法である。呪いを解くためにかなりの魔力が奪われるが俺にとってはどうと言うことはない。首輪はヒビ割れ砕け落ちる。
「さて、これでお前は自由だ。どうする?」
何をするのか興味深い少女を見ながら尋ねる。少女は少し考えながらも此方の目を見て答える。
「借りは必ず返す。私はあなたについて行く。」
「俺は復讐の旅の途中だ。ついてくれば死ぬぞ?」
俺の言葉を聞いても目を背けない。本当に心が強い。
「借りを返す。」
それだけを言い黙ってこちらを見る少女。」
「名前は何と言う?」
「アヤハ。」
俺とアヤハの旅は今から始まる。
…痛い!ゼラのことは忘れてないから!
ある程度歩いたら腹が減ってきた。ローブの中のスライムも若干不機嫌のようだ。
…ん?違う?いつまでたっても名前をくれないからだ?
…成る程[名付け]と呼ばれる工程をしないと正式な契約にならないのか。スライムが俺に謎の意思表示をするのは問題ないとして名前は確かに大切だな。………よし、お前の名前はスラ吉だ!
痛い?痛い!暴力的だぞ?スラ吉。
…何?女の名前にしろ?お前メスなのか?
…精神的に女だから問題ない?
………分かった。お前の名前はゼラだ!
…反応ないな?え、いいのか?じゃあそれで。
…何でこの名前にしたかって?確か深紅の色の花でゼラニウムってのがあったからな。今のお前の色にぴったりだ。………喜び過ぎだ。さっさとどこかで野宿するぞ。
さらに1時間ほど歩いて野宿出来そうな場所に着く。多分多くの人間もどきが此処を野宿の場所として使ったのだろう。彼方此方に焚き火の跡がある。逆に言うと野盗に襲われる場所にもなるんだが今の俺には丁度いい遊び相手だ。
枯れ木を探し集める。火は何故かスライムがつけていた。本当にスライムなんだよな?左目で確認するとブロックされるんだ。
…乙女の秘密を見るなって?悪かったよ。この干し肉でも食っとけ。
俺も干し肉を齧りながら周りに糸を張る。魔力操作に慣れてきたせいか魔力を通すと手足のように使える。糸を黒色の猛毒でカモフラージュして木々の間に通して行く。ついでにダークストリングスを張り警戒と防御の2段重ねだ。
研究所にあった毛布で体を包み就寝だ。こら、ゼラ。入ってくんな。………静かにするんだぞ?お休みなさい。
朝になり目を覚ます。周りに魔獣の骨がいくつかあるが問題ない。ダークストリングスの警戒音が何度か鳴ったがその度にゼラが毛布から出て対処していたので問題ない。…問題ないよな?
顔を洗い干し肉を食べ首都へと向かう。何度か馬車とすれ違ったり追い抜かれたりしながら進んでいるとそばの森から微かな魔力を感じる。人間もどきとも少し違う感じだ。気になったので森に入っていくと子供のような姿の生き物が穴を掘っている。頭の上に垂れた犬のような耳がついており毛の多そうな尻尾まである。首輪がかなり無骨なので左目でしっかり見ると
(獣人)
獣の一部分を受け継いだ亜人。犬や猫、鳥や熊など様々である。五感が優れており身体能力も高いが魔法は無属性魔法以外を習得できない。この娘は奴隷である。
何故か一部誰かの主観が入っている気がするが仕方がない。穴を手で掘っている獣人は既に指が血塗れである。
「おい、娘。そこで何をしている?」
俺が声を掛けるが、此方を見ずに端的に答えられる。
「お墓を作っている。」
成る程、確かに側に死体が2個ある。最近死んだのか死臭はそれほどでもない。
「その死体はお前の関係者か?」
人間の男と獣人の女なので夫婦かと思っていたが想像以上の答えが返ってきた。
「主人と母親。主人が私を殺そうとしたので母さんが殺した。主人殺しは本来なら出来ないが母さんは呪いに耐えて殺した。でも殺した後に呪いで死んだ。」
中々壮絶な話だ。娘は10歳ぐらいに見えるんだがどういう状況だったのか?それにしては穴が大きすぎる気がするんだが。
「何でそんなに大きな穴を掘るんだ?母親だけなら充分だろう?」
そう言うと少し考えていたのか間が空いて答えが返ってくる。
「これは2人分だから。」
訳がわからない。殺し殺された2人を一緒に埋めるのか?
「その2人を一緒に埋めるのか?男はほっとけばいいだろう?」
少しイラついた感じの言葉になったが娘は淡々と答えてくる。
「死んでしまえば一緒。ただの死体に変わりはない。」
流石に言葉に詰まる。俺以上に壊れている。怒りや悲しみなどを置き忘れたかのようにただ穴を手で掘る少女に近づきそれを止める。
「邪魔しないで。」
その子の目は死んではいなかった。意志の強さを感じる。壊れていたのではなく、自分の意思によって2人の墓を作っていたのだ。
「手を見せろ。[クリーン][ヒーリング]」
クリーンという生活魔法で汚れを全て落とし下級聖魔法ヒーリングにより傷を癒す。そこまでしても驚かずまだ穴を掘ろうとする。
「少し待ってろ。ゼラこの子を止めとけ。絶対に食べるな。」
そう言うとゼラが俺の懐から出て少女を優しく包み込む。流石に少女も驚くがゼラは優しく包み込んだ後は何もしない。
「さて、生活魔法の穴掘りの魔法でいけるか?」
生活魔法のディグにより30cm程地面が下がる。それを10回ほど使い穴を掘りその中に死体を目を組ませて入れる。自分の両親を思い出してしまうが涙は出ない。穴の上から土を入れ平に慣らす。適当に石を見繕い左手から魔力の刃を出し墓石に見えるように切り揃える。
「2人の名前は?」
少し震えるような声で名前を告げる。
「ギャランとメニーシャ。」
何故か覚えている異世界の言葉を蠱毒の溶解液で名前を掘る。適当に花を見繕い、ゼラの拘束を解かせ花を渡す。
「その花を添えてやれ。それで供養も終わりだ。穴は深めに掘ったから荒らされることは無いだろう。」
そう言うと少し離れて背中を向ける。花を添える音と声を殺して嗚咽する少女に昔の自分を重ね見て地球での出来事を思い出す。
「ありがとうございました。」
何事もなかったように振る舞う少女が俺に声をかけてくる。少し目が充血しているぐらいだ。
「他に行くあてはあるのか?」
分かっていても聞いてしまう。
「ありません。町に戻っても奴隷として売られるだけなので。」
首輪を触りながら少女は言う。
「ならその枷を外そう。」
中級聖魔法リムーブカース、破呪の魔法である。呪いを解くためにかなりの魔力が奪われるが俺にとってはどうと言うことはない。首輪はヒビ割れ砕け落ちる。
「さて、これでお前は自由だ。どうする?」
何をするのか興味深い少女を見ながら尋ねる。少女は少し考えながらも此方の目を見て答える。
「借りは必ず返す。私はあなたについて行く。」
「俺は復讐の旅の途中だ。ついてくれば死ぬぞ?」
俺の言葉を聞いても目を背けない。本当に心が強い。
「借りを返す。」
それだけを言い黙ってこちらを見る少女。」
「名前は何と言う?」
「アヤハ。」
俺とアヤハの旅は今から始まる。
…痛い!ゼラのことは忘れてないから!
0
あなたにおすすめの小説
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる