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第1章 鮮血の旅路
俺のストレスはこいつらで発散する。
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飯時まで近くの森で食べ物を取りに行く。アヤハとゼラは子供達と遊ばせた。トバルは疲れているのでお休みだ。
森の中で山菜やキノコなどを左目で確かめながら取っていく。山賊も探して見たが範囲内にはいないようだ。ある程度取れたら魔法の袋からカゴを出して入れて行く。
魔法の袋は高価な為に盗まれる危険性がある。まぁここの村人程度なら返り打ちに出来るんだが。
日が暮れて来たので村に戻る。俺が籠一杯の獲物を取ってきたのを見てゼラが喜んでいる。お前村長前でも料理するつもりなのか?
…分かったよ。好きにしろ。
かなりのアピールをされたので任してしまう。
「村長さん。すみませんが台所を貸してくれませんか?こいつが料理するんで。」
村長もびっくりしていたがゼラが台所で手際良く料理しているのを見て納得してくれた。子供達も近くで見たそうにしているが危ないので離れて見せている。
「わしもこの年まで生きていてきたがこんなに驚いたことは無いのう。」
「すげー、スライムすげー。」
「これはいいスライムだ。」
「お母さんより料理上手かも…」
最後の女の子は逞しく生きて欲しい。そのスライム普通じゃないから。
何故か村長夫婦と子供達と共に山菜汁を食べる事になった。みんな貪るように食ってるんだが
…おかわりを作ってくる?済まないな。アヤハもよく食べるな。無言で黙々と食べているのだが未だにスピードが落ちない。村長夫婦もびっくりだ。
「ゼラの食事はとても美味しい。ゼラは料理の鉄人。」
そんなに気に入ったのか。よかったな、ゼラもよろこんでいるそ。
晩飯を食べ子供達がうとうとしていたので村長と家に送りにいく。ゼラとアヤハは後片付け、トバルもおねむだ。子供だからかよく寝る。
「すまないな旅人さん。子供達を全員運んでくれるなんて。」
村長に運ばず訳にはいかないので俺が全員運んだ。村長は嬉しそうだが、俺はこの2人になった時に聞きたいことがあっただけだ。
「獣人の山賊からはいつ頃来るって言われているんだ?」
俺が感じていたのは不自然さだった。こんな町と町の間にある村なら襲われたらすぐに話題になる。討伐隊もすぐ組まれるだろう。そんな村を襲うリスクを山賊はとるのだろうか?多分ある程度の食料を渡す代わりに襲わない事を約束してるのではないかと考えている。ここに来るまでに旅の商人が襲われた形跡も無かったし間違いないだろう。
「お気づきですか…今夜ある程度の食料と酒を用意すれば何もせずに帰ると言われています。なので村人達は警戒していたのでしょう。」
アヤハが見られていたのもそれか。偵察と思われたのか。まぁスライムテイムして来る山賊はいないから勘違いは解けたのだろう。
「それで山賊達は満足するとおもうのか?」
本題に入る。1回だけならなんとでもなるがこれが毎回なら村が持たないはずだ。それほど裕福な村とも思えない。
「そこを何とかするのが村長です。頑張ってみますわ。」
怖いだろうに毅然とした態度の村長。村を治める者としての矜持があるのだろう。その意思は強そうだ。俺の爺さんを思い出させる。
「…すまない。少し用事が出来た。先に帰ってくれ。」
そう言うと俺は走って反応があった森に向かう。森の中にダークストリングスを張っていたのだが獣人の反応があったからだ。中々の数だな。湧き上がる歓喜を抑えながら現場に向かう。俺の期待通りならいいのだが。
血塗れの刃に、血のついた馬車。挙句にその馬車の中から泣きじゃくる女の悲鳴とに獣達の声。
…何処かで一仕事してきたのか。20匹ぐらいの群れは何処かに向かっている。荷物を置いてから村に来るつもりだったか。
………丁度いい。俺のストレス発散に使えそうだ。俺は両腕の擬態を解放し風下からその集団に迫る。
ある程度近づくと向こうが俺に気がつくが関係ない。右手を掲げ1番最初に俺に気づいた男に、蠱毒の蟲の熱い口づけをプレゼントする。…根性が足りないな。頭がもげてしまったよ。
唖然とする隣の男に魔力の刃をご馳走する。腹を切られ内臓を撒き散らしながら悲鳴を挙げて倒れる。
「敵襲だ!もう2人もやられた。」
大声を出す奴は聖なる槍で大きな木に胴体ごと貼りつける。周りから悲鳴と怒号が聞こえるが心地よい。
研究所を出てから人間もどきと話したり、会うことで何かしらの精神的な苦痛を感じる。研究所での出来事のせいか、魔力波の違いによる違和感か。
何が原因かは分からない。ただ苛立ちが募る。アヤハやこの獣人達からは感じない。あくまで人間もどきだけだ………
「悪いが俺のストレス発散に付き合ってもらう!どうせ碌でもない人生なんだろ?碌でもない終わり方で死んでも仕方ないよな⁈」
左の龍の手で相手を掴むと、固まりになっている集団に投げつける。肉が潰れる音と骨の折れる音が混ざり合ってさらなる蹂躙を呼ぶ。今夜は良く眠れそうだ。
森の中で山菜やキノコなどを左目で確かめながら取っていく。山賊も探して見たが範囲内にはいないようだ。ある程度取れたら魔法の袋からカゴを出して入れて行く。
魔法の袋は高価な為に盗まれる危険性がある。まぁここの村人程度なら返り打ちに出来るんだが。
日が暮れて来たので村に戻る。俺が籠一杯の獲物を取ってきたのを見てゼラが喜んでいる。お前村長前でも料理するつもりなのか?
…分かったよ。好きにしろ。
かなりのアピールをされたので任してしまう。
「村長さん。すみませんが台所を貸してくれませんか?こいつが料理するんで。」
村長もびっくりしていたがゼラが台所で手際良く料理しているのを見て納得してくれた。子供達も近くで見たそうにしているが危ないので離れて見せている。
「わしもこの年まで生きていてきたがこんなに驚いたことは無いのう。」
「すげー、スライムすげー。」
「これはいいスライムだ。」
「お母さんより料理上手かも…」
最後の女の子は逞しく生きて欲しい。そのスライム普通じゃないから。
何故か村長夫婦と子供達と共に山菜汁を食べる事になった。みんな貪るように食ってるんだが
…おかわりを作ってくる?済まないな。アヤハもよく食べるな。無言で黙々と食べているのだが未だにスピードが落ちない。村長夫婦もびっくりだ。
「ゼラの食事はとても美味しい。ゼラは料理の鉄人。」
そんなに気に入ったのか。よかったな、ゼラもよろこんでいるそ。
晩飯を食べ子供達がうとうとしていたので村長と家に送りにいく。ゼラとアヤハは後片付け、トバルもおねむだ。子供だからかよく寝る。
「すまないな旅人さん。子供達を全員運んでくれるなんて。」
村長に運ばず訳にはいかないので俺が全員運んだ。村長は嬉しそうだが、俺はこの2人になった時に聞きたいことがあっただけだ。
「獣人の山賊からはいつ頃来るって言われているんだ?」
俺が感じていたのは不自然さだった。こんな町と町の間にある村なら襲われたらすぐに話題になる。討伐隊もすぐ組まれるだろう。そんな村を襲うリスクを山賊はとるのだろうか?多分ある程度の食料を渡す代わりに襲わない事を約束してるのではないかと考えている。ここに来るまでに旅の商人が襲われた形跡も無かったし間違いないだろう。
「お気づきですか…今夜ある程度の食料と酒を用意すれば何もせずに帰ると言われています。なので村人達は警戒していたのでしょう。」
アヤハが見られていたのもそれか。偵察と思われたのか。まぁスライムテイムして来る山賊はいないから勘違いは解けたのだろう。
「それで山賊達は満足するとおもうのか?」
本題に入る。1回だけならなんとでもなるがこれが毎回なら村が持たないはずだ。それほど裕福な村とも思えない。
「そこを何とかするのが村長です。頑張ってみますわ。」
怖いだろうに毅然とした態度の村長。村を治める者としての矜持があるのだろう。その意思は強そうだ。俺の爺さんを思い出させる。
「…すまない。少し用事が出来た。先に帰ってくれ。」
そう言うと俺は走って反応があった森に向かう。森の中にダークストリングスを張っていたのだが獣人の反応があったからだ。中々の数だな。湧き上がる歓喜を抑えながら現場に向かう。俺の期待通りならいいのだが。
血塗れの刃に、血のついた馬車。挙句にその馬車の中から泣きじゃくる女の悲鳴とに獣達の声。
…何処かで一仕事してきたのか。20匹ぐらいの群れは何処かに向かっている。荷物を置いてから村に来るつもりだったか。
………丁度いい。俺のストレス発散に使えそうだ。俺は両腕の擬態を解放し風下からその集団に迫る。
ある程度近づくと向こうが俺に気がつくが関係ない。右手を掲げ1番最初に俺に気づいた男に、蠱毒の蟲の熱い口づけをプレゼントする。…根性が足りないな。頭がもげてしまったよ。
唖然とする隣の男に魔力の刃をご馳走する。腹を切られ内臓を撒き散らしながら悲鳴を挙げて倒れる。
「敵襲だ!もう2人もやられた。」
大声を出す奴は聖なる槍で大きな木に胴体ごと貼りつける。周りから悲鳴と怒号が聞こえるが心地よい。
研究所を出てから人間もどきと話したり、会うことで何かしらの精神的な苦痛を感じる。研究所での出来事のせいか、魔力波の違いによる違和感か。
何が原因かは分からない。ただ苛立ちが募る。アヤハやこの獣人達からは感じない。あくまで人間もどきだけだ………
「悪いが俺のストレス発散に付き合ってもらう!どうせ碌でもない人生なんだろ?碌でもない終わり方で死んでも仕方ないよな⁈」
左の龍の手で相手を掴むと、固まりになっている集団に投げつける。肉が潰れる音と骨の折れる音が混ざり合ってさらなる蹂躙を呼ぶ。今夜は良く眠れそうだ。
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