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第2章 勇者大戦
青崎の人化と山奥の賢人
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足となる馬も用意出来たし、これで旅も捗ると思いきや、そうもいかなかった。
《何故ゆえに我に騎乗するのは乙女で無いのだ!》
「グダグダ言うな。馬刺しにするぞコラ!」
《なんだか激しい悪寒を感じた…》
「バイコーンの毛滑らか~」
「わ、私も乗って本当にいいんでしょうか?」
《お嬢ちゃん達ぐらいなら全然平気さ。しっかりと捕まるんだよ?》
《バイコーンと我の扱いの差が酷いぞ?これはどういう事だ?》
「お前は自分の行動を見直そうな?」
ユニコーンとバイコーンの2匹同時の加入で青崎に人に戻る事を進めたのだが、人の姿の青崎を見たユニコーンがまた興奮したのだ。
煩悩全開のユニコーンをミスリル糸でボンレスハム状にした俺は本気でこのまま輪切りにしようかと考えたぐらいだ。
「こ、こんな格好になるんですけど変じゃ無いですかね?」
青崎が人間に戻らなかったのはこの世界の魔獣に対抗する為もあるが、クマに変身した時に破れてしまい着るものが無いというハプニングがあったからだ。
ゼラにより、俺が首都で手に入れた服を手直しされ、着ることになった青崎。
青崎の人間としての姿は日本で見慣れた黒い髪に黒い目、ただしこの世界にも同じ黒色の人間もいるのでそこは問題ではない。
問題なのはかなりの美人さんという事であろう。
大きな目にストレートな髪を腰の辺りまで伸ばしているその姿は日本では中々見られなくなった清純派アイドルのようだ。
背の高さは160cmは無いようだが、足が長く背が低い感じを与えない。
ゼラの手直ししたワンピースはベージュのシンプルな物だったが、体のライン取りや腰の辺りの装飾など相変わらずスライムとは思えない手? 捌きだ。
「ゼラさんって凄いですよね。日本でもこんな見事な手直し中々見た事無いですよ」
青崎がゼラを褒めるとゼラも嬉しそうにぽよぽよ跳ねている。
《はぁ、はぁ。まさかクマがこんな美少女に…これは素晴らしい》
バイコーンに噛まれているユニコーンは置いておき、これで人間の町に潜入する事も楽になるだろう。
《だから、何故私が男なぞ…》
「いいからちゃんと働け。二人が嫌がるし、バイコーンに噛まれたくないだろ?」
ブツブツ文句を言いながら俺を乗せて歩くユニコーン。
俺達は全員馬に乗った事など無いので慣れる為に遅めに歩いてもらっている。
それでもやはり馬での移動は違い、既に半分の行程は進んでいるようだ。
「流石ユニコーンとバイコーンだな。こんな山道でも全然問題なく歩けるし、揺れも少ない。これなら安心して任せられるな」
《当然だ!我々は一族の中でも1、2を争う名馬だぞ?その辺の馬と一緒にしないでもらいたい!》
《あんたの所為でうちらの一族の評判は地に堕ちているけどね…》
バイコーンの溜め息がこちらにまで聞こえる。
余程このユニコーンは色々な所で迷惑をかけてきたのだろうが、今は一応俺の家来でもある、多少の面倒は我慢しよう。
「バイコーンはこの辺の事は詳しいの?」
アヤハがバイコーンの背で警戒しながら話を振る、どうやらバイコーンとユニコーンが迷う事なく足を進めているのに疑問を持ったようだ。
《あぁ、この辺はアタイ達の領域だからね。この辺の女でこの馬鹿に近寄る者は居ないからある意味弾除けにもなるさ。女限定だけどね》
《貴様も若い馬達から恐れられているじゃないか!》
《あれは畏敬っていう尊敬の方だよ!
あんたのキモいとは違うんだよ!》
「それで、この辺に面白い人とかいないの?」
流石アヤハ、場の空気を読まず普段通りマイペースにバイコーンに尋ねる。
《この辺だと…そうだね、エルフの賢者が引きこもっているくらいかね》
バイコーンが何気なく言ったその一言が、青崎を驚きを呼ぶ。
「えぇ! エルフがこの森に居るんですか! 生きているエルフがいるなんて私、初めて聞きました」
「どういう事だ青崎?エルフはこの世界でどういう立場から俺は知らないんだが、お前の言いようだとほとんどいないようにしか聞こえ無いんだが…」
俺は興奮する青崎を宥めながら説明を求める。
落ち着いた青崎は照れながらもこの世界のエルフについて俺達に話してくれた。
「昔、この世界では魔王が三人も現れて世界が滅亡する寸前まで追い込まれた事があるそうなんです。それでこの世界の女神が『勇者召喚』を各国に伝え、この世界で最初の勇者となった『柊 拓馬』が召喚されたと聞いています。そしてその柊に力を貸すようにドワーフやエルフ達もその戦いに参加したらしいのですが…」
そこで青崎は一旦間を置き俺達を見渡して言葉を続ける。
「ドワーフは9割が死亡、エルフにいたっては全滅したと言われています」
《何故ゆえに我に騎乗するのは乙女で無いのだ!》
「グダグダ言うな。馬刺しにするぞコラ!」
《なんだか激しい悪寒を感じた…》
「バイコーンの毛滑らか~」
「わ、私も乗って本当にいいんでしょうか?」
《お嬢ちゃん達ぐらいなら全然平気さ。しっかりと捕まるんだよ?》
《バイコーンと我の扱いの差が酷いぞ?これはどういう事だ?》
「お前は自分の行動を見直そうな?」
ユニコーンとバイコーンの2匹同時の加入で青崎に人に戻る事を進めたのだが、人の姿の青崎を見たユニコーンがまた興奮したのだ。
煩悩全開のユニコーンをミスリル糸でボンレスハム状にした俺は本気でこのまま輪切りにしようかと考えたぐらいだ。
「こ、こんな格好になるんですけど変じゃ無いですかね?」
青崎が人間に戻らなかったのはこの世界の魔獣に対抗する為もあるが、クマに変身した時に破れてしまい着るものが無いというハプニングがあったからだ。
ゼラにより、俺が首都で手に入れた服を手直しされ、着ることになった青崎。
青崎の人間としての姿は日本で見慣れた黒い髪に黒い目、ただしこの世界にも同じ黒色の人間もいるのでそこは問題ではない。
問題なのはかなりの美人さんという事であろう。
大きな目にストレートな髪を腰の辺りまで伸ばしているその姿は日本では中々見られなくなった清純派アイドルのようだ。
背の高さは160cmは無いようだが、足が長く背が低い感じを与えない。
ゼラの手直ししたワンピースはベージュのシンプルな物だったが、体のライン取りや腰の辺りの装飾など相変わらずスライムとは思えない手? 捌きだ。
「ゼラさんって凄いですよね。日本でもこんな見事な手直し中々見た事無いですよ」
青崎がゼラを褒めるとゼラも嬉しそうにぽよぽよ跳ねている。
《はぁ、はぁ。まさかクマがこんな美少女に…これは素晴らしい》
バイコーンに噛まれているユニコーンは置いておき、これで人間の町に潜入する事も楽になるだろう。
《だから、何故私が男なぞ…》
「いいからちゃんと働け。二人が嫌がるし、バイコーンに噛まれたくないだろ?」
ブツブツ文句を言いながら俺を乗せて歩くユニコーン。
俺達は全員馬に乗った事など無いので慣れる為に遅めに歩いてもらっている。
それでもやはり馬での移動は違い、既に半分の行程は進んでいるようだ。
「流石ユニコーンとバイコーンだな。こんな山道でも全然問題なく歩けるし、揺れも少ない。これなら安心して任せられるな」
《当然だ!我々は一族の中でも1、2を争う名馬だぞ?その辺の馬と一緒にしないでもらいたい!》
《あんたの所為でうちらの一族の評判は地に堕ちているけどね…》
バイコーンの溜め息がこちらにまで聞こえる。
余程このユニコーンは色々な所で迷惑をかけてきたのだろうが、今は一応俺の家来でもある、多少の面倒は我慢しよう。
「バイコーンはこの辺の事は詳しいの?」
アヤハがバイコーンの背で警戒しながら話を振る、どうやらバイコーンとユニコーンが迷う事なく足を進めているのに疑問を持ったようだ。
《あぁ、この辺はアタイ達の領域だからね。この辺の女でこの馬鹿に近寄る者は居ないからある意味弾除けにもなるさ。女限定だけどね》
《貴様も若い馬達から恐れられているじゃないか!》
《あれは畏敬っていう尊敬の方だよ!
あんたのキモいとは違うんだよ!》
「それで、この辺に面白い人とかいないの?」
流石アヤハ、場の空気を読まず普段通りマイペースにバイコーンに尋ねる。
《この辺だと…そうだね、エルフの賢者が引きこもっているくらいかね》
バイコーンが何気なく言ったその一言が、青崎を驚きを呼ぶ。
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俺は興奮する青崎を宥めながら説明を求める。
落ち着いた青崎は照れながらもこの世界のエルフについて俺達に話してくれた。
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