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揺れる二つの銀尾《ダブルパーソナリティー》
揺れる二つの銀尾《ダブルパーソナリティー》33
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────カランッ!
「チッ!」
金庫の扉を出た瞬間、足元で何かが転がる音を耳にした私は、何か視認するよりも先に音をだけを頼りに右足でそれを前方に蹴り飛ばしてから、金庫の中で縛られたままのCIA職員を地面に押し倒すようにしてダイブした。
────バァァァァンッ!!
金庫と一階への階段を繋ぐ狭い通路の中間あたり、丁度私と黒髪女の間付近で爆発が起きた。
思った通り手榴弾、多分マークⅡ手榴弾だろうか?の爆発を前に、私は素早く膝立ちの姿勢になってから砂煙舞う通路に向かってベネリM4を連射した────だが、手ごたえはない。
逃げ足の速いヤツめ────やっぱり指の一本くらいは隕石の糸で吹っ飛ばしても良かったかもな……
本当はそうするつもりだったのだが、ちょっと狙いを絞りすぎたのか、銃の引き金の辺りを真っ二つにしてしまったというのが本当のところなんだが……どうも腑に落ちない。私が狙った攻撃を外すか?ロナじゃあるまいし。
まあ返り血を浴びるのは臭いしベタベタするから好きじゃないからそれはそれで良かった……
それにまだ血ならいい、この前なんて敵の中に私は何もしてないのに目の前で漏らした白人男性がいたがあれは最悪だったな……
私はそんなことを考えながら弾切れしたショットガンに12ゲージ弾をリロードしながら、縛られたCIA職員を置き去りにして、未だ砂埃舞う狭い通路に向かって飛び込んでいく。
ヤツはもう階段を上がって逃げたか?それとも一本道で待ち伏せしているのか?
おそらくは前者だろう────理由?確かにヤツにとってこの一本道は有利だが、同時に不利でもあるからだ。
要は私を仕留めるだけなら有利だけど、私の仲間が階段上で待ち伏せしていたら黒髪女は挟み撃ちにされて不利って意味だ。
まあそんな仲間を配置してないから本当は私が不利なだけなんだけどね……
マークⅡ手榴弾の爆発で道が塞がれてないか心配だったが、幸い瓦礫の山で塞がれていた細い通路の上部に丁度私が通れるくらいのスペースが空いていたので、服が汚れるのを構わずによじ登り、隙間に身体をねじ込んで芋虫のようにくねくねと動きながら突き進んだ。
途中胸が引っかかって多少苦戦したがなんとか抜け出せた私は、再び逃げた黒髪女を追うために走り出す。
こういう時、自分の胸がホントに邪魔だと私は思った。
私自身は男に興味ないし、戦闘中は重いわ、肩こるわ、攻撃の着弾面積が増えるわで良かったことが無い。それとこの髪、私は本当だったら短くショートカットにしたいのだが、ロナはそれを絶対に許さない。
昔、フォルテに褒められたのがよっぽどうれしくて伸ばしているんだと。
全く、よっぽどセイナのような体型の方が良いなと私が思っていると。
────ロナだって好きで胸を大きくしているわけじゃないッ!食べた分だけ大きくなっちゃうだから仕方ないでしょ────!
と脳内に響いてきた気がした。
服を軽く払いつつ、階段にたどり着いた私は銃口を構えたまま3段飛ばしで一気に駆け上がっていく。
トラップも警戒していたが特に何もないまま階段の最上部にたどり着き、さっきの大きな展示場に出るSTAFF ONLYの表示のついた扉を開けた瞬間────
バンッ!バンッ!バンッ!
「おっとッ……!」
私は扉に向かって撃ち込まれた9㎜パラベラム弾を身体を捻って躱しつつ、扉横の壁に隠れたまま、銃声だけを頼りに相手の位置を探って、扉からショットガンの銃口を出して応戦する。
12ゲージ弾が銃口から吐き出され、大きな火薬音と一緒に何かのガラスが割り、地面にバリバリとけたたましい音を立てる。多分展示品を保管していたショーガラスでも割ったんだろう。
あーあ、大事な博物館の展示品を傷つけちまったかな?
────ちょッ!?もっとちゃんと狙いなさいよ……!
「文句あるなら初めからお前がやればいいだろ……?」
────じゃあロナの身体返しなさいよッ!
「やーだ……いま良いところなんだから……!」
そう独り言を呟いてから、多分あとでフォルテやジェイクに怒られるんだろうなと一瞬思ったが、今は目の前の敵と交戦することだけが何よりも至福。そんなことあとで考えればいいやと頭の片隅に放ってから意識を集中させた。
黒髪女の足音と銃声がだんだん遠くなっていく。
どうやら私を扉に釘付けにしたまま建物の外に逃げようとしているらしい……
「おいおい、折角楽しくなろうとしている場面でトンズラなんてことしないよなッ!?」
扉周辺で火花が跳ね回る中、私が挑発気味に大声でそう言ってやると、返事の代わりに私の聴覚でギリッギリ聞こえるくらいの小さなピンッ!という金属音が耳に届いた。
「ッ!!」
黒髪女が空中に向かって放り投げたそれを、クレー射撃のように私がショットガンで撃ち落とした。
「アッチッ!?」
さっきの扉で跳ねまわっていた火花の何十倍もの火の雨が空中から降り注ぎ、扉の前を火の海にする。
焼夷手榴弾か────!
普通の手榴弾と違い、中に発火性のマグネシウムペレットを入れることで爆発と同時に辺り一帯を燃やすことのできる手榴弾だ。火炎瓶の強化版ってとこだな。
ザパァァァァァァァァ!
辺りに煙が立ち込めたことで私の頭上にあったスプリンクラーが作動して、今度は水の雨を降らした。
「クソッ……このままじゃあジリ貧だな……」
ずぶ濡れになりながら、肌にまとわりつく服や髪の毛の感触に顔を顰めなが、私は一本のクナイ式ナイフをICコートから取り出した。
そして、焼夷手榴弾の火が多少弱まったタイミングを見計らってシュッ!と扉外の展示室にぶら下がっていた宇宙船に投げつけた。
「行くぜッ!」
右手でショットガンを持ちながら、空いた左手を自分の胸元に引っ張るように動かし、宇宙船に突き刺さったクナイ式ナイフに繋がれた隕石の糸を高速で巻き上げた。
糸に引かれて私は身体を弓なりのように逸らせながら天井に吊るされた宇宙船の外装に捕まった。
ハリウッド俳優顔負けのワイヤーアクションを決めた私の真下にいた黒髪女がその細く鋭い黒目を大きく見開いていた。
「そこッ!」
「……ッ!?」
ダンッ!!と一発、私は黒髪女目掛けてショットガンを片手で発砲した────
だが……
スッ────
あれ、命中しなかった……?
確実に殺す気で放った銃弾が女の頭上に突き刺さったと思ったんだけどな……何故か銃弾が黒髪女をすり抜けていったように地面に着弾していた。
あっ殺しちゃダメなんだった……
相手の意表を突いてつい気持ちよくなってしまった私はそれをすっかり忘れていた。
その間に黒髪女は血を一滴も流さずに宇宙船の下を通り過ぎて私の死角に逃げていく。
「はぁ……」
なんだよ、逃げの一点張りか……?面白くねーな────
「この建物を出たって大して逃げれねーんだから、大人しくあいて相手しろよッ!」
私は掴んでいた宇宙船の外装から手を離し、ミノムシのように空中にぶら下がった状態で逃げた黒髪女に銃口を向けようとすると、黒髪女は何故か展示してあったクリーム色のオープンカー、キャデラックの運転席に飛び乗っていた。
何やってんだ?アイツ……?
展示品のキャラデックが普通に動くわけねーだろ。
可愛そうなものでも見るような憐みの表情を浮かべながら私がショットガンを構えると。
ブゥゥゥゥゥゥゥン!!
「はっ?」
思わずそう口から漏れた。
黒髪女の乗ったクリーム色のキャデラックがノースターターV8エンジンの重低音を響かせ、排気口から煙を吐き出す。
えっ!?それ動くの!?
と、気づいた時にはもう遅かった。
キャデラックは急発進させた黒髪女は、スミソニアン博物館の入り口のガラスを突き破って外に飛び出し逃げていった。
「う、嘘だろ……!?」
ルパン三世に出てくる女泥棒、峰不二子のような逃げ方に私は思わず口をあんぐりと開いてそう呟いてから、すぐに頭と邪魔な銀のツインテールをブルブル振って思考を正気に戻してから地上に降りた。
そして急いで外、スミソニアン博物館の入り口付近に止めていたセダンの方に向かった。
「チッ!」
金庫の扉を出た瞬間、足元で何かが転がる音を耳にした私は、何か視認するよりも先に音をだけを頼りに右足でそれを前方に蹴り飛ばしてから、金庫の中で縛られたままのCIA職員を地面に押し倒すようにしてダイブした。
────バァァァァンッ!!
金庫と一階への階段を繋ぐ狭い通路の中間あたり、丁度私と黒髪女の間付近で爆発が起きた。
思った通り手榴弾、多分マークⅡ手榴弾だろうか?の爆発を前に、私は素早く膝立ちの姿勢になってから砂煙舞う通路に向かってベネリM4を連射した────だが、手ごたえはない。
逃げ足の速いヤツめ────やっぱり指の一本くらいは隕石の糸で吹っ飛ばしても良かったかもな……
本当はそうするつもりだったのだが、ちょっと狙いを絞りすぎたのか、銃の引き金の辺りを真っ二つにしてしまったというのが本当のところなんだが……どうも腑に落ちない。私が狙った攻撃を外すか?ロナじゃあるまいし。
まあ返り血を浴びるのは臭いしベタベタするから好きじゃないからそれはそれで良かった……
それにまだ血ならいい、この前なんて敵の中に私は何もしてないのに目の前で漏らした白人男性がいたがあれは最悪だったな……
私はそんなことを考えながら弾切れしたショットガンに12ゲージ弾をリロードしながら、縛られたCIA職員を置き去りにして、未だ砂埃舞う狭い通路に向かって飛び込んでいく。
ヤツはもう階段を上がって逃げたか?それとも一本道で待ち伏せしているのか?
おそらくは前者だろう────理由?確かにヤツにとってこの一本道は有利だが、同時に不利でもあるからだ。
要は私を仕留めるだけなら有利だけど、私の仲間が階段上で待ち伏せしていたら黒髪女は挟み撃ちにされて不利って意味だ。
まあそんな仲間を配置してないから本当は私が不利なだけなんだけどね……
マークⅡ手榴弾の爆発で道が塞がれてないか心配だったが、幸い瓦礫の山で塞がれていた細い通路の上部に丁度私が通れるくらいのスペースが空いていたので、服が汚れるのを構わずによじ登り、隙間に身体をねじ込んで芋虫のようにくねくねと動きながら突き進んだ。
途中胸が引っかかって多少苦戦したがなんとか抜け出せた私は、再び逃げた黒髪女を追うために走り出す。
こういう時、自分の胸がホントに邪魔だと私は思った。
私自身は男に興味ないし、戦闘中は重いわ、肩こるわ、攻撃の着弾面積が増えるわで良かったことが無い。それとこの髪、私は本当だったら短くショートカットにしたいのだが、ロナはそれを絶対に許さない。
昔、フォルテに褒められたのがよっぽどうれしくて伸ばしているんだと。
全く、よっぽどセイナのような体型の方が良いなと私が思っていると。
────ロナだって好きで胸を大きくしているわけじゃないッ!食べた分だけ大きくなっちゃうだから仕方ないでしょ────!
と脳内に響いてきた気がした。
服を軽く払いつつ、階段にたどり着いた私は銃口を構えたまま3段飛ばしで一気に駆け上がっていく。
トラップも警戒していたが特に何もないまま階段の最上部にたどり着き、さっきの大きな展示場に出るSTAFF ONLYの表示のついた扉を開けた瞬間────
バンッ!バンッ!バンッ!
「おっとッ……!」
私は扉に向かって撃ち込まれた9㎜パラベラム弾を身体を捻って躱しつつ、扉横の壁に隠れたまま、銃声だけを頼りに相手の位置を探って、扉からショットガンの銃口を出して応戦する。
12ゲージ弾が銃口から吐き出され、大きな火薬音と一緒に何かのガラスが割り、地面にバリバリとけたたましい音を立てる。多分展示品を保管していたショーガラスでも割ったんだろう。
あーあ、大事な博物館の展示品を傷つけちまったかな?
────ちょッ!?もっとちゃんと狙いなさいよ……!
「文句あるなら初めからお前がやればいいだろ……?」
────じゃあロナの身体返しなさいよッ!
「やーだ……いま良いところなんだから……!」
そう独り言を呟いてから、多分あとでフォルテやジェイクに怒られるんだろうなと一瞬思ったが、今は目の前の敵と交戦することだけが何よりも至福。そんなことあとで考えればいいやと頭の片隅に放ってから意識を集中させた。
黒髪女の足音と銃声がだんだん遠くなっていく。
どうやら私を扉に釘付けにしたまま建物の外に逃げようとしているらしい……
「おいおい、折角楽しくなろうとしている場面でトンズラなんてことしないよなッ!?」
扉周辺で火花が跳ね回る中、私が挑発気味に大声でそう言ってやると、返事の代わりに私の聴覚でギリッギリ聞こえるくらいの小さなピンッ!という金属音が耳に届いた。
「ッ!!」
黒髪女が空中に向かって放り投げたそれを、クレー射撃のように私がショットガンで撃ち落とした。
「アッチッ!?」
さっきの扉で跳ねまわっていた火花の何十倍もの火の雨が空中から降り注ぎ、扉の前を火の海にする。
焼夷手榴弾か────!
普通の手榴弾と違い、中に発火性のマグネシウムペレットを入れることで爆発と同時に辺り一帯を燃やすことのできる手榴弾だ。火炎瓶の強化版ってとこだな。
ザパァァァァァァァァ!
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「クソッ……このままじゃあジリ貧だな……」
ずぶ濡れになりながら、肌にまとわりつく服や髪の毛の感触に顔を顰めなが、私は一本のクナイ式ナイフをICコートから取り出した。
そして、焼夷手榴弾の火が多少弱まったタイミングを見計らってシュッ!と扉外の展示室にぶら下がっていた宇宙船に投げつけた。
「行くぜッ!」
右手でショットガンを持ちながら、空いた左手を自分の胸元に引っ張るように動かし、宇宙船に突き刺さったクナイ式ナイフに繋がれた隕石の糸を高速で巻き上げた。
糸に引かれて私は身体を弓なりのように逸らせながら天井に吊るされた宇宙船の外装に捕まった。
ハリウッド俳優顔負けのワイヤーアクションを決めた私の真下にいた黒髪女がその細く鋭い黒目を大きく見開いていた。
「そこッ!」
「……ッ!?」
ダンッ!!と一発、私は黒髪女目掛けてショットガンを片手で発砲した────
だが……
スッ────
あれ、命中しなかった……?
確実に殺す気で放った銃弾が女の頭上に突き刺さったと思ったんだけどな……何故か銃弾が黒髪女をすり抜けていったように地面に着弾していた。
あっ殺しちゃダメなんだった……
相手の意表を突いてつい気持ちよくなってしまった私はそれをすっかり忘れていた。
その間に黒髪女は血を一滴も流さずに宇宙船の下を通り過ぎて私の死角に逃げていく。
「はぁ……」
なんだよ、逃げの一点張りか……?面白くねーな────
「この建物を出たって大して逃げれねーんだから、大人しくあいて相手しろよッ!」
私は掴んでいた宇宙船の外装から手を離し、ミノムシのように空中にぶら下がった状態で逃げた黒髪女に銃口を向けようとすると、黒髪女は何故か展示してあったクリーム色のオープンカー、キャデラックの運転席に飛び乗っていた。
何やってんだ?アイツ……?
展示品のキャラデックが普通に動くわけねーだろ。
可愛そうなものでも見るような憐みの表情を浮かべながら私がショットガンを構えると。
ブゥゥゥゥゥゥゥン!!
「はっ?」
思わずそう口から漏れた。
黒髪女の乗ったクリーム色のキャデラックがノースターターV8エンジンの重低音を響かせ、排気口から煙を吐き出す。
えっ!?それ動くの!?
と、気づいた時にはもう遅かった。
キャデラックは急発進させた黒髪女は、スミソニアン博物館の入り口のガラスを突き破って外に飛び出し逃げていった。
「う、嘘だろ……!?」
ルパン三世に出てくる女泥棒、峰不二子のような逃げ方に私は思わず口をあんぐりと開いてそう呟いてから、すぐに頭と邪魔な銀のツインテールをブルブル振って思考を正気に戻してから地上に降りた。
そして急いで外、スミソニアン博物館の入り口付近に止めていたセダンの方に向かった。
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