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4 風俗
しおりを挟む「......ふふ、お兄さん腰が揺れてる。俺の足、そんなに好き?」
「う、……そんな、こと……っ」
「自分からおちんちんを押し付けてきちゃってさぁ。やらしー」
男の声色に愉悦が混じっている。確認すると俺の腰は淫らに揺れていて、かっと顔が熱くなった。
恥ずかしくてぐっと歯を食いしばるが、腰の動きを止めることができない。男にねだるような目を向けると、ニコリと笑顔を返された。嫌な予感がして、ごくりとつばを飲み込む。
「じゃあほら、こうやって……おちんちんをヨくしてあげるね」
その言葉とともに突然、男の膝がズボンの上からぐりぐりと俺の股間を刺激しだしてきた。
「え、……あああっひっ、アッ、~~んっ」
「気持ちいいねぇ。……感じてる顔、めっちゃかわいい」
「ん、んんっ、ぐりぐり、もっと……!はぁっ」
少し痛いような激しい快楽は、危ないと感じるほど強い。甘い疼痛に体が狂いそうなくらい反応して、髪が乱れることも気にせず頭を振って快感を逃がす。
むり、おかしくなる……っ
「~~~ああぁァッ」
びくんと身体が跳ねて、目の前がちかちかとなった。びくびくと痙攣させながら、自分のモノが精子を吐き出しているのを感じる。
……あっという間に達してしまった。
ここ一ヶ月間満足に触れていなかったせいなのか、射精はいつもより長い。
自分が出したものでべとべとになったズボンとパンツを脱がされる。赤くなった陰茎が顕になっていることを気にする余裕もなく、ベッドの上で荒い息を吐いていた。
あんなに激しい刺激を受けたのは初めてだ。
男の様子を窺う余裕もなく呆然と宙を見ている間にも、服は取り払われていく。体を纏う布がなくなって、素肌が晒された。
あんなに気持ちよかったのにまだ終わらないなんて……この後、どうにかなってしまうんじゃないか。
再び伸し掛かってきた男にぬろりと乳首を舐められる。吐息が震えた。
いつの間にか服を脱いでいた男を見つめる。程よくついた筋肉は惚れ惚れするものだ。自らの肉棒を露わにしているその姿は"男"を感じさせて、何かが腰に貯まるのを感じた。
自分のものよりも大きいそれに思わず釘付けになっていると、俺の視線先を察した男がくすくすと笑う。
「ねえ、見て。えっちなお兄さんのせいでこんなに興奮しちゃった」
「え、えっちって……!あんたが、こんなにしたくせに」
「ふふ、確かに?でも、俺の手でぐちゃぐちゃになってるお兄さん、めっちゃエロいよ」
からかうような言葉にムッとなっていると、宥めるように頭を撫でられた。
最初の優しげな声は気づかぬ間に意地悪なものに変貌していたが、抵抗感はない。よだれでべとべとになった口元で拭いながら、少し気怠い体を起こす。
「フェラできる?」
フェラは何度か練習したことあるが、あまりうまくできたことはない。正直にそのことを打ち明けると、男は快く了承してくれた。
「じゃあ、優しい俺がお兄さんにやり方教えてあげるからさ。とりあえず、お兄さんのやりたいようにやって見せてよ」
やりたいように……って、言われても。
けれどここでちゃんと教わるのも良いかもしれない。今後のこともあるし、これも経験……。
四つん這いになって男の股間に顔を埋める。覚悟を決めて、男のモノを口に含むが、大きくて全て口の中に入れることができなかった。
「……っ、ふぁ…ん、んん……」
舌を伸ばして亀頭をしゃぶると、男が喉を鳴らしたのが聞こえた。
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