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if集
【If】快楽堕ちした主人公が海ぼうずさんの手に落ちる話 ※
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※快楽墜ちした主人公If
「ん、……んく、んっ」
喉奥に突っ込まれたスライム状の触手が、ごぽごぽなっている。ゴクリとそれを飲んでしまったけど、これも今では慣れたことだった。
雛鳥が親に餌をねだるときのように、与えられるすべてを貪欲に受け止める。
喉から流し込まれた温かいそれが、お腹の中に溜まっていく。お腹がぽかぽかする。たくさんの水を飲んだ時みたいに、お腹が満たされていく。
「ぷはっ、はぁ、はぁ、は……、んちゅ、むぅ……」
一度抜かれた触手が、また入ってくる。息が苦しくて、脳に酸素が回ってなくて、意識がぼうっとしている。抵抗する気はさらさら無いというのに、押さえつけられるように透明な身体に包まれた身体は、完全に力が抜けていた。
苦しいのに、気持ちいい。ごくごく飲まされるのも、身体を押さえつけられるのも、気持ちいい。相手にすべての主導権を受け渡すことが、こんなに気持ちいいなんて、少し前の俺は知らなかった。
「ユウヤ」
「んんー?」
背後から聞こえてくる声に反応すると、声の主は嬉しそうな雰囲気になった。
ゆっくり足を開かせられて、その先にある快感に心臓が高鳴る。早く、はやく触って欲しい。でも自分から誘うのは恥ずかしい。
ぬるついた触手が、下におりていく。敏感な棒に触れられて、喘ぎ声を噛み殺した。少し触られただけでびくびくするそこは、何度も扱かれて赤くなっている。卑猥に作り変えられた自分の体が目の毒で、目を背けた。上半身だけ横に転がると、枕代わりになっているクラゲさんの身体がぬるりとうごめいた。
暖かくてそれに頬ずりすると、クラゲさんの身体がぶわりと大きくなった。照れているのだろうか。動揺したときのクラゲさんの反応を見るのが大好きだ。
焦れったいくらい丁寧に、尻の中が解されていく。荒い息を吐きながら、中のものに意識を集中させた。半開きの唇から、自分のものとは思えないくらい甘ったるい声が出ている。これだけは何度聞いても聞き慣れない。
「はやくちょうだい」
絶頂の後を引いた身体が、びくんと痙攣する。生理的にこぼれた涙をクラゲさんが拭った。
透明なクラゲさんの身体が、どんどん俺の周りを覆っていく。息ができるように空気と俺を含ませて、そのまま透明な壁に閉じ込められた。密閉された空間だけど、どれだけ時間が経っても息が苦しくなることはない。不思議な空間だ。
閉じ込められているというのに、ここがクラゲさんの中なんだと思うと安心感に包まれる。ここは安全な場所なんだと、本能が言っている。
眠気が襲ってきて、息を深く吐きながら目を閉じた。ころりと寝返りをうつと、触手が優しくお腹を撫でてくる。愛おしげこちらを見ている金色の双眼を最後に、意識が眠りに落ちていった。
仕事も友達も、何もかもどうでもいい。クラゲさんが側にいてくれたら、何でもいい。
(もしかしたらあるかもしれない話)
「ん、……んく、んっ」
喉奥に突っ込まれたスライム状の触手が、ごぽごぽなっている。ゴクリとそれを飲んでしまったけど、これも今では慣れたことだった。
雛鳥が親に餌をねだるときのように、与えられるすべてを貪欲に受け止める。
喉から流し込まれた温かいそれが、お腹の中に溜まっていく。お腹がぽかぽかする。たくさんの水を飲んだ時みたいに、お腹が満たされていく。
「ぷはっ、はぁ、はぁ、は……、んちゅ、むぅ……」
一度抜かれた触手が、また入ってくる。息が苦しくて、脳に酸素が回ってなくて、意識がぼうっとしている。抵抗する気はさらさら無いというのに、押さえつけられるように透明な身体に包まれた身体は、完全に力が抜けていた。
苦しいのに、気持ちいい。ごくごく飲まされるのも、身体を押さえつけられるのも、気持ちいい。相手にすべての主導権を受け渡すことが、こんなに気持ちいいなんて、少し前の俺は知らなかった。
「ユウヤ」
「んんー?」
背後から聞こえてくる声に反応すると、声の主は嬉しそうな雰囲気になった。
ゆっくり足を開かせられて、その先にある快感に心臓が高鳴る。早く、はやく触って欲しい。でも自分から誘うのは恥ずかしい。
ぬるついた触手が、下におりていく。敏感な棒に触れられて、喘ぎ声を噛み殺した。少し触られただけでびくびくするそこは、何度も扱かれて赤くなっている。卑猥に作り変えられた自分の体が目の毒で、目を背けた。上半身だけ横に転がると、枕代わりになっているクラゲさんの身体がぬるりとうごめいた。
暖かくてそれに頬ずりすると、クラゲさんの身体がぶわりと大きくなった。照れているのだろうか。動揺したときのクラゲさんの反応を見るのが大好きだ。
焦れったいくらい丁寧に、尻の中が解されていく。荒い息を吐きながら、中のものに意識を集中させた。半開きの唇から、自分のものとは思えないくらい甘ったるい声が出ている。これだけは何度聞いても聞き慣れない。
「はやくちょうだい」
絶頂の後を引いた身体が、びくんと痙攣する。生理的にこぼれた涙をクラゲさんが拭った。
透明なクラゲさんの身体が、どんどん俺の周りを覆っていく。息ができるように空気と俺を含ませて、そのまま透明な壁に閉じ込められた。密閉された空間だけど、どれだけ時間が経っても息が苦しくなることはない。不思議な空間だ。
閉じ込められているというのに、ここがクラゲさんの中なんだと思うと安心感に包まれる。ここは安全な場所なんだと、本能が言っている。
眠気が襲ってきて、息を深く吐きながら目を閉じた。ころりと寝返りをうつと、触手が優しくお腹を撫でてくる。愛おしげこちらを見ている金色の双眼を最後に、意識が眠りに落ちていった。
仕事も友達も、何もかもどうでもいい。クラゲさんが側にいてくれたら、何でもいい。
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