アナニー大好きな俺が電車の中でとろとろにされる話

キルキ

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6 電車

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 俺が完全に躰を明け渡したのを確認した男は、抱きしめたままぐっと俺を引き寄せた。肩に顎を乗せられる。

 男の手が下に降りた。チャックを降ろされたズボンをまさぐられる。先走りで濡れた下着が露出された。ごくりと喉を鳴らす音が背後から聞こえる。

 おとなしくされるがままになっていると、右の方からちょっと、と話しかけられる。

「駄目ですよ」

 真面目そうな声だ。目を向けると、黒縁メガネにスーツを着た男だ。前後の二人の共犯者だろう。

 苛立ちに釣り上がった双眸が俺の後ろに向けられている。かちゃ、と眼鏡をかけ直して、不機嫌そうに言った。

「後にしてください。今は、手順通りに事を済ませましょう」
「多少のイレギュラーにも対応できなければ、出世できないよ?」
「だからこうして止めてるんです」
「いやいや、止めるのなんて無理だから。ほら見て、がちがちに勃っちゃった」
「笑えますね」
「は?」

 ぽんぽんとテンポのいい会話が繰り広げられる。張り詰めた雰囲気のそれに、だんだん頭が冷えてきた。

 俺、今めちゃくちゃ恥ずかしいことをしていたのでは……?

 躰の火照りが多少マシになるぐらいの冷静さが帰ってくる。しっかり頭に残っている自分の猥りがわしい言動がリフレインした。

「ただでさえ今までお預け食らっているのにさー。生殺しだよ、こんなの」
「生殺しなのはこっちもだっての!」

 とうとう言い合いにピアスの男も割り込んでくる。

 自分を中心に揉めているのがわかったが何を言ったらいいのかわからない。なんだか状況がよくわからなくなって、目を泳がした。

 改めて周りにいる男たちを見る。呆れたように眺めている奴や苦笑いしている奴が大半だ。その中に一際目立つ容貌の男がいて、思わず目を奪われる。

 少し長めの髪を金色に明るく染めて、首に銀色のアクセサリーを着けた垂れ目の男。こちらの様子を横目にも見ず退屈そうに電車のドアに寄りかかっている。近寄りがたい雰囲気を醸し出していた。
 スーツに似合わない髪型の男は、意図せずとも周りの視線を集めるのだろう。

 なんとなくその男を観察していたら、ばちっと目があった。その垂れ目と数秒見つめ合うが、すぐに視線を外される。

 周りに人を寄せつけない性格なのだろうか。金髪に気を取られている間も三人の攻防は続いていた。

「えー……じゃあ、素股は?」
「ダメですね」
「ちゃんと自制するから」
「駄目だな」

「でもこの子も我慢できないって言ってるよ?……ね、そうなんでしょ?」
「っ、え」

 急に話を振られて、金髪の男から目を離す。薄っすら話を聞いていたものの、今更戻ってきた羞恥心に何と答えてばいいかわからなくなる。

 もごもご口を開いたり閉じたりしていると、顎を捕まえられて後ろに向かされる。上半身ごと振り返ると、有無を言わさないどろどろした視線を受けて背筋がひやりとした。肯定以外を許さない、強い双眸だった。

 促されるままにこくこく頷くと、笑みがその顔に浮かんだ。

「ね、セックスはできないけど、素股ならしてあげられるよ?素股してみたいよね?」
「すまた……?なに、それ」

 知らない単語が出てきて首を傾げた。未知の言葉に思わず身構える。

「キミみたいな淫乱が知らないなんて意外だね。とっても気持ちいーことだよ」
「きもちいい?」
「うん。ねぇ、していい?」

 後ろから膝で後孔をぐりぐり押される。少し弄られるだけで奥がキュンキュンした。ゆったりした愛撫に再びとろんと顔を緩ませて、男に対してこくりと頷いた。

 俺の返事に対しピアスの男とメガネの男が不満そうな顔をするが、何も言われずただ溜息をつかれた。

 
 そのタイミングで電車のアナウンスが鳴る。周りの乗客が顔を上げたり席を立ったりと動き出した。

「くそっ、移動するぞ」

 俺達がいるのはドアの近くで、人が集まりやすい。人の波ができる前に前後の二人に手際よく服を正されて、ピアスの男に腕を引っ張られた。

「次の駅で降りるぞ。わかったな?」

 命令のようなそれにこくりと頷いた。当然のように俺が同行することになっている。

 今の駅が学校の最寄り駅であることに気づいていたが、熱に浮かされる思いで男たちについていった。

もう、戻れないところまで来ている。
 
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