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にゃんてことだ!社交界デビュー大ピンチ!?
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ある朝、僕は上質な毛皮のような感触に包まれて目覚めた。
「ん……なんだか妙に暖かいな」
まどろみの中、ふわふわした感触を楽しんでいると、ふと違和感を覚えた。
「……あれ?」
慌てて飛び起きた僕は、姿見の前に駆け寄った。
「にゃっ!?」
そこに映っていたのは、紛れもない二足歩行の猫。
純白の毛並みに碧眼、優雅な立ち姿。どこから見ても高貴な雰囲気漂う猫だ。
「に、猫⁉ しかも喋れる⁉」
なんで? え? ちょ、どういうこと⁉
しかも、よりにもよって、社交界デビューを控えたこの大事な日に⁉
カウネール男爵家の末っ子として、家名を上げていかねばならないというのに!
その時だった――。
部屋の扉をノックする音が響く。
「ひぃっ⁉」
ま、マズい⁉
このままじゃ、家名どころか勘当されてしまう。
ただでさえ厳格な父上が、こんな姿になった自分を見たら……。
「失礼します、ウル様。そろそろお支度の時間で……にゃんですって⁉」
入ってきたのは執事のジェームズだった。
彼は幼い頃から僕の面倒を見てくれた男性で、父親のような存在だ。
そんな彼が、今まで僕に見せたことのないくらい目を大きく見開いている。
「ジェ、ジェームズ……ぼ、僕は……」
「お、お声は間違いなくウル様ですが……その姿は……まさか⁉」
「そう、僕だよ。ウルだ……にゃ」
§
――数時間後、家族会議が開かれた。
カウネール本邸の応接室に、長兄のレオン、次兄のサイ、そして家長である父カールと、母のエリザベスが集まっている。
皆、信じられないといった表情で、ソファに座る僕を見つめていた。
「ウル……本当にお前なのか?」
「何かの呪いかしら……どうしましょう、あなた……」
父上は取り乱す母上を抱き支えた。
僕は猫口を歪めて笑顔(笑えているのかどうか謎だが)を作り、皆の言葉を待つしかなかった。
「と、ともかく……おい、何か言ってみろ! しゃべれるのか!」
レオン兄さんが拳を握りしめながら僕に詰め寄った。
今年、王国騎士団への入団が決まった筋金入りの体育会系だけあって、言葉も行動もストレートだ。
「えっと、申し訳ありません。こんなことになってしまって……にゃ」
「「しゃべった⁉」」
皆が目を丸くする。
そりゃあ驚くよな。どう見ても猫だもん。
「まぁ、喋れるってことは……意思の疎通ができるってことだ。それだけでも儲けものだな」
「そ、そうね。ウルには変わりないわけだし……」
驚いたことに、一番に怒ると思っていた父上は意外と冷静だった。
父上と母上が困惑しながらも、ポジティブな方向に考え始めていると(ウチの家系の良いところだ)、いつも物腰柔らかなサイ兄さんが僕の隣に座った。
「ウル、ちょっといいかい?」
「あ、はい」
サイ兄さんはゴクリと喉を鳴らし、そっと僕の手に触れた。
そのまま、さわさわと毛の流れに逆らったり撫でつけたり、手ぐしを入れたりして、欲望のままに僕の体毛を弄ぶ。
「こ、この手触り……まるで東洋のシルク……いやそれ以上か⁉ あぁ……なんという心地よさだ……」
「サ、サイ兄さん?」
半目で恍惚とした表情を浮かべるサイ兄さん。
知らない人が見たら、やべぇ奴だと思うかも。
だが、サイ兄さんの名誉のためにも言っておくが、こう見えてとても賢い人なのだ。
何せ、あの王立貴族学院を上から五番目の成績で卒業している。
カウネール家始まって以来の快挙だと、その当時は皆でお祭り騒ぎになったくらいだ。
「サ、サイ! こら、何をしている!」
「サイ、よさないか。みっともない!」
父上とレオン兄さんが声を上げるが、まったく聞いちゃいない。
それどころか、頬を僕の腕に擦り付けている。
「ほら、どきなさい! ウルも嫌がっているだろう……まったくけしからん……んほぉ、これは……」
「父上、それではミイラ取りがミイラに……ほほぅ……ふむ、悪くないな……」
いつの間にか母上を除いた三人が、僕の両手に顔を擦り付けてゴロゴロと唸っていた。
これじゃ、どっちが猫かわからないぞ……。
「父上、兄さん達。僕の体毛はいつでも触っていただいて結構ですので、まずは今後のことを話しませんか?」
「お、おぉ、そうだった。オホン! 私としたことが情けない。ほら、レオン、サイ、二人ともウルから離れなさい!」
「そういう父上のその手は何ですか? 離してからおっしゃった方が説得力があると思いますが?」
サイ兄さんが冷たく言い放つと、父上は慌てて手を離し、訳の分からないキレ方で誤魔化した。
「ば、ばかもん! これは……その、あれだ! 確認だ! 一家の長としてのな!」
「あなた達、いい加減にしなさい! 少しはウルの気持ちを考えたら?」
母上が諫めると、父上と兄達はしょんぼりと俯いた。
「あの、僕は気にしてませんから。それより、元に戻る方法があるのかどうかが心配です」
「むぅ……」
「ふむ……」
「はて……」
父上と兄達は僕の背中や耳を撫でながら黙り込んだ。
「ちょっと! 聞いてるの⁉」
母上の雷が落ちた。
三人がビクッと肩を震わせる。
「お、おぉ……エリザベス、そう怒るな。すまんすまん」
「すみませんじゃありません! ウルの将来の話をしているのですよ⁉ 社交界デビューも近いというのに……」
母上がそこまで僕のことを考えてくれていたなんて、ちょっと感動した。
「まったく……ウル、こっちに座りなさい」
「はい、母上」
僕は母上の隣に座り直した。
父上達はしょぼーんと肩を落としている。
「ほんとにもう……たかだか手触りがいいくらいで、いい大人が揃いも揃って……あら? 悪くないわね」
母上が僕の腕をさすり始めた。
「母上! 私たちに禁じておいて、それはないですよ!」
「ひ、人聞きの悪いことを言わないで! 確認をしただけです!」
「そう言って、今も確認し続けてるじゃないですか!」
「あー、もうやめなさい! 皆、一旦落ち着け!」
父上の一喝で何とか場が収まる。
さすが一家の長、こういう時は頼りになる。
「何にせよだ、こんな話を相談できるとなれば……フリスキーしかおるまい」
「え⁉ フリスキー叔父さんですか⁉」
レオン兄さんが心配そうな声を上げた。
「レオンの心配はよくわかる。アレは変わり者で有名だからな。だが……あいつなら何かわかるかもしれん」
「確かに、叔父上は古今東西の書物を集めておられますし、このカウネール領で唯一の錬金術師……私も父上の意見に賛成します」そう言って、サイ兄さんが優しい笑みを僕に向けた。
「そうねぇ、他に手はなさそうだわ」
「うむ……」
「では、私が叔父上のところまで送りましょう」
「おぉそうか。では、送迎はサイに頼むとしよう」
「良かったわね、ウル~。はぁはぁ、もし駄目でも……ずっとこの家に居ればいいんだからね? はぁはぁ……」
「母上……ちょ、ちょっと」
母上は僕の身体に顔を擦り付けてくる。
だんだんと息も荒くなってるんだが……。
「こ、こらエリザベス! やめなさい!」
「ちょ、離して! もうちょっと、もうちょっとだけーっ!」
母上がレオン兄さんと父上に引き剥がされる。
やれやれ……罪な身体だにゃ。
「よし、そうと決まれば早い方がいいね。ウル、支度しておいで」
「はい、では……」
「ウルーーーっ! あとひと撫で、ひとモフでいいの、ウルーーーーっ!」
母上の悲痛な叫びを背に、僕はジェームズと部屋に戻った。
さて、これからどうなることやら。
フリスキー叔父さん、僕の人生……いや、猫生の運命はあなたの手にかかっているにゃ!
「ん……なんだか妙に暖かいな」
まどろみの中、ふわふわした感触を楽しんでいると、ふと違和感を覚えた。
「……あれ?」
慌てて飛び起きた僕は、姿見の前に駆け寄った。
「にゃっ!?」
そこに映っていたのは、紛れもない二足歩行の猫。
純白の毛並みに碧眼、優雅な立ち姿。どこから見ても高貴な雰囲気漂う猫だ。
「に、猫⁉ しかも喋れる⁉」
なんで? え? ちょ、どういうこと⁉
しかも、よりにもよって、社交界デビューを控えたこの大事な日に⁉
カウネール男爵家の末っ子として、家名を上げていかねばならないというのに!
その時だった――。
部屋の扉をノックする音が響く。
「ひぃっ⁉」
ま、マズい⁉
このままじゃ、家名どころか勘当されてしまう。
ただでさえ厳格な父上が、こんな姿になった自分を見たら……。
「失礼します、ウル様。そろそろお支度の時間で……にゃんですって⁉」
入ってきたのは執事のジェームズだった。
彼は幼い頃から僕の面倒を見てくれた男性で、父親のような存在だ。
そんな彼が、今まで僕に見せたことのないくらい目を大きく見開いている。
「ジェ、ジェームズ……ぼ、僕は……」
「お、お声は間違いなくウル様ですが……その姿は……まさか⁉」
「そう、僕だよ。ウルだ……にゃ」
§
――数時間後、家族会議が開かれた。
カウネール本邸の応接室に、長兄のレオン、次兄のサイ、そして家長である父カールと、母のエリザベスが集まっている。
皆、信じられないといった表情で、ソファに座る僕を見つめていた。
「ウル……本当にお前なのか?」
「何かの呪いかしら……どうしましょう、あなた……」
父上は取り乱す母上を抱き支えた。
僕は猫口を歪めて笑顔(笑えているのかどうか謎だが)を作り、皆の言葉を待つしかなかった。
「と、ともかく……おい、何か言ってみろ! しゃべれるのか!」
レオン兄さんが拳を握りしめながら僕に詰め寄った。
今年、王国騎士団への入団が決まった筋金入りの体育会系だけあって、言葉も行動もストレートだ。
「えっと、申し訳ありません。こんなことになってしまって……にゃ」
「「しゃべった⁉」」
皆が目を丸くする。
そりゃあ驚くよな。どう見ても猫だもん。
「まぁ、喋れるってことは……意思の疎通ができるってことだ。それだけでも儲けものだな」
「そ、そうね。ウルには変わりないわけだし……」
驚いたことに、一番に怒ると思っていた父上は意外と冷静だった。
父上と母上が困惑しながらも、ポジティブな方向に考え始めていると(ウチの家系の良いところだ)、いつも物腰柔らかなサイ兄さんが僕の隣に座った。
「ウル、ちょっといいかい?」
「あ、はい」
サイ兄さんはゴクリと喉を鳴らし、そっと僕の手に触れた。
そのまま、さわさわと毛の流れに逆らったり撫でつけたり、手ぐしを入れたりして、欲望のままに僕の体毛を弄ぶ。
「こ、この手触り……まるで東洋のシルク……いやそれ以上か⁉ あぁ……なんという心地よさだ……」
「サ、サイ兄さん?」
半目で恍惚とした表情を浮かべるサイ兄さん。
知らない人が見たら、やべぇ奴だと思うかも。
だが、サイ兄さんの名誉のためにも言っておくが、こう見えてとても賢い人なのだ。
何せ、あの王立貴族学院を上から五番目の成績で卒業している。
カウネール家始まって以来の快挙だと、その当時は皆でお祭り騒ぎになったくらいだ。
「サ、サイ! こら、何をしている!」
「サイ、よさないか。みっともない!」
父上とレオン兄さんが声を上げるが、まったく聞いちゃいない。
それどころか、頬を僕の腕に擦り付けている。
「ほら、どきなさい! ウルも嫌がっているだろう……まったくけしからん……んほぉ、これは……」
「父上、それではミイラ取りがミイラに……ほほぅ……ふむ、悪くないな……」
いつの間にか母上を除いた三人が、僕の両手に顔を擦り付けてゴロゴロと唸っていた。
これじゃ、どっちが猫かわからないぞ……。
「父上、兄さん達。僕の体毛はいつでも触っていただいて結構ですので、まずは今後のことを話しませんか?」
「お、おぉ、そうだった。オホン! 私としたことが情けない。ほら、レオン、サイ、二人ともウルから離れなさい!」
「そういう父上のその手は何ですか? 離してからおっしゃった方が説得力があると思いますが?」
サイ兄さんが冷たく言い放つと、父上は慌てて手を離し、訳の分からないキレ方で誤魔化した。
「ば、ばかもん! これは……その、あれだ! 確認だ! 一家の長としてのな!」
「あなた達、いい加減にしなさい! 少しはウルの気持ちを考えたら?」
母上が諫めると、父上と兄達はしょんぼりと俯いた。
「あの、僕は気にしてませんから。それより、元に戻る方法があるのかどうかが心配です」
「むぅ……」
「ふむ……」
「はて……」
父上と兄達は僕の背中や耳を撫でながら黙り込んだ。
「ちょっと! 聞いてるの⁉」
母上の雷が落ちた。
三人がビクッと肩を震わせる。
「お、おぉ……エリザベス、そう怒るな。すまんすまん」
「すみませんじゃありません! ウルの将来の話をしているのですよ⁉ 社交界デビューも近いというのに……」
母上がそこまで僕のことを考えてくれていたなんて、ちょっと感動した。
「まったく……ウル、こっちに座りなさい」
「はい、母上」
僕は母上の隣に座り直した。
父上達はしょぼーんと肩を落としている。
「ほんとにもう……たかだか手触りがいいくらいで、いい大人が揃いも揃って……あら? 悪くないわね」
母上が僕の腕をさすり始めた。
「母上! 私たちに禁じておいて、それはないですよ!」
「ひ、人聞きの悪いことを言わないで! 確認をしただけです!」
「そう言って、今も確認し続けてるじゃないですか!」
「あー、もうやめなさい! 皆、一旦落ち着け!」
父上の一喝で何とか場が収まる。
さすが一家の長、こういう時は頼りになる。
「何にせよだ、こんな話を相談できるとなれば……フリスキーしかおるまい」
「え⁉ フリスキー叔父さんですか⁉」
レオン兄さんが心配そうな声を上げた。
「レオンの心配はよくわかる。アレは変わり者で有名だからな。だが……あいつなら何かわかるかもしれん」
「確かに、叔父上は古今東西の書物を集めておられますし、このカウネール領で唯一の錬金術師……私も父上の意見に賛成します」そう言って、サイ兄さんが優しい笑みを僕に向けた。
「そうねぇ、他に手はなさそうだわ」
「うむ……」
「では、私が叔父上のところまで送りましょう」
「おぉそうか。では、送迎はサイに頼むとしよう」
「良かったわね、ウル~。はぁはぁ、もし駄目でも……ずっとこの家に居ればいいんだからね? はぁはぁ……」
「母上……ちょ、ちょっと」
母上は僕の身体に顔を擦り付けてくる。
だんだんと息も荒くなってるんだが……。
「こ、こらエリザベス! やめなさい!」
「ちょ、離して! もうちょっと、もうちょっとだけーっ!」
母上がレオン兄さんと父上に引き剥がされる。
やれやれ……罪な身体だにゃ。
「よし、そうと決まれば早い方がいいね。ウル、支度しておいで」
「はい、では……」
「ウルーーーっ! あとひと撫で、ひとモフでいいの、ウルーーーーっ!」
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