23 / 96
Story1 -slavely- 欲の天井
Ⅰ
しおりを挟むヨダカは口いっぱいに、ペニスを頬張る。
笠の張った亀頭を、血管の浮いた茎を、膨らんだ睾丸を、唇で擦りキスをしながら丁寧に舐める。
キスして吸い付いて、唇で撫でて、舌先を優しく回して腔内へ誘う。
後ろ手に拘束された腕、首を伸ばし、舌を伸ばして股間に顔を寄せる。
たっぷりの唾液で、空気を含ませながらペニスに吸い付く。上顎で亀頭を擦りながら、喉奥まで。
一瞬息が詰まり、目がチカチカした。
………………ああ、脳が、痺れる。
ミツキのペニスに奉仕しながら、ヨダカは上目遣いで、その顔を見上げる。
シャープな顎のライン、漏れる吐息、肌に浮いた汗。
ヨダカの髪のなかに潜り込んだ手が、優しく頭を撫でる。ミツキは顔を仰向け、喉仏を晒している。
「く、うっ…、ひ、いっ」
ヨダカは喉からペニスを吐き出し、はあはあと喘いだ。引き抜いた拍子に、唾液が糸を引いて溢れる。
ヨダカは、そのままミツキの股の付け根に顔を寄せ、柔らかい皮膚に吸い付いた。
「君、ほんとは口淫下手じゃない、よね?」
ミツキが気持ちよさそうに、うっとりと呟く。
「お尻、気持ちいいんだ?」
アナルとクチが繋がってる、僕とおんなじタイプだね
ヨダカは夢中で奉仕する。
ミツキが頭をグッと引き寄せ喉奥にペニスを捩じ込むと、ヨダカはきつく目を閉じてそれを根元まで呑み込む。
「い、くよ…?」
放たれる精液、喉仏が上下する。
ミツキの熱いそれが、喉に絡まりながら胎内へ落ちていく。
射精後のペニスを咥えて残滓まできれいに掃除すると、唇についた精液を舌で舐めながら、ミツキの太腿、臀部に縋り、ヨダカは恍惚とした顔で、上下に腰を振った。
「ふ、うっ、い、っ、あぁ、っ、ん、っ」
ヨダカが涎を垂らしながらグッと腰を沈める。
屹立したペニスの下、床に固定された黒いディルドが、ローションを白く泡立たせながら、尻穴に刺さっていた。
……………………………………………………………………………
「まあ、いいだろう」
たまには、奴隷の願いを叶えてやるのも一興だ。
イトウが、ヨダカの噴き出した糞汁を淡々と片付ける世話役に指示を出す。
椅子でぐったりと腸液を垂らしたヨダカの首輪に大型犬用のリードを結び、全ての手錠を解放した。
ヨダカは汚れた椅子から降ろされ床に膝をつくと、命令に従いタオルで身体の汚れを拭い始める。
「ミツキ、お前が相手をしてやれ。お前も大概変態だから、丁度いいだろう」
「仰せつかりました」
イトウは片膝を着き、命に従うミツキに更に耳打ちする。
「仕込むのは口淫だけでいい。生かさず殺さず、泣かせて鳴かさず、………………壊さず、壊せ」
ミツキは小さく頷き、世話役が手渡す薄いジュラルミンケースを受け取った。
イトウは、膝立ちのままのヨダカのリードを引き寄せ、仰向いた頭を撫でる。
「欲求不満な雌犬の発情は可愛いなぁ、ヨダカ。
お前の恥知らずな願いに精一杯、応えようじゃないか。
………といっても、俺はお前と遊んでいる暇はないんでな、ミツキにお前を貸し与える。大いに遊んでもらえ」
イトウは腰を上げ、靴を鳴らして振り返ることなく部屋を出て行く。
ヨダカは、その姿を土下座で見送った。
「じゃあ、ヨダカくん。遊ぼっか!僕と。………もう、コレ要らないや!」
ミツキが自身のマスクの紐を解き、床に投げ捨てた。
顔を上げたヨダカが、目を見開く。
その、髪を掻き上げる姿に息を飲む。
「あ、なた、は……………、」
「ん?あれ、僕を知ってるの?」
ヨダカは口をパクパクさせながら、呟く。
「NINEの……………、み、ミナト、さん…………?」
「へえ~!君、アイドルとか興味なさそうなのに、よく知ってるねえ」
ここに連れて来られる前に丁度売出し中だったアイドル。一気に表舞台に飛び出したメンズグループの一人。
アルバイト先のコンビニで、デジタルポスターの中、カッコよく踊っていた男だ。
今はもうトップアイドルかも知れない男が何故…
ヨダカの眼前、ミツキが手錠を手に、満面のアイドルスマイルで、小首を傾げてしゃがみ込む。
「じゃあ、始めようか。エッチがしたくて仕方ない、ド変態のヨダカくん?」
8
あなたにおすすめの小説
『定時後の偶然が多すぎる』
こさ
BL
定時後に残業をするたび、
なぜか必ず同じ上司が、同じフロアに残っている。
仕事ができて、無口で、社内でも一目置かれている存在。
必要以上に踏み込まず、距離を保つ人――
それが、彼の上司だった。
ただの偶然。
そう思っていたはずなのに、
声をかけられる回数が増え、
視線が重なる時間が長くなっていく。
「無理はするな」
それだけの言葉に、胸がざわつく理由を、
彼自身はまだ知らない。
これは、
気づかないふりをする上司と、
勘違いだと思い込もうとする部下が、
少しずつ“偶然”を積み重ねていく話。
静かで、逃げ場のない溺愛が、
定時後から始まる。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
発情期のタイムリミット
なの
BL
期末試験を目前に控えた高校2年のΩ・陸。
抑制剤の効きが弱い体質のせいで、発情期が試験と重なりそうになり大パニック!
「絶対に赤点は取れない!」
「発情期なんて気合で乗り越える!」
そう強がる陸を、幼なじみでクラスメイトのα・大輝が心配する。
だが、勉強に必死な陸の周りには、ほんのり漂う甘いフェロモン……。
「俺に頼れって言ってんのに」
「頼ったら……勉強どころじゃなくなるから!」
試験か、発情期か。
ギリギリのタイムリミットの中で、二人の関係は一気に動き出していく――!
ドタバタと胸きゅんが交錯する、青春オメガバース・ラブコメディ。
*一般的なオメガバースは、発情期中はアルファとオメガを隔離したり、抑制剤や隔離部屋が管理されていたりしていますが、この物語は、日常ラブコメにオメガバース要素を混ぜた世界観になってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる