21 / 39
本編
建国祭(3)
しおりを挟む
ジョセフの部屋に着くと、扉を閉めた瞬間きつく抱き締められ、早急に唇を塞がれた。
最初から舌を差し込まれ、お互いの歯が当たるほどの激しいキスを交わす。
「…っん、っあ。っはぁ、ふ」
キスの合間に声が漏れる。
深い深いキスは、激しすぎて息をするのもままならない。
顔が熱くて、くらくらする。でも止められない。止めたくない。
背中のファスナーを下ろし、そっとドレスをずらされ、私の肩が剥き出しになる。そのまま胸があらわになり、お腹のところで止まった。
激しいキスを繰り返しながら肩を撫でられ、全身がゾクリと震える。恐怖からじゃなく、期待から。この先に得られるだろう快感を、頭以上に身体はちゃんと覚えていた。
それでも、ジョセフの手つきは優しく、慎重だった。
私を気遣ってくれるのが伝わってきて、心がじんわり温かくなる。
ジョセフの親指の腹が、そっと乳首を撫でる。
「…っあんっ!」
少し触れられただけなのに、電気が流れたように激しい快感が沸き上がり、大きな声が漏れた。
ジョセフは優しいキスを繰り返しながら、ゆっくりと親指でそれを繰り返す。
「っあっ、ん!………んん!」
焦れったい位徐々に、撫でる力が強く、そして動きも大きくなる。くりくりと乳首を押されると塞がれていた唇が離れ、甘えるような声が溢れた。
声を出したくなくて口をつぐむ。でもすぐに、それは許さないとばかりに舌をねじ込まれ、こじ開けられる。
脇腹を撫でていた手がそっと下りて、スカートの中に差し込まれる。そのままショーツの隙間から指を入れられ、割れ目をそっとなぞられた。
顔を突き合わせたジョセフはちょっと驚いたように目を瞬かせて、それからすぐにニヤリと微笑んだ。
わかる。言いたいことはわかるが言わないでくれ。
「………サトゥ。ここ、すごいびしょびしょだよ。どうしたの?」
言わないでー!
ジョセフに指摘され、さらに顔が熱くなる。
触られる前から私にだってわかっていた。今までにないくらい濡れてるって。バビオの木の前でキスをしているときから、お腹の奥の方がきゅうきゅう締め付けられて、トロトロと蜜が溢れているのを感じていた。
顔を真っ赤にして睨み付けると、ジョセフは眉間を寄せて、困ったような顔をした。
「…はぁ、ごめん、後でちゃんとするから。とりあえず入れたい」
そう言ってショーツだけ片足から抜かれ、そのまま膝を抱えて熱い剛直を捩じ込まれた。
久しぶりでまだ解してもいないのに、私の中は難なくジョセフを飲み込む。きつくて苦しい、でも痛くない。私の中とジョセフの形が同じなんじゃないかと思う位、隙間なくくっついてる。ううん、私の中がジョセフにぴったりと吸い付いて絡みついているのかも。ずっと待っていた、ずっと欲しかったと言う様に。
「……!!っん、ぁはあっ!」
さすがに奥までいくとその大きさに苦しくなる。これ以上入らない所まで差し込まれ、ジョセフの動きが止まった。結合部もピタリとくっつき、互いの下毛が淫らに擦れる。
「大丈夫?痛くない?……はぁ、中すっごい熱い。すぐ持ってかれそう」
大きく息を吐いたジョセフが、くっと眉を顰める。気持ち良くて気持ち良くてそれを必死に我慢してる、って顔。
そんなジョセフに愛しさが込み上げてきて、両手を伸ばし頬を包む。ジョセフの濡れた瞳を見つめながら、へらっと笑ってみせた。
「ジョセフのコレの方が熱い。大丈夫だから、好きにしていいよ」
「……また、そういうこと言う。どうなっても知らないから」
恨めし気な視線を向けられ、えっ?と思ったら、ギリギリまで剛直を引き抜かれ、勢いよく奥を突かれた。
「っあ!っあぁ!!」
そのまま止まることなく、激しい抽送が始まる。太くて固いものが、何度も何度も私の中をスライドする。急に激しく突き動かされ、私はついていくのにいっぱいいっぱいだ。
奥まで差し込まれると、私の突起がジョセフと擦れて電流が走る。
腰を引かれ切先が浅いところを擦られると、また違う快感が込み上げる。
ジョセフが動く度に色々な快感が私に襲いかかってきて、もう何がなんだかわからない。
声を押さえようと口を閉じれば、優しく唇を食まれた。
舐めて吸われて、少し開いた口の隙間から舌が侵入してくる。
何も考えられず、ジョセフに与えられている快感に身を委ねていると、私の中がぎゅうっと収縮して、ヒクとその先を求め始める。
絶頂がすぐそこまで来ている。
ジョセフが奥の方を無遠慮にグリグリと突いてきて、やがて視界が白一色に染まった。私の中が大きくうねって吸い付いて、離したくないとジョセフを力一杯締め付けてる。果てたはずなのに、さらにその先を強請る。
「……っう。ごめっ!」
素早くジョセフが私の中から剛直を引き抜くと、太ももに熱いものがかけられた。
さっきまでこれ以上何も入らないくらい満たされていた私の中に、ポッカリと隙間が生まれ、密着していた身体も離れ、二人の間に僅かな風が起こる。肌に当たる空気がひんやりと冷たくて、無性に寂しさが込み上げてきた。
ジョセフはポケットからハンカチを取り出すと、さっき出した自分のものを簡単に拭ってくれた。
ぼんやりとその光景を眺めていると、急に膝裏を抱えられて持ち上げられ、視界が転回した。
急に体勢が替わったことに驚き、思わずジョセフにしがみつく。
ゆっくりとベッドに降ろされ、そのままジョセフが覆いかぶさってくる。
少しでも離れるのが惜しいとばかりに唇を重ねられ、私も離れたくないとばかりに唇を押しつけ。何度も何度もお互いを啄む。
キスを交わしながら、するすると中途半端に脱がされていたドレスを全て剥ぎ取られた。肌が晒され、思わず隠すように足を擦り合わせる。
私だけは恥ずかしいので、私もジョセフのシャツのボタンをひとつずつ外す。
全部外し終わるとジョセフは一瞬だけ唇を離し、早急に自分のシャツを脱いだ。
久々に見るジョセフの上半身は、やっぱり鍛えているかのように引き締まっていて、すごくすごく格好いい。思わず、ぽーっと見とれてしまうほどだ。
お互い何も纏わないまま肌を重ね、またキスをする。
触れた肌は滑らかで気持ちいい。ドキドキするのに、ホッとするのは何でだろう。
「……さっきはちょっと暴走してしまったので、もう一回、いい?今度はちゃんと気持ちよくする」
ジョセフが至近距離で見つめてきて、小さな声で呟く。
その表情がイタズラが見つかった子供のようで、フフっと思わず笑ってしまった。
「好きにしていいって言ったでしょ」
さっきも充分気持ちよかったのだけど、もちろんそんな事は敢えて自分から言うことはしない。
そっと自分からキスをして続きを促す。
お互い先程までの熱が少し落ち着いて、じゃれつくような軽いキスを繰り返した。これはこれで、物凄く気持ちいい。
「あっ、さっきごめん。ちゃんと確認してなかった。今日は危険日?」
ちゅっちゅっとキスをくりかえす合間に、今思い出したかのようにジョセフに聞かれた。
「ん。多分大丈夫」
そう言うと、ジョセフは安心したようにホッと息を吐いた。
何でか、ぎゅうっと胸が締め付けられる。
ちゃんと気にしてくれて嬉しいはずなのに、避妊しない男なんて最低なはずなのに、万が一できたら困るのは私なのに。
……ジョセフはそういう契約だから、聞いてきたんだよね。
それが少し悲しいと感じてる自分がいる。
相反する掴み所のない思いが、頭の中でぐるぐるまわっている。
「っん!」
急に強めに乳首をつねられ、大きな声が出た。
「どうしたの?何考えてるの?」
そう言いながらくりくりと指を動かされ、私の頭はまたすぐに真っ白に霞んでいく。
さっきまで撫でるようにしか触られてなかったから、急激に強くなった快感についていけない。
ジョセフは耳元に口付けなから、片方の手は乳首を、もう片方の手で下の突起をくりくり弄りだした。
上から下まで同時に何ヵ所も快感が沸き上がり、何も考えられなくなる。
耳たぶを優しく食みながら時折息をフッと吐かれると、全身がゾクゾクして震えて抑えられない。
あっ、だめ。私またきちゃう………
同時に攻められ湧き出る快感に抗えないまま、私はまた絶頂した。一回目よりも簡単に、そして深く、高く。
手で口を塞いでいたので声を出すことはなかったが、背中が弓なりにのけ反って、ビクビクと震えが止まらない。
絶頂の余韻に浸りながら、荒くなった呼吸を落ち着けようとしていると、ジョセフはスルスルと下の方へ移動し、私の足を大きく開かせた。そして、足の付け根へとゆっくり顔を近付ける。
「っあ!!ちょっ!………っあ、やめっ!」
敏感に膨れ上がった突起を、ぬるりと生温かい舌に舐められ、じゅるっと柔らかな唇で吸われた。
こういう行為があることを、もちろん私も知っていた。いたけど、今までされたことはなかったしされたいと思ったこともなかったので、慌てて上半身を起こす。も、ジョセフは私がそうすると予測していたのか、しっかりと足を固定していて、身体を起こすどころか全く動けなかった。つまり、現状維持。
未知の体験に怖くなる。やめてほしくてジョセフの髪の毛を掴んだ。
「やめて、汚いから、そんなとこ舐めないで!………っあ、やっあっ!」
私の制止なんてお構いなしに、ジョセフはちゅっちゅっと突起に吸い付いたり、舌でくりくり押してくる。指で根元を抑えられ、敏感な部分が剥き出しにされているようだ。ううん、多分されているんだろう。普段は隠されている部分が空気に触れ、チリチリする。
いつもとは比べ物にならない位暴力的でストレートな快感に、頭がおかしくなる。気持ちいいが過ぎて、息もできないほど苦しい。
ジョセフは突起へのキスを繰り返しながら、びしょびしょに濡れそぼった蜜壷に指をゆっくり差し込んできた。
「っん!あっ!やめて!っあ、だめ!」
お腹の内側の良いところを指で擦られ、丁度その裏側にある膨れた突起をきつく吸われ、強すぎる快感に涙がこぼれる。
静かな部屋に私のあえぎ声と、ぐちゃぐちゃと卑猥な音が響く。もうお尻の方まで愛液が垂れているのが自分でもわかった。
何度私がやめてと言ってもジョセフはやめてくれない。この先に待ち受けている未知の世界に恐怖を覚え、ジョセフの頭を軽く叩いた。
「っ本当に、っやめっ。っんぁ、なんか、出ちゃいそうだから!やめてっ」
今までの絶頂とは違う、排尿感のようなものが沸き上がってくる。
「大丈夫、そのまま出して」
私の突起を吸いながらジョセフが言うと、熱い息が当たってくらくらする。
だ、大丈夫なわけあるかー!本当に、も、漏らしちゃいそうだから!!本当やめて!
指の動きが激しくなり、お腹の内側を強くこすられ、それに合わせてジョセフが突起を舌でグリグリと押してくる。
快感の波と共に込み上げてくるものが溢れない様に、ぎゅうっと下腹部に力を入れる。でも、それは逆効果だったのかもしれない。ジョセフの指を締め付け、自ら好い所にこすりつける形になり、快感と排尿感がさらに増す。
ーー気持ちいい、出したい。だめ、我慢しなきゃ。でも、気持ちいい。なんか出ちゃう。やだ、出したくない。無理!でも、気持ちいい……
ほんの一瞬、気が弛み、ふわぁぁっと意識が飛んだ。
涙で霞んだ視界の中チラリと下を伺うと、ぴゅっぴゅっと何かが飛ぶのが見えた。
………終わった…………死んだ。
我慢できなかった自分が、恥ずかしくて恥ずかしくて涙が出る。さっきまで全身を包んでいた心地よい倦怠感は一瞬で消え去り、今は羞恥心しかない。
両手で顔を隠して、子供のように声を上げてひたすら泣いた。
「ぅぐっ、っうわぁん。だから、やめてって、言ったのに!っふ、ぅぅー」
ジョセフはタオルで濡れたところを拭いてから、また私の上にのし掛かってきた。
子供をあやすように頭を撫で、優しく手を握られる。その手は大きくて、やっぱり熱い。
「顔、見せて」
無理!絶対無理!
二十八歳にもなって、お漏らしとか。本当に、あり得ない!もう顔合わせられない…………
さらに強く顔に手をあて、ブンブンと首を振る。
「お願い、顔見たい」
ジョセフが私の頭を撫でながら、繋いだ指先にちゅっちゅっと軽く口付ける。
恐る恐る指の間からジョセフの顔を覗くと、満足げに蕩けるような笑みを浮かべたスカイブルーの瞳と目があった。
すかさず両手をぎゅっと握られ、顔の横に押さえられる。
涙でぐしゃぐしゃになった顔がさらされ、一気に顔に熱が集まる。
「み、見ないで!お願い!っもう、やだ。恥ずかし過ぎて………死にそう」
「俺は幸せすぎて死にそう。潮吹くほど気持ちよくできて良かった」
ーーえ、今なんて言った?…………しお、潮?
あ、何か聞いたことあるかもしれない。そういうの出る人もいるって。
まさかさっきのはそれだったの?おしっこ、じゃなくて?出ても大丈夫なやつなわけ?
お漏らしじゃなかったのがわかり、ホッと息を吐く。
「じゃあ、次は俺の番ね」
そう言って手を握りあったまま、硬くそそり勃った剛直を私の中にぐぐっと押し当てられた。
何だかさっきよりも硬くておっきい気がするんですけど!
「っわ!っちょ!まって!」
ジョセフはゆっくりと、でも確実に奥を目指して腰を進め、私をじっと見つめてくる
「だめ、待たない。好きにする」
私の表情を観察するように隅々までじっくり見つめられ、恥ずかしくて顔を背ける。
「手、離して」
「だめ。こっち見て」
顔を隠したくて手を離そうと力を込めるが、ぎゅっと指を絡められ阻止される。
顔を背けたまま目線だけジョセフに向けると、壮絶な色気を振りまきギラギラと熱を含んだスカイブルーの瞳が、真っ直ぐに私を見つめていた。
うぎゃーー無理っ!無理!死ぬ!見ないで!
私と目を合わせたまま、ジョセフがゆっくりと腰を引き、またゆっくり奥へと差し込む。ぬちゃ、ぬちゃと、動きに合わせて、控えめな水音が聞こえる。
ジョセフが動く度に良いところにあたり、声が漏れそうになる。
下唇を噛み耐えているとそっと唇を重ねられた。
「だめ。噛まないで。声我慢しないで」
唇を優しく重ねながら、それでも腰の動きは緩めない。むしろ、少しずつ早く、大きくなっている。
「っあ、っん……っぅあっ!」
ジョセフは私が喘ぐ様子をじっと見つめたまま、キスを繰り返す。
「っあ!っまって、っん!っう、うしろから、っん、にしてっ」
「だめ、今日はこのままで」
見られるのが恥ずかしすぎて、そう懇願するも全く取り合ってくれない。
身体への愛撫は蕩けるように優しいのに、言うことは聞いてくれずなくて、全然優しくない!
いつだったか、アークさんが言っていた言葉を思い出した。
「っはぁ、サトゥの気持ちいいっていう顔見ながらしたい。………すごく、可愛い」
全否定を込めて精一杯首を横に振る。今の私の顔なんて、可愛いわけない。
涙でぐしゃぐしゃだし、顔は真っ赤だし、恥ずかしくて苦しくって変な顔になってるに決まってる。そもそも、元々の顔が大したことないしメイクもしないでエブリデイすっぴんなのに。ジョセフの目が、いや頭が?おかしくなっているに決まってる。
でも、ジョセフは本当に嬉しそうに私を見つめてくるから。
そのスカイブルーの瞳に見つめられると、吸い込まれて捕らわれて身動きとれなくなって、何も考えられなくなる。ほんのりと汗ばんだ額に、濡れて貼りついた前髪が色っぽい。
恥ずかしくて見られたくないのに、目が離せない。気持ちが溢れて、止まらない。
……好き。好き。
繋いだ手に力を込めて握り返す。
ジョセフが、はっはっと小さく息を吐きながら私の中を行き来する。
「ごめん。も、限界」
そう言ってまた唇を重ね、大きく腰をスライドされる。
奥をガツガツ突かれ、声が我慢できない。
「っあ!っあ!っあ!」
生理的な涙が溢れて止まらない。
ジョセフは眉をひそめ、余裕のかけらもない表情になるが、それでも私の瞳から目を離さない。
ラストスパートとばかりに激しく突かれると、私の中もそれに合わせて収縮し始める。
やがて、見つめあったまま二人で一緒に果てた。
二人荒い息を吐き、全力疾走した後みたいに肩で息をする。
行為は終わりを告げたと言うのに、まだ私の中にジョセフの熱を感じ、そのことにどうしようもなく心が満たされる。
好きな人とするセックスがこんなに気持ちいいなんて、こんなに幸せになるなんて。
知らなかった。
自然と笑みが込み上がり、噴き出した。
「…………っふ、ははっ。あはははっ!」
堪えきれず大きな声で笑うとジョセフは驚いて目を瞠ったが、すぐに合わせるように一緒になって笑った。
「はははっ。ふっ。あはははっ」
繋がったまま二人で笑う。
なんだか可笑しくって、幸せすぎて、私はいつまでも声を出して笑っていた。
最初から舌を差し込まれ、お互いの歯が当たるほどの激しいキスを交わす。
「…っん、っあ。っはぁ、ふ」
キスの合間に声が漏れる。
深い深いキスは、激しすぎて息をするのもままならない。
顔が熱くて、くらくらする。でも止められない。止めたくない。
背中のファスナーを下ろし、そっとドレスをずらされ、私の肩が剥き出しになる。そのまま胸があらわになり、お腹のところで止まった。
激しいキスを繰り返しながら肩を撫でられ、全身がゾクリと震える。恐怖からじゃなく、期待から。この先に得られるだろう快感を、頭以上に身体はちゃんと覚えていた。
それでも、ジョセフの手つきは優しく、慎重だった。
私を気遣ってくれるのが伝わってきて、心がじんわり温かくなる。
ジョセフの親指の腹が、そっと乳首を撫でる。
「…っあんっ!」
少し触れられただけなのに、電気が流れたように激しい快感が沸き上がり、大きな声が漏れた。
ジョセフは優しいキスを繰り返しながら、ゆっくりと親指でそれを繰り返す。
「っあっ、ん!………んん!」
焦れったい位徐々に、撫でる力が強く、そして動きも大きくなる。くりくりと乳首を押されると塞がれていた唇が離れ、甘えるような声が溢れた。
声を出したくなくて口をつぐむ。でもすぐに、それは許さないとばかりに舌をねじ込まれ、こじ開けられる。
脇腹を撫でていた手がそっと下りて、スカートの中に差し込まれる。そのままショーツの隙間から指を入れられ、割れ目をそっとなぞられた。
顔を突き合わせたジョセフはちょっと驚いたように目を瞬かせて、それからすぐにニヤリと微笑んだ。
わかる。言いたいことはわかるが言わないでくれ。
「………サトゥ。ここ、すごいびしょびしょだよ。どうしたの?」
言わないでー!
ジョセフに指摘され、さらに顔が熱くなる。
触られる前から私にだってわかっていた。今までにないくらい濡れてるって。バビオの木の前でキスをしているときから、お腹の奥の方がきゅうきゅう締め付けられて、トロトロと蜜が溢れているのを感じていた。
顔を真っ赤にして睨み付けると、ジョセフは眉間を寄せて、困ったような顔をした。
「…はぁ、ごめん、後でちゃんとするから。とりあえず入れたい」
そう言ってショーツだけ片足から抜かれ、そのまま膝を抱えて熱い剛直を捩じ込まれた。
久しぶりでまだ解してもいないのに、私の中は難なくジョセフを飲み込む。きつくて苦しい、でも痛くない。私の中とジョセフの形が同じなんじゃないかと思う位、隙間なくくっついてる。ううん、私の中がジョセフにぴったりと吸い付いて絡みついているのかも。ずっと待っていた、ずっと欲しかったと言う様に。
「……!!っん、ぁはあっ!」
さすがに奥までいくとその大きさに苦しくなる。これ以上入らない所まで差し込まれ、ジョセフの動きが止まった。結合部もピタリとくっつき、互いの下毛が淫らに擦れる。
「大丈夫?痛くない?……はぁ、中すっごい熱い。すぐ持ってかれそう」
大きく息を吐いたジョセフが、くっと眉を顰める。気持ち良くて気持ち良くてそれを必死に我慢してる、って顔。
そんなジョセフに愛しさが込み上げてきて、両手を伸ばし頬を包む。ジョセフの濡れた瞳を見つめながら、へらっと笑ってみせた。
「ジョセフのコレの方が熱い。大丈夫だから、好きにしていいよ」
「……また、そういうこと言う。どうなっても知らないから」
恨めし気な視線を向けられ、えっ?と思ったら、ギリギリまで剛直を引き抜かれ、勢いよく奥を突かれた。
「っあ!っあぁ!!」
そのまま止まることなく、激しい抽送が始まる。太くて固いものが、何度も何度も私の中をスライドする。急に激しく突き動かされ、私はついていくのにいっぱいいっぱいだ。
奥まで差し込まれると、私の突起がジョセフと擦れて電流が走る。
腰を引かれ切先が浅いところを擦られると、また違う快感が込み上げる。
ジョセフが動く度に色々な快感が私に襲いかかってきて、もう何がなんだかわからない。
声を押さえようと口を閉じれば、優しく唇を食まれた。
舐めて吸われて、少し開いた口の隙間から舌が侵入してくる。
何も考えられず、ジョセフに与えられている快感に身を委ねていると、私の中がぎゅうっと収縮して、ヒクとその先を求め始める。
絶頂がすぐそこまで来ている。
ジョセフが奥の方を無遠慮にグリグリと突いてきて、やがて視界が白一色に染まった。私の中が大きくうねって吸い付いて、離したくないとジョセフを力一杯締め付けてる。果てたはずなのに、さらにその先を強請る。
「……っう。ごめっ!」
素早くジョセフが私の中から剛直を引き抜くと、太ももに熱いものがかけられた。
さっきまでこれ以上何も入らないくらい満たされていた私の中に、ポッカリと隙間が生まれ、密着していた身体も離れ、二人の間に僅かな風が起こる。肌に当たる空気がひんやりと冷たくて、無性に寂しさが込み上げてきた。
ジョセフはポケットからハンカチを取り出すと、さっき出した自分のものを簡単に拭ってくれた。
ぼんやりとその光景を眺めていると、急に膝裏を抱えられて持ち上げられ、視界が転回した。
急に体勢が替わったことに驚き、思わずジョセフにしがみつく。
ゆっくりとベッドに降ろされ、そのままジョセフが覆いかぶさってくる。
少しでも離れるのが惜しいとばかりに唇を重ねられ、私も離れたくないとばかりに唇を押しつけ。何度も何度もお互いを啄む。
キスを交わしながら、するすると中途半端に脱がされていたドレスを全て剥ぎ取られた。肌が晒され、思わず隠すように足を擦り合わせる。
私だけは恥ずかしいので、私もジョセフのシャツのボタンをひとつずつ外す。
全部外し終わるとジョセフは一瞬だけ唇を離し、早急に自分のシャツを脱いだ。
久々に見るジョセフの上半身は、やっぱり鍛えているかのように引き締まっていて、すごくすごく格好いい。思わず、ぽーっと見とれてしまうほどだ。
お互い何も纏わないまま肌を重ね、またキスをする。
触れた肌は滑らかで気持ちいい。ドキドキするのに、ホッとするのは何でだろう。
「……さっきはちょっと暴走してしまったので、もう一回、いい?今度はちゃんと気持ちよくする」
ジョセフが至近距離で見つめてきて、小さな声で呟く。
その表情がイタズラが見つかった子供のようで、フフっと思わず笑ってしまった。
「好きにしていいって言ったでしょ」
さっきも充分気持ちよかったのだけど、もちろんそんな事は敢えて自分から言うことはしない。
そっと自分からキスをして続きを促す。
お互い先程までの熱が少し落ち着いて、じゃれつくような軽いキスを繰り返した。これはこれで、物凄く気持ちいい。
「あっ、さっきごめん。ちゃんと確認してなかった。今日は危険日?」
ちゅっちゅっとキスをくりかえす合間に、今思い出したかのようにジョセフに聞かれた。
「ん。多分大丈夫」
そう言うと、ジョセフは安心したようにホッと息を吐いた。
何でか、ぎゅうっと胸が締め付けられる。
ちゃんと気にしてくれて嬉しいはずなのに、避妊しない男なんて最低なはずなのに、万が一できたら困るのは私なのに。
……ジョセフはそういう契約だから、聞いてきたんだよね。
それが少し悲しいと感じてる自分がいる。
相反する掴み所のない思いが、頭の中でぐるぐるまわっている。
「っん!」
急に強めに乳首をつねられ、大きな声が出た。
「どうしたの?何考えてるの?」
そう言いながらくりくりと指を動かされ、私の頭はまたすぐに真っ白に霞んでいく。
さっきまで撫でるようにしか触られてなかったから、急激に強くなった快感についていけない。
ジョセフは耳元に口付けなから、片方の手は乳首を、もう片方の手で下の突起をくりくり弄りだした。
上から下まで同時に何ヵ所も快感が沸き上がり、何も考えられなくなる。
耳たぶを優しく食みながら時折息をフッと吐かれると、全身がゾクゾクして震えて抑えられない。
あっ、だめ。私またきちゃう………
同時に攻められ湧き出る快感に抗えないまま、私はまた絶頂した。一回目よりも簡単に、そして深く、高く。
手で口を塞いでいたので声を出すことはなかったが、背中が弓なりにのけ反って、ビクビクと震えが止まらない。
絶頂の余韻に浸りながら、荒くなった呼吸を落ち着けようとしていると、ジョセフはスルスルと下の方へ移動し、私の足を大きく開かせた。そして、足の付け根へとゆっくり顔を近付ける。
「っあ!!ちょっ!………っあ、やめっ!」
敏感に膨れ上がった突起を、ぬるりと生温かい舌に舐められ、じゅるっと柔らかな唇で吸われた。
こういう行為があることを、もちろん私も知っていた。いたけど、今までされたことはなかったしされたいと思ったこともなかったので、慌てて上半身を起こす。も、ジョセフは私がそうすると予測していたのか、しっかりと足を固定していて、身体を起こすどころか全く動けなかった。つまり、現状維持。
未知の体験に怖くなる。やめてほしくてジョセフの髪の毛を掴んだ。
「やめて、汚いから、そんなとこ舐めないで!………っあ、やっあっ!」
私の制止なんてお構いなしに、ジョセフはちゅっちゅっと突起に吸い付いたり、舌でくりくり押してくる。指で根元を抑えられ、敏感な部分が剥き出しにされているようだ。ううん、多分されているんだろう。普段は隠されている部分が空気に触れ、チリチリする。
いつもとは比べ物にならない位暴力的でストレートな快感に、頭がおかしくなる。気持ちいいが過ぎて、息もできないほど苦しい。
ジョセフは突起へのキスを繰り返しながら、びしょびしょに濡れそぼった蜜壷に指をゆっくり差し込んできた。
「っん!あっ!やめて!っあ、だめ!」
お腹の内側の良いところを指で擦られ、丁度その裏側にある膨れた突起をきつく吸われ、強すぎる快感に涙がこぼれる。
静かな部屋に私のあえぎ声と、ぐちゃぐちゃと卑猥な音が響く。もうお尻の方まで愛液が垂れているのが自分でもわかった。
何度私がやめてと言ってもジョセフはやめてくれない。この先に待ち受けている未知の世界に恐怖を覚え、ジョセフの頭を軽く叩いた。
「っ本当に、っやめっ。っんぁ、なんか、出ちゃいそうだから!やめてっ」
今までの絶頂とは違う、排尿感のようなものが沸き上がってくる。
「大丈夫、そのまま出して」
私の突起を吸いながらジョセフが言うと、熱い息が当たってくらくらする。
だ、大丈夫なわけあるかー!本当に、も、漏らしちゃいそうだから!!本当やめて!
指の動きが激しくなり、お腹の内側を強くこすられ、それに合わせてジョセフが突起を舌でグリグリと押してくる。
快感の波と共に込み上げてくるものが溢れない様に、ぎゅうっと下腹部に力を入れる。でも、それは逆効果だったのかもしれない。ジョセフの指を締め付け、自ら好い所にこすりつける形になり、快感と排尿感がさらに増す。
ーー気持ちいい、出したい。だめ、我慢しなきゃ。でも、気持ちいい。なんか出ちゃう。やだ、出したくない。無理!でも、気持ちいい……
ほんの一瞬、気が弛み、ふわぁぁっと意識が飛んだ。
涙で霞んだ視界の中チラリと下を伺うと、ぴゅっぴゅっと何かが飛ぶのが見えた。
………終わった…………死んだ。
我慢できなかった自分が、恥ずかしくて恥ずかしくて涙が出る。さっきまで全身を包んでいた心地よい倦怠感は一瞬で消え去り、今は羞恥心しかない。
両手で顔を隠して、子供のように声を上げてひたすら泣いた。
「ぅぐっ、っうわぁん。だから、やめてって、言ったのに!っふ、ぅぅー」
ジョセフはタオルで濡れたところを拭いてから、また私の上にのし掛かってきた。
子供をあやすように頭を撫で、優しく手を握られる。その手は大きくて、やっぱり熱い。
「顔、見せて」
無理!絶対無理!
二十八歳にもなって、お漏らしとか。本当に、あり得ない!もう顔合わせられない…………
さらに強く顔に手をあて、ブンブンと首を振る。
「お願い、顔見たい」
ジョセフが私の頭を撫でながら、繋いだ指先にちゅっちゅっと軽く口付ける。
恐る恐る指の間からジョセフの顔を覗くと、満足げに蕩けるような笑みを浮かべたスカイブルーの瞳と目があった。
すかさず両手をぎゅっと握られ、顔の横に押さえられる。
涙でぐしゃぐしゃになった顔がさらされ、一気に顔に熱が集まる。
「み、見ないで!お願い!っもう、やだ。恥ずかし過ぎて………死にそう」
「俺は幸せすぎて死にそう。潮吹くほど気持ちよくできて良かった」
ーーえ、今なんて言った?…………しお、潮?
あ、何か聞いたことあるかもしれない。そういうの出る人もいるって。
まさかさっきのはそれだったの?おしっこ、じゃなくて?出ても大丈夫なやつなわけ?
お漏らしじゃなかったのがわかり、ホッと息を吐く。
「じゃあ、次は俺の番ね」
そう言って手を握りあったまま、硬くそそり勃った剛直を私の中にぐぐっと押し当てられた。
何だかさっきよりも硬くておっきい気がするんですけど!
「っわ!っちょ!まって!」
ジョセフはゆっくりと、でも確実に奥を目指して腰を進め、私をじっと見つめてくる
「だめ、待たない。好きにする」
私の表情を観察するように隅々までじっくり見つめられ、恥ずかしくて顔を背ける。
「手、離して」
「だめ。こっち見て」
顔を隠したくて手を離そうと力を込めるが、ぎゅっと指を絡められ阻止される。
顔を背けたまま目線だけジョセフに向けると、壮絶な色気を振りまきギラギラと熱を含んだスカイブルーの瞳が、真っ直ぐに私を見つめていた。
うぎゃーー無理っ!無理!死ぬ!見ないで!
私と目を合わせたまま、ジョセフがゆっくりと腰を引き、またゆっくり奥へと差し込む。ぬちゃ、ぬちゃと、動きに合わせて、控えめな水音が聞こえる。
ジョセフが動く度に良いところにあたり、声が漏れそうになる。
下唇を噛み耐えているとそっと唇を重ねられた。
「だめ。噛まないで。声我慢しないで」
唇を優しく重ねながら、それでも腰の動きは緩めない。むしろ、少しずつ早く、大きくなっている。
「っあ、っん……っぅあっ!」
ジョセフは私が喘ぐ様子をじっと見つめたまま、キスを繰り返す。
「っあ!っまって、っん!っう、うしろから、っん、にしてっ」
「だめ、今日はこのままで」
見られるのが恥ずかしすぎて、そう懇願するも全く取り合ってくれない。
身体への愛撫は蕩けるように優しいのに、言うことは聞いてくれずなくて、全然優しくない!
いつだったか、アークさんが言っていた言葉を思い出した。
「っはぁ、サトゥの気持ちいいっていう顔見ながらしたい。………すごく、可愛い」
全否定を込めて精一杯首を横に振る。今の私の顔なんて、可愛いわけない。
涙でぐしゃぐしゃだし、顔は真っ赤だし、恥ずかしくて苦しくって変な顔になってるに決まってる。そもそも、元々の顔が大したことないしメイクもしないでエブリデイすっぴんなのに。ジョセフの目が、いや頭が?おかしくなっているに決まってる。
でも、ジョセフは本当に嬉しそうに私を見つめてくるから。
そのスカイブルーの瞳に見つめられると、吸い込まれて捕らわれて身動きとれなくなって、何も考えられなくなる。ほんのりと汗ばんだ額に、濡れて貼りついた前髪が色っぽい。
恥ずかしくて見られたくないのに、目が離せない。気持ちが溢れて、止まらない。
……好き。好き。
繋いだ手に力を込めて握り返す。
ジョセフが、はっはっと小さく息を吐きながら私の中を行き来する。
「ごめん。も、限界」
そう言ってまた唇を重ね、大きく腰をスライドされる。
奥をガツガツ突かれ、声が我慢できない。
「っあ!っあ!っあ!」
生理的な涙が溢れて止まらない。
ジョセフは眉をひそめ、余裕のかけらもない表情になるが、それでも私の瞳から目を離さない。
ラストスパートとばかりに激しく突かれると、私の中もそれに合わせて収縮し始める。
やがて、見つめあったまま二人で一緒に果てた。
二人荒い息を吐き、全力疾走した後みたいに肩で息をする。
行為は終わりを告げたと言うのに、まだ私の中にジョセフの熱を感じ、そのことにどうしようもなく心が満たされる。
好きな人とするセックスがこんなに気持ちいいなんて、こんなに幸せになるなんて。
知らなかった。
自然と笑みが込み上がり、噴き出した。
「…………っふ、ははっ。あはははっ!」
堪えきれず大きな声で笑うとジョセフは驚いて目を瞠ったが、すぐに合わせるように一緒になって笑った。
「はははっ。ふっ。あはははっ」
繋がったまま二人で笑う。
なんだか可笑しくって、幸せすぎて、私はいつまでも声を出して笑っていた。
10
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる