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32 家族水入らず
しおりを挟む「・・・んっ、ん・・・」
「ーーん、んっ」
室内にはエミリヤとヴィルヘルムの口付けの最中に漏れ出る息遣いと艶かしい声と、深い口付けによって生まれた水を帯びた淫らな音が響く。
ヴィルヘルムにとっての初めての深い口付けは、以前父親とエミリヤがソファーの上での光景がお手本になっている。あの時見た光景は一年近くの間、何度もヴィルヘルムの頭で再生されている。
エミリヤは必死なヴィルヘルムからの口付けで彼が愛を誰よりも渇望している事を理解した。エミリヤはヴィルヘルムにもっと愛されている事を感じて欲しくなった。
「・・・んっ、ヴィルヘルム様・・・そろそろ、中に挿れてください・・・」
「ーーエミリヤ・・・分かった・・・」
唇を離し上半身を起こしたヴィルヘルムはギルベルトとエミリヤの見守る中、恐る恐る秘部に男根をあてがう。少し前までギルベルトが挿れていたので入りやすそうな気もするが、余りにも浅い性知識のヴィルヘルムには中々難しい。すると、見かねたギルベルトがエミリヤの上半身を起こす様に背後に回り、エミリヤの脚を開き秘部の横に手を添え秘部の中が見える程広げた。
「ほら、ヴィル私が手伝っている間に早く挿れなさい」
「え、あっ、はいっ!!ありがとうございます!!」
「ーーーうっっ!!」
エミリヤが妊娠している間、エミリヤに自分との繋がりも作って欲しいという気持ちに徐々に支配されていた。やっと願っていたエミリヤの中に挿れる事が出来たヴィルヘルムは多幸感と、想像以上の気持ちよさに挿れただけで射精してしまう。
「・・・ヴィル・・・お前もう出したのか?」
「すみませんっっ!!つい想像以上に気持ち良くて・・・」
「仕方ないか・・・エミィ、今日は私は後ろの穴を使うぞ」
「ふぇぇっっっっっ!?きっ汚いですって!!そういうのがあるのは知ってますけど・・・」
「心配ない。執事達がオイルマッサージした時に毎回弄って無かったか?」
「なぁぁ!?何故それをっっっ!?」
「お前が淫らな身体になる様に日々仕込んでいたんだよ。私の為に頑張ってくれていたというよりは、アイツらも楽しんでやっていたみたいだからな。全く・・・」
ギルベルトは少しエミリヤを持ち上げるとヴィルヘルムに抱きつかせた。ギルベルトは話しながらエミリヤの後ろの穴の入り口にオイルを塗っている様で、エミリヤは触られたことのない場所を触られ身体を驚きで跳ねさせる。その所為で余計ヴィルヘルムに強く抱きつくと、ヴィルヘルムが背中を支え片手でエミリヤの頭を優しく撫でる。
ヴィルヘルムが小声で「・・・可愛い・・・」と呟いたが後ろの穴の事で頭がいっぱいのエミリヤの耳には届かなかった。
「・・・父上、父上はエミリヤを愛していますよね?何故スチュアートや家の執事達にエミリヤの身体を触らせるのを許すのですか?」
一度射精をしたものの少し出しただけで萎えていない男根を挿れたままエミリヤを優しく大事に抱きしめ、反対側にいるギルベルトに向かって話す。
「それは・・・。ここで詳しく説明するのは良しておくが、簡単に言えばスチュアート達は私の意思を汲んだ者たちだ。そしてエミリヤの意思も汲んでいるから私を慕ってくれているーー挿れるぞ」
「ーーひぃん゛ん゛っっっ!!!」
「ーーう゛っっっ!!」
ずっと気になっていた執事達の事はヴィルヘルムも気になっていたらしく、それに耳を貸し聞いていたエミリヤは最後の言葉に驚いたがその直後の衝撃には思わず声を上げてしまった。そして、いきなり膣内が狭まった為にヴィルヘルムも堪らず声を上げてしまう。
「っく!!・・・本で見知っただけであったが後も中々良いな・・・ヴィルが挿れてあるから両方が締め上げられる・・・。・・・3人で家族水入らずで話もできるのだから、これからはたまには3人で夜を過ごすのも良いかも知れんな」
ギルベルトはヴィルヘルムからエミリヤを離し、代わりにギルベルトがエミリヤを抱きしめベッドに横になる。ギルベルトの身体がしっかりしているので大きく安定感があり、エミリヤは安心してギルベルトに身体を預けた。
「是非っ・・・それで・・・お願いします・・・くっ・・・はぁっはぁっ・・・」
少しの間いきなりの快楽に放心状態だったヴィルヘルムはゆっくり腰を動かし始める。ギルベルトがエミリヤを上に乗せた事で体位が少し変わり深く入る。挟まれたエミリヤは前後からゴリゴリ中を擦られ喘ぎ声を出すことしか出来ない。
ギルベルトが後ろから張った胸を揉みしだき始めると、胸の先端から白い体液が溢れる。
「ヴィル、飲んでみたかったのだろう?エミィに飲ませて貰いなさい」
ギルベルトはヴィルヘルムの欲に気付いていた。
「・・・エミリヤ、飲んでいいか・・・?」
「はっ、恥ずかしいから聞かないでくださいっっ!!」
ヴィルヘルムは頬を赤く染め顔を逸らすエミリヤの胸の先端から滴る白い体液を舌で舐め取り、先端を口に含む。味わう様に舐め、吸っていたが段々と夢中で吸い始めている事にエミリヤは慌てる。
「ヴィルヘルムさまっっっ!!ちょっと強くっっ強く吸い過ぎですっっ!!ーーはぁんっっっっ!!!」
全く周りの声が聞こえていないのかエミリヤの注意にも止める事なく強く吸い上げ、そしていきなり噛まれた為に中を締め上げてしまう。先端から口を離したヴィルヘルムは、エミリヤに体重を掛けながら何度も中を往復し擦り上げる。初めての性交による快楽に目覚めてしまったヴィルヘルムは疲れる様子などない。
まだ若いヴィルヘルムの激しい求愛にエミリヤは何も考えられなくなっていた。
「ーーーエミィ、大丈夫かっ?・・・ーー私の手を握ってくれっ」
「ぎるっっ!!」
エミリヤとギルベルトが互いの手をキツく繋いだ。ヴィルヘルムが激しさを増す度にエミリヤのギルベルトを握る力が強くなる。ベッドの軋む音が大きくなり、その直後3人同時にイった。
初めての3人の行為にエミリヤが疲れているだろうからと、ギルベルトは終わらせる事をヴィルヘルムに話した。
「ーーそうですね。可愛い我が家の姫様は皆で大切にしないといけませんからね」
ギルベルトとヴィルヘルムはエミリヤを労る様に髪や頬や手や脚に口付けをする。ギルベルトがエミリヤの身体を優しく拭った後、二人も軽く拭いガウンを着る。ギルベルトがエミリヤにガウンを着せ抱き上げ、3人で夫婦用の寝室に移動し大きいベッドで眠る事にした。
疲れていたのか早々にエミリヤの寝息が聞こえ始めると、エミリヤを挟んで反対側に横になったヴィルヘルムがギルベルトに声を掛けた。
「父上、エミリヤを抱く事を許して頂きありがとうございます」
「ーーお前は若干エミィに母親の影を追っている節があるが、それ以上に女性として愛しているのだろう?私から彼女を奪わずに愛して行けるのならば、お前ならば構わんさ。・・・私は長い間彼女の事を想い続けたからな・・・。色々あったが、今は幸せだと言えるよ」
「・・・父上、今まで生まれの所為で避けて来ましたがこれからは、本当の家族としてよろしくお願いします」
「お互いあの女にめちゃくちゃにされたが、お前のことは今ではあの女とは切り離して考える事ができる様になった。今まで苦労をかけたな・・・」
「私こそ、すみませんでした・・・」
「おやすみなさい、父上」
「あぁ・・・おやすみヴィル」
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