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1.奪ってみせます!
しおりを挟む私リディア・エガートンは、2年前に未亡人の母がエガートン侯爵と再婚してこの家の娘となった。
エガートン侯爵は亡き前妻との間に娘がおり、私にはフィーナという義姉ができた。
ある日のこと。
義姉に用があり部屋へ来てみれば義姉が不在だった。
たまたま机の上に手紙が置いてあり、悪いと思いつつもチラリと見てしまったら…。
それは決して見てはいけない物だったのだ。
「僕のかわいいフィーナちゃんへっ
昨晩は久しぶりに会えて嬉しかったにゃー
早くフィーナちゃんのお膝でゴロンとして
ねんねしたいにゃー
そうしたらナデナデしてくれるかにゃ?
(甘すぎて中略)
愛しているよっ
君のルーより」
何と、婚約者ではない男から義姉フィーナへの恋文だった……!!
ルーって誰!!!
容姿、身分、頭脳…何もかも優れていて、欲しいものは何でも軽々と手に入れてしまう義姉…。
この国1番の美丈夫と名高いオルランド様という素晴らしい婚約者がいるのに!!
よりによってこんな頭の緩そうな男と不貞をしているなんて……。
オルランド様には義姉の義妹として何度か会った事があったけれど、この世のものとは思えない程美しい方だった。
口数は少なく、社交界ではその美貌に群がる令嬢も多いようだがまるで相手にせずあまり周りと関わる事も無い。それがまた令嬢達の心をくすぐるのだろう。
その姿に"孤高の騎士様"との異名がある程、皆が憧れるオルランド様。
そんな素敵な婚約者がいるのに…!!
"昨晩は"と言う事はきっと"ルー"と言う男ともう2人で会うような間柄なんだろう…。
まさかあのお義姉様は不貞をするだなんて…!
不貞するくらいならば私があのオルランド様を頂いても構わないわよね!?
それならば!!
私が義姉の婚約者、オルランド様を奪ってみせますわ!!!
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