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2.確かめてみせますわ!
しおりを挟む奪ってみせます!と言ったものの…。
どうしたら良いのでしょう?
まずはこの不貞を両親に伝え婚約解消を勧める…?
いや、でも証拠が無ければ私がデタラメを言っていると逆に不利な立場になってしまうかもしれない…。
いえ、そうなるに違いない。
だって、お義姉様はいつだって完璧。容姿端麗、品行方正…。いや、不貞をしている時点で品行方正では無いのだけれど…。世間一般的にお義姉様の評価はそうだ。
対する私は平凡で後妻の連れ子…。
どちらを信じるかは一目瞭然だ。
うーん、と自室で頭を悩ませていると扉がノックされた。
「リディアお嬢様、旦那様がお呼びです」
…お義父様が!?
も、もしかしてお義姉様の不貞の件について…!?
「わ、わかったわ!すぐに向かいます!」
返事をしてすぐに用意し、父の部屋へ向かう。
「…失礼致します…」
おずおずと部屋へ入ると、そこにはお母様とフィーナお義姉様もいた。
な、何だかフィーナお義姉様の顔を見るのが凄く気まずいわ…。
何とも言えない気持ちでいる私の顔とは反対に、お母様もお義父様もお義姉様もニコニコとしている。
「リディア、おめでとう」
お義姉様が笑顔で言う。
あれ…?私、今日誕生日だったかしら…?
思い返すがそうではなさそうだ。
「リディアももうすぐ16歳だ。ここに来て2年。侯爵家にも慣れてきただろう?侯爵令嬢として婚約者がいないのは肩身も狭い思いもしただろう。しかし、良い相手が見つかったのだ!」
確かに、15歳を越えて婚約者がいない高爵位の令嬢はあまりいない。
しかし、まだ侯爵令嬢になってから日が浅いという事で私には婚約者はいなかったのだ。嫡子では無いとはいえ、肩書は侯爵令嬢。引く手は数多だろう。
「まぁ、どなたでしょうか」
「コナンリース伯爵家のルーカス殿だ」
えっ…!?ルー?ルーカス…??
その名前に衝撃が走る。フィーナお義姉様の部屋で見つけた手紙には確かにこう書いてあった。
"君のルーより"
いや…ルがつく名前なんて沢山ある。しかしこんな偶然あるだろうか…
動揺で言葉が出ない私を心配するようにお義父様が続ける。
「な、なんだ?ルーカス殿を知っているのか?何かあったのか?」
「あ、いえ…、お話した事は無く…えっと…」
言葉に悩みしどろもどろに答えていると…
「ルーカス様の事はよく存じておりますが、とても優秀な方だと思います」
フィーナお義姉様は、私が見知らぬ人との婚約を渋っているのかと勘違いしたのか助け舟を出す。
"よく存じておりますが"…?
婚約者でもない男性の事をよく存じている……?
や、やはり手紙に書いてあった"ルー"は…いま私の婚約者に打診されているルーカス様なのか…!?
「リディアも会ったことも無い者との婚約は不安だろうな、すまない…1人で盛り上がってしまった…。まぁ、気負いする事なく1度話して見たらどうだ。急な話だが明日、ルーカス殿が挨拶に来られるようだ」
あっ明日…!?
フィーナお義姉様の不貞相手(?)と早速ご対面!?
こ、こうなれば直接会ってこの目で確かめてみせますわっ!!
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